ざまあみろ。
“It serves you right.” または
“That serves you right.” の省略形。
“It” (それは)+ “serves you”(あなたに報いる)+
“right”(正しい)
で、直訳は「それはあなたに正しく報いる」。
“It” や ”That” は、当人の身に降りかかっている災難を指す。
過去形 “served” ではなく、現在形 “serves” だから、
「今まさに憂き目」である。
「正しく報いる」→「当然の報い」だから、
「ざまあみろ」。
「自業自得」「罰が当たった」と
相手に思い知らせるのが趣旨。
不幸が相手の身に及んでいるのを見聞きしてから、
直接本人(”you”)に対し、
「ざまあ」と言い放つのだから、酷である。
面罵であり、日本語同様、品のよい言葉とは言えない。
グサリと胸を刺す、残酷な響きの3語フレーズ。
苦境にある受け手には、相当の痛手となるだろう。
結果的に、深い恨みを買ってしまう可能性が生じる。
自ら運を落とさないようにするため、このような
ネガティブ言葉は、なるべく使わない方がよいだろう。
【類似表現】
“What goes around comes around.”
https://mickeyweb.info/archives/1038
(因果応報。因果は巡る。)
“You are asking for trouble.”
https://mickeyweb.info/archives/1995
(後でトラブルになるよ。)
“You asked for it.”
https://mickeyweb.info/archives/4660
(ご自分で招いたことです。自業自得ね。)
“Self-inflicted”
https://mickeyweb.info/archives/9002
(自ら課した、自ら招いた)
“You reap what you sow.”
(自分でまいた種は自分で刈り取る)
※ “reap”(自他動詞=刈り取る、ここでは自動詞)
※ “sow”(自他動詞=種をまく、ここでは自動詞)