人々に救いの手を差しのべる
“reach out” は「手を伸ばす」。
「救いの手を差しのべる」という意味を伴う。
ボクシングの「リーチ」(reach) は名詞だが、
「手を思い切り伸ばす」点で、イメージは共通する。
ここでの “people” は「不特定多数の人々」。
特定の人でなく、見知らぬ他人。
“people” の直前に何らかの形容詞が入る場合が多い。
- “reach out to poor people”
(貧しい人々に手を差しのべる) - “reach out to foreign people”
(外国人に手を差しのべる) - “reach out to cancer patients”
(がん患者に手を差しのべる)
日本語の「手を差しのべる」という表現には、
「情けをかける」「哀れみをかける」という、
どこか「上から目線」の感がしなくもない。
一方、”reach out to people” は、
すっきりさわやかで恬淡な感じ。
「さあ、みんなで助け合いましょう!」
そこにあるのは希望であり、明るく元気な余裕。
暗さはない。
アメリカの公共広告に年中出てくるフレーズである。
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【関連表現】
- “outreach”
名詞「手を伸ばすこと」「支援活動」
他動詞「~を越える」
自動詞「手を伸ばす」※ まれ
– - “outreach effort”
公共福祉のための支援活動
– - “You have my support.”
https://mickeyweb.info/archives/30579
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