本当に、本気で
主に口頭で使う。
平易な表現だが、ビジネスでも使う。
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“real” には、名詞・形容詞・副詞がある。
語源は、ラテン語「実物」(res)。
名詞以外は多義でなく、本義の「現実」に共通
する意味がほとんど。
基本的意味は、
– 名詞「現実」「実態」
– 形容詞「本当の」「本気の」「現実の」
– 副詞「本当に」「まったく」
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◆ “for real” の “real” は、
形容詞「本当の」「本気の」。
口頭中心だが、文面でも使える。
目的・意向の前置詞 “for”「~として」を伴い、
「本当として」→「本当に」
「本気として」→「本気で」
◆ 2語完結の疑問形 “For real?” は、
“Really?”
“Seriously?”
(本当?)(本気?)
と同じ用途。
◆ 「本当」、「本気」とも頻度は高い。
2語完結の “For real?” でも、
そうでない “for real” でも、
文脈から「本当」「本気」を区別する。
もっとも「本当」と「本気」は、
「まこと」という意味で重なり、
区別があいまいなケースが多々ある。
厳密に分ける必要のない場合も少なくない。
「本当」と「本気」、
両方とも “for real” で表現できる。
便利で頻出なので、ぜひ身につけておこう。
“Try for real this time.”
(今回は本気でやれ。)
“It happened to me for real.”
(私の身に本当に起きたことです。)
“Are you getting married for real?”
(本当に結婚するの?)(本気で結婚するの?)
“I’m asking you for real.”
(本気で頼んでいるのです。)
“I am quitting for real.”
(本気で辞めます。)(本当に辞めます。)
【類似表現】
“get real”
https://mickeyweb.info/archives/1825
(現実的になる、本気になる)
“real quick”
https://mickeyweb.info/archives/11382
(今すぐに、ささっと)
【関連表現】
“I mean it.”
(私は本気で言ってます。)