今度の、次回の
「これからやってくる」を意味する形容詞。
名詞の前に限り用いられる。
この1語を加えると、「迫りくる」という
軽い緊迫感(プレッシャー)を醸し出せる。
相手に対するさりげない “reminder” としても便利。
“coming up”(やってくる)の語順を転換し、
形容詞にしたのが語源。
形容詞としての初出は、1940年代。
“upcoming”
happening soon.
(ロングマン、LDOCE6)
【発音】ʌ́pkʌ̀mɪŋ
お互い既知の話題についての「今度の」
であれば、冠詞は “the” 。
特定の案件でなく、一般論としての「次回」
を指すなら “an“。
日常的には冠詞の区別が厳密でない場合もあるが、
“the” を伴う方がはるかに多い 印象。
不特定の「次回」よりも、旬な共通話題に
用いる “upcoming” が普通だからである。
- “Please be prepared for the upcoming party.”
(迫りくるパーティのために準備をお願いいたします。)
ー - “Let’s get together for the upcoming event.”
(今度のイベントのために集まりましょう。)
ー - “I would love to see you on the upcoming birthday”
(今度の誕生日にぜひお会いしたいです。)
ー - “Most students are unaware of upcoming tuition changes.”
(ほとんどの学生は、今度の授業料の変更を知らない。)
ー - “Give me a heads-up so I can prep for the upcoming exam.”
(入試準備したいので注意点をお知らせください。)
ー - “I have to study until an upcoming test”
(次回のテストまで勉強しなければ。)
→ 単純に次のテストを指す
ー - “I have to make this for an upcoming busy day.”
(忙しい日に備えて、これを作っておかなければ。)
→ 特定日でなく、いつか来るはずの多忙に備える趣旨
ー
ー
【関連表現】
“ongoing” ※ 形容詞
(進行中の)
– “an ongoing investigation”
(進行中の調査)
“up and coming”
https://mickeyweb.info/archives/16130
(新進気鋭の、前途有望な)