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Have no say in -

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~について発言権がない

“I have no say in this.”
(この件について、私には発言権がありません。)

話し合いで時たま聞く発言である。
<だから自分は何もできない>と示唆する。
さらりと案件をかわす感じで、
逃避的な印象は与えにくい。
この常套句の利点であろう。

ポイントは “say”。
他動詞・自動詞・間投詞・名詞があり、
ここでは名詞。

– 他動詞「言う」「書いてある」
– 自動詞「言う」
– 間投詞「ねえ」
– 名詞「意見」「発言権」
————————————
名詞 “say” は、不可算名詞かつ単数名詞
動詞 “say” よりも、マイナー用法で使用頻度は低い。
そのため、”say” の名詞用法を知らない学習者も多い。
よい機会なので、ここで覚えてしまおう。

◆ 通常用途は、次の4パターン中心。
1)”have no say in – “ ※表題、最頻出
2)”have little / some say in – ”   ※ その他の比較級も可
(~について発言権がほとんどない・少しはある)
3)”have the final say”(最終決定権を持つ)
4)”have your say”(自分の意見を言う)
※ “your” の代わりに、人称代名詞の所有格
my / his / her / their / our も可
————————————

“say” 直後の前置詞「~について」は、
in” の他に、”on“、”about“、”over” などを使える。
また、”have” は主語と時制で変わる(has、had)。

それぞれ例文を挙げる。

1)
“I have no say in the vote.”
(その投票について、私に発言権はない。)
“She has no say in this issue.”
(この問題について、彼女に発言権はない。)
“You have no say about my life.”
(私の人生について、あなたに発言権はない。→ 口出しするな。)

2)
“Teachers have little say over this matter.”
(この問題について、教師たちに発言権はほとんどない。)
“I have some say in my son’s life.”
(息子の人生への発言権は少しはある。)
“He has the most of the say.”
(彼に大方の発言権がある。)

3)
“The CEO has the final say about budgets.”
(予算についてはCEOに最終決定権がある。)
“I have the final say on my life.”
(私の人生の最終決定権は私にある。)
“The leader has the final say.”
(リーダーに最終決定権がある。)

4)
“He had his say and left the room.”
(彼は自分の意見を言って、退室した。)
“Have your say and let us know.”
(あなたのご意見をお聞かせください。)
“Let the students have their say.”
(学生たちに意見を言わせよう → 学生たちの言い分も聞こう。)

 

 

 

 

 

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