Please be aware that –
2021/01/13
~ にご留意ください。
読み手の 注意を喚起 するための常套句。
率直な意味は「 知っておいてくれ 」。
< 注意書き > や < 免責事項 > として、
堅めの文書によく出てくる。
□ Please be aware
□ Be aware
- ご留意ください
- ご承知おきください
- ご注意ください
これら3つが主な和訳である。
- “Please be aware of the following updates.”
(以下の最新情報にご留意ください。)
◆ “aware” の品詞は、形容詞のみ。 – 動詞はない。
-
“aware” は形容詞であり、動詞ではない。
-
“aware” に動詞はない。
形容詞だから「状態」 を示す。
–
「 知っていて 」
「 気づいていて 」
「 承知していて 」
こんな状態。
語源は、古英語「注意深い」(gewær)。
–
【発音】 əwέər
【音節】 a-ware (2音節)
「アウェァ」などと聞こえ、「R」は目立たない。
–
反意語は、接頭辞 “un“(~でない)を加えた “unaware“。
【発音】 ʌ̀nəwέər
【音節】 un-a-ware (3音節)
「 知らない 」「 気づかない 」状態。
–
◆ “aware” も “unaware” も、
自らが「文の要素」となる「叙述用法」
の形容詞。
すなわち、叙述形容詞(predicative adjective)である。
英和・和英では「叙述」、英英では “not before noun”
などと表記されている。
COBUILD(コウビルド)を含む、Collins(コリンズ)系辞書の場合、
“v-link ADJ” で “the adjective is used after a link verb” の意。
同じく「叙述形容詞」を示唆する。
対をなすのは、名詞を直接修飾する「限定用法」の形容詞。
“a link verb” とは「連結動詞」。
【参照】 ※ 外部サイト
- 英語の形容詞の用法は2つ
→ 「限定用法」と「叙述用法」
– - 日本語の形容詞の用法は3つ
→ 「限定用法」と「叙述用法」と「副詞的用法」
◼︎ 形容詞 “aware” は、英単語全体から見ても、
最頻出 かつ 最重要。
以下の全3項目において、最高ランク。
- 重要度:最上位 <トップ3000語以内>
- 書き言葉の頻出度:最上位 <トップ1000語以内>
- 話し言葉の頻出度:最上位 <トップ1000語以内>
さらに、<Academic Word List>(※)入りしている。
※ 英語圏の大学教科書の頻出単語570語
(以上、ロングマン LDOCE6 の表記より)
–
◆ しかし、”aware” は日本の学校教育で軽視されている模様。
日本人にとって、使い方が分かりにくいことが一因である。
■ 意味の似た次の 動詞 と比較すれば、
形容詞 “aware” の扱いにくさに気づく。
- know (知っている、他動詞・自動詞)
→ 事実・真実として知っているものと確信
– - learn (知る・学ぶ、他動詞・自動詞)
→ 知識・情報を得て学習する
– - understand (理解する、他動詞・自動詞)
→ 「含み」までも十分に知るほど深く認識
– - notice (気づく、他動詞・自動詞)
→ 変化などをさっと感知
– - perceive (知覚する、他動詞・自動詞)
→ 五官でとらえた五感を幅広くカバー
※ perceive で 『日国』 用いて詳述、 図入り
–
- realize (悟る、他動詞・自動詞)
→ 物事の本質までじっくり理解し、はっきり自覚
–
- recognize (思い出す・認める、他動詞)
→ 既知の知識・記憶と一致し、あっと思い出す
※ 自動詞はまれ
意味が重なるため、動詞と形容詞を混同してしまう。
ここでつまずく日本人学習者は少なくない。
◇ 私たち日本人には、さっぱり飲み込めない英単語が、
動詞のような意味合いの形容詞
どう考えても、”aware” は 動詞 に思えるのだ。
–
◆ この問題については、”vocal about” で考察した。
■ 英語の形容詞を、日本語の形容詞に置き換えても、
日本語として不自然になることが多いため、
もっと分かりやすい動詞として和訳する傾向
がある。
■ 日英では、言語系統が大きく異なる。
言語が違いすぎるため、英語の形容詞は日本語の
動詞に転換 しないと通じないことが多々ある。
–
■ すんなり通じることが大切で、品詞は不問。
こうした工夫が、結果的に混乱を招いている。
◇ 具体例など、詳しくは “vocal about” へ
概ね、動詞の方が感覚的に理解しやすい。
幼児の言語習得プロセスでも、動詞が先。
“aware” は、
「気づいている」状態(→ 形容詞)
「気づく」行為(→ 動詞)ではない
だが、和訳すると同然で、見分けがつかず、混乱
–
◆ 類語の筆頭は、” conscious “(意識している)。
これも、状態を表す形容詞。
–
『ランダムハウス英和大辞典 第2版』
“conscious” (アプリ版)より転載
□ conscious 【発音】 kɑ́nʃəs 【音節】 con-scious (2音節)
□ cognizant 【発音】 kɑ́gnəzənt 【音節】 cog-ni-zant (3音節)
- “We should be cognizant of the risks around us.”
(自分の周囲の危険を認識するべきである。)
どちらも形容詞。 動詞ではない。
意識する「行為」ではなく、意識している「状態」ということ。
だが、和訳すると同然で、見分けがつかず、混乱
–
【参照】
・ “sick” は名詞でなく、形容詞
・ “dead” は動詞でなく、形容詞
・ “vocal” は動詞でなく、形容詞
・ “limbo” は形容詞でなく、名詞
◆ 形容詞なので、”be動詞“(黒の下線部)に続くのが、
最多パターン。
- “I think I am aware of his problems.”
