ごみ出しをする
直訳は「ごみを持ち出す」で、そのまんま。
4語ワンセットで、丸ごと覚えるとよい。
アメリカのホームドラマや映画を観ていると、
実によく出てくる表現。
パートナーや子による<家事手伝いの代名詞>。
同格の “do the dishes”(皿洗い、後述)
よりも、嫌がられるようである。
この表現を聞くたびに、文化の違いを感じる。
「ごみ出し」をお手伝いの代表と考える感覚は、
日本の家庭では一般的でない気がする。
ごみをまとめ、屋外に出すだけ。
これが家事と称するほどの負担か、と考えてしまう。
電子レンジ、乾燥機、食洗機などのキッチン家電は、
日本より10~30年も早く一般家庭に普及した。
「ごみ出し」は、今なお人手に頼る数少ない家事である。
家庭内の衛生維持のために、緊急かつ重要。
汚物の処理であり、不快指数は高い。
だから、家事のお手伝いといえば、まず「ごみ出し」。
アメリカの家庭における、その奇妙に高い位置づけ
の理由は、こんなところだろうか。
- “I’ll take out the trash real quick.”
(今すぐごみを外に出します。)
– - “Go take out the trash.”
(ごみを外に出して。)
【関連表現】
“take out”
https://mickeyweb.info/archives/2317
(取り除く)
“take it out on – ”
https://mickeyweb.info/archives/751
(~に八つ当たりする)
“do the dishes”
(皿洗いをする)
※ “wash the dishes” のこと。
“do” は、他動詞「する」。
日常口語として、
– アメリカ英語:do the dishes
– イギリス英語:do the washing-up