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蔵書の「自炊」記録(4)

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 「 電子化は将来への投資 


この次に、 動機を強化したのは、

今すぐ読みたい


という欲望である。

読書好きなら、 きっと日常的に経験するだろう。

ふと、 ある本を思い出し、
読みたい欲求が抑えきれなくなる衝動を。

研究者・専門家なら、
文献を確認する必要が急きょ生じたりする。

自炊・OCR済みであれば、 いずれも造作ない。

クラウドまたはハードディスク
にアクセスするだけ。

望みはあっけなく叶う。

若干の条件を要するものの、
「 いつでもどこでも 」 は過言でない。

自炊した蔵書については、 私の場合、
本当に「 いつでもどこでも 」である。

「 自宅に帰ったら 」でなく、
その場で 即刻入手可能。

その結果、 家に縛られなくなった。

「 マイ本棚 」 を常に持ち歩いているのだから。

◇  使用 ipad mini  →  写真 

 

果てしない解放感を覚えた。

 

◆  自炊の実行により、
「 4,000冊以上の本があるから 」という言い訳が消えた。

「 商売道具なので処分不可 」との言い草も。

書籍の山を切り崩していくにつれ、
「 人生の選択肢 」が拡大した
気がする。

大好きな本が、 長年、
自分を束縛していた
ことを初めて知った。

 

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