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Out of proportion

      2025/03/04

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つりあいがとれていない

” out of ”  と  ” proportion ” の 組み合わせ で、
「 釣り合いから外れている 」。

” out of ” も ” proportion ” も、基礎英語の範疇。
–
たとえ ” out of proportion ” という熟語を知らなくても、
中級学習者 であれば、初見で意味を推測できるはず。
ー

◆  ” out of –  ” の意味はいくつもあるが、
熟語用途で最も基本となる意味合いは、

” out of – “

  • 副詞  ” out “( 外れて )
  • 分離の前置詞  ” of “( ~ から )
    で、 「 ~ から外れて 」

–
◆  日常生活でよく見聞きする 「3語熟語」
の  ” out of ” は、次の通り。

  1.  out of balance
    (不均衡)
    –
  2.  out of business
    (失業した、 廃業した)
    –
  3.  out of character
    (柄にもない)
    –
  4.  out of control
    (コントロールできない、手に負えない)
    –
  5.  out of context
    (文脈から切り離して)
    –
  6.  out of court
    (法廷外で、 示談で)
    –
  7.  out of danger
    (危険から脱して)
    –
  8.  out of date
    (期限切れの、 時代遅れの 、 無効の )
    –
  9.  out of doors
    (屋外で)
    –
  10.  out of fashion
    (時代遅れ)
    –
  11.  out of focus
    (焦点がずれている)
    –
  12.  out of hand
    (手に負えない)
    –
  13.  out of mind
    (正気を失う)
    –
  14.  out of money
    (金がない)
    –
  15.  out of office
    (オフィスにはいない)(不在中)
    –
  16.  out of order
    (故障した、 不適切で、 順序がばらばらで)
    –
  17.  out of place
    (場違いの)
    –
  18.  out of pocket
    (自腹を切って)
    –
  19.  out of print
    (絶版の)
    –
  20.  out of question
    (疑いがない)
    →  out of the question
    (問題外である、 不可能である)
    –
  21.  out of reach
    (手が届かない)
    –
  22.  out of season
    (季節外れの)
    –
  23.  out of service
    (使用不能)
    –
  24.  out of sight
    (見えなくなる)
    –
  25.  out of stock
    (在庫切れ)
    –
  26.  out of sync
    (同調しない)
    –
  27.  out of touch
    (実態を把握していない、 無関心、 音信不通)
    –
  28.  out of town
    (不在の)
    –
  29.  out of view
    (見えなくなる)
    –
  30.  out of work
    (失業した)

–
あえて「 3語 」の常用熟語ばかり、30個挙げてみた。

どれも「 外れている 」感じがするだろう。

この感覚が何となく体感できれば、英語に馴染んでいる。

自信をもってよい。   初学者は、まだ何も感じない。
–

◆  次に ” proportion “。

【発音】   prəpɔ́ːrʃən
【音節】   pro-por-tion  (3音節)

名詞と他動詞がある。

語源は、ラテン語「均整」(prōportiō)。
この語源を貫く意味合いが中心となるため、
理解はそう難しくない。

その上、カタカナ「プロポーション」が
日本社会に定着済みである。
–

–
プロポーション(英 proportion)


1.  割合。比。比率。
2.  均衡。つりあい。
3.  特に、肉づきや身長など、からだつき全体の
つりあい。均整。
( 精選版 日本国語大辞典 )

【発音】   prəpɔ́ːrʃən
【音節】   pro-por-tion  (3音節)

–
1~3の全語釈が、 英語の名詞と重なる。

カタカナで 「 プロポーション 」 と言えば、
まず官能的なイメージが頭をよぎるかもしれない。

確かに一般社会では、3が突出した印象がある。

もともと「2. つりあい」から「3. 体の均整」の流れで派生したもの。

本来はエロスと無縁。

上の国語辞典に加え、”proportion” の基本的意味は、

–  名詞「大きさ」「広さ」「比例」
–  他動詞「比例させる」「調和させる」「配分する」

名詞には、可算と不可算がある。

表題は不可算名詞「つりあい」。
「バランス」とほぼ同義。

この用法の “balance” は同じく不可算名詞。

“out of proportion” で「つりあいから外れる」。

均整のとれていない体つきにも使うので、
これを足がかりに覚えてもよい。

例えば、

  • “His head is out of proportion with the body.”
    (彼の頭は体とバランスが悪い。)

 

 

人の容姿をとやかく言うのは卑しい行為だが、
学習のために卑近な例を用いることは許されるだろう。

何より視覚に訴えるため、とても分かりやすい。

先の例文は、頭が大きすぎるのか、小さすぎるのか不明。
とにかく、均整がとれていないことを指摘している。

同様に、

  • “That ball seems out of proportion
    with the height of players.”
    (あのボールは、選手の背丈に合ってないように見える。)

–

ボールが大きすぎるのか、人が小さすぎるのか分からない。

バランスが悪く、不釣り合いなのは確か。

” out of proportion ” と表現する際は、不満を示す のが普通。

「 バランスがとれていない 」 「 合っていない 」と
日本語で表現する場合と同じ。
–

–
out of (all) proportion

too big, great, or strong in relation to
something.

( LODCE6、ロングマン )
–
※  下線は引用者

–
下線部 「 何かとの関連で 」 とあるように、
視点は  相対的なつりあい  にある。
–
単独ならば、評価が違ってくる可能性もある。

「 何かとの関連で 」 なので、 続く前置詞は、
関連の ” to ” または ” with ” で「 ~ に対して 」。

  • “This penalty is out of proportion to the offense.”
    (この処罰はその罪と釣り合っていない。)
    –
  • “His spending is out of proportion to his wage.”
    (彼の出費は給料と見合っていない。)
    –
  • “The cost was out of proportion to the budget.”
    (そのコストは予算に見合ってなかった。)
    –
  • “That would be out of proportion with the others.”
    (それでは他との均衡がとれない。)
    –
  • “Such fear is out of proportion with the reality.”
    (その不安は現実的でない。)ー

◆  “out of proportion” の直前に、 他動詞 “blow”
を置くと、「大げさにする」の意味合いになる。

 

【反意表現】 –   ※  辞書にはあるが、普段は見聞きしない印象

  • “keep in proportion”
    (相応に対処する)”This problem should be kept in proportion.”
    (この問題は相応に対処すべきだ。)

 

 

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