夕飯は何?
妻・母親に対する頻出質問なのは、
日本語と同じ。
“what’s” は “what is” の短縮形で、「何?」。
“dinner”は、可算名詞と不可算名詞
を兼ねる。
語源は、古フランス語「食事をすること」(diner)。
一日のうちの主な食事を表す「正餐(せいさん)」
が、本来の意味。
したがって「昼食」が主であれば、
昼食 “dinner”、夕食 “supper”。
朝・昼よりも、夜が主要となる人が一般的
なため、「夕食」を指すのが日常使用。
その他、マイナー用法として、「定食」や
一般の食事も “dinner” と称する。
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◆ 自宅などにおける、毎日の「夕飯」は、
不可算名詞。
毎日の習慣として、抽象的にとらえているから。
よって、無冠詞が通例。表題がこの例。
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定冠詞 “the” を入れる場合もあるが、
不定冠詞 “a ” はない。
◆ 一方、可算名詞になるのは、
「晩さん会」や結婚式などの「祝宴」。
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ほとんどがレストランや会場など、
正式な場で行われる。
【例】
・ “hold a dinner”(晩餐会を催す)
・ “a bridal dinner”(結婚披露宴)
毎日の習慣ではなく、特別なイベントと
して数えられるため、可算となる。
この場合は、”a” をつける。
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◆ “What’s for dinner ? ”
は言いやすく、聞き取りやすい。
家族間の日常挨拶とも言える。
昼食なら、”What’s for lunch ? ”
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◆ 男性職員の<帰るコール>時に
見かける “What’s for dinner ? ”
女性職員が使う姿を私は見たことない。
食事は、女性が用意するからだろうか。
小・中学生の場合は、男女不問でばんばん出てくる。