本は重く、 場所をとる。
蔵書が 4,000冊以上 に達し、 かつ増える一方となると、
その維持管理が深刻な悩みをもたらす。
2010年、 私は蔵書の電子化 ( 以下「 自炊 」、 外注分も含む )
の準備に着手した。
そして6年後、 2015年12月より本格的に実行した。
通訳翻訳者という職業に加え、 読書を無上の喜びとする自分にとって、
いつでも気兼ねなく利用できる蔵書は欠かせない。
むやみに処分すれば、
人生と仕事の質が落ちると断言できる。
屋内に増殖し続ける本を手放すことなく、
生活スペースを守るにはどうすればよいか。
準備期間6年を経て、 ようやく辿り着いた 「 自炊 」 の経緯を、
これから記録していきたいと思う。
< 本読み > の皆様のご参考になれば幸いです。