えっと。うーん。
“Let’s see.” は ”Let us see.” の省略形。
“Let’s see.” と 2語で完結する場合–
自分の発言前に少し考えたり、思い出したり、
「ちょっと考えさせて」
と間(ま)をもたせる時
に用いられる。
–
◆ “Let me see.” と同じ機能を果たす。
- えっと。
- そうですね。
- うーん。
- どれどれ。
人称代名詞の目的格が、複数 “us“(私たちに)
か 単数 “me“(私に)かの違いのみである。
ー
◆ “see” には、他動詞と自動詞がある。
語源は、古英語「見る」(sēon)。
動詞 “see” の特色は、「見る」にとどまらない点。
他動詞も自動詞も、意味が多義に渡る上、
大半の用法が日常的に多用される。
動詞 “see” が、最重要・最頻出の基礎単語なのは、
言うまでもない。
LDOCE6(ロングマン)の指標によれば、
- 重要度:最上位 <トップ3000語以内>
- 書き言葉の頻出度:最上位 <トップ1000語以内>
- 話し言葉の頻出度:最上位 <トップ1000語以内>
全項目が英単語として最高ランクに位置する。
–
◆ “Let’s see.” では、 自動詞「考える」。
「私たちに考えさせて」くらいの意。
常套句の場合、文法的なことは考えすぎずに、
使い慣れることが先決である。
“Let’s see. Oh, I found my name here.”
(どれどれ。 あっ、ここに自分の名前が載ってたよ。)–
–
【類似表現】
“We’ll see.”
https://mickeyweb.info/archives/17567
(そのうち分かる。様子を見てみよう。)