(彼の問題は分かっているつもりだ。)
– - “She was aware that he was wrong.”
(彼女は彼が間違っていることに気づいていた。)
– - “We were well aware that Mom was very sick.”
(母が重病だということは、私たちはよく分かっていました。)
– - “I am fully aware of the danger.”
(その危険は十分に承知しています。)
– - “Are you aware of the situation ? ”
(その状況をご存知ですか?)
– - “My boss was not aware of the situation.”
“My boss was unaware of the situation.”
(上司はその状況を知りませんでした。)
– - “I am aware of this issue.”
(この問題に私は気づいています。)
– - “He is very aware of her drug abuse.”
“He is well aware of her drug abuse.”
(彼は、彼女の薬物乱用について、重々承知している。)
– - “They were aware of the possibility of infection.”
(彼らは感染の可能性を知っていた。)
– - “My professor is very much aware of what’s going on around the world.”
(世界中で何が起きているか、教授はとてもよく知っている。)
– - “He was not aware of this law.”
“He was unaware of this law.”
(彼はこの法律を知りませんでした。)
– - “Most students are not aware of upcoming
tuition changes.”
“Most students are unaware of upcoming
tuition changes.”
(ほとんどの学生は、今度の授業料の変更を知らない。)
– - “We were not aware of the prohibition on duplication.”
“We were unaware of the prohibition on duplication.”
(我々は複写禁止について知りませんでした。)
– - “We are aware of the media reports and are cooperating with authorities.”
(我々はメディア報道について知っており、当局に協力しています。)
– - “As you all are well aware, we cannot predict
when this pandemic will come to an end.”
(皆様もよくご存じの通り、このパンデミックが
いつ終わるか誰にも予測できません。)
◆ では、なぜ「形容詞なので、”be動詞” に続く」のか。
日本語の形容詞との違いをおさらいしてみよう。
日本語の形容詞は用言の一つで、
単独で述語 になることができる。
- 私は悲しい。
- 彼女はきれい。
- それが楽しかった。
太字は形容詞。
「は」と「が」は、助詞(postpositional particle)。
名詞・代名詞の後ろに置き、
他の語との文法的関係を示す語。
前置詞(preposition)の反対の 後置詞(こうちし)。
それが、日本語の助詞。
◇ 『日国』の語釈全文を後掲
–
一方、英語の形容詞は「be動詞」などの
助けを借りないと、述語になれない。
日本語の形容詞に比べて、
力が弱いから。
- I am sad.
- She is beautiful.
- It was fun.
黒の下線部が “be動詞“。
※ 「be動詞」= be、am、was、been、will be、is、were、are
要するに、英語の形容詞は、
弱すぎて述語として自立不能。
–
先述の文例を比べると、
<日本語の形容詞> 単独で述語 ○
強くて独立しているので、「助詞」が欠けても可。
少なくとも「話し言葉」なら、大抵問題ない。
△ 私、悲しい。
△ 彼女、きれい。
△ それ、楽しかった。
–
<英語の形容詞> 単独で述語 X
弱くて依存しているので、「be動詞」などは不可欠。
よって、以下は完全に間違い。
X I sad.
X She beautiful.
X It fun.
–
◆ “aware” の場合、次のいずれかと組むのが通例 (※ 後述)。
動詞に 「助けを借りる」 ためである
→ 英語の形容詞は、ひ弱で「自立」できず
片や、日本語の形容詞は、力強く「自立」できる。
-
be動詞(上掲)
-
自動詞 “become“(~になる)
-
自動詞 “seem“(~のように見える、思える)
以上、英文法の基本。 ぜひ押さえておきたい。
–
■ “please” は、<お願い>の副詞または間投詞
「どうか」「どうぞ」
–
「間投詞」(interjection)とは、
感動や応答を表す語で、
単独で文となりうる呼掛け言葉。
【例】 ”Oh ! “、”Oops ! “、”Alas ! “、
“Whoa ! “、”Gross ! ”、“Welcome back ! ”、
“Check!”、”Well done ! ”、”Barf ! ”
■ “be” は、状態の自動詞「である」
※ 命令の自動詞「~しなさい」や
助動詞「~してください」との解釈もある
よって、”please be – ” は、
「どうか~であってください」。
【例】
“Please be quiet“(どうか静かにして)
“Please be patient” (どうか辛抱して)
同様に、”Please be aware” は、
「どうか知って」
「どうか気づいて」
転じて「どうかご留意ください」
※ 黒の下線部 → すべて形容詞
–
◆ “Please be aware that – ” は、決まり文句。
したがって、あまり考えすぎずに、
<4語ワンセット>で丸ごと覚えるとよい。
- “Please be aware that your order can be canceled.”
(ご注文がキャンセルされる場合がありますのでご留意ください。)
– - “Please be aware that there may be a delay.”
(遅延が生じる場合がありますのでご留意ください。)
– - “Please be aware that security cameras are in use.”
(防犯カメラが作動しているのでご留意ください。)
◆ ご参考までに、上述の例文すべてを、本来の形容詞に忠実に
直訳してみる。
あえて「 状態を表す形容詞 」の持ち味を丸出しにすると、例えば、
- “Please be aware of the following updates.”
△(以下の最新情報に留意した状態でいてください。)
– - “I think I am aware of his problems.”
△(彼の問題について、私自身は分かっている状態だと考える。)
– - “She was aware that he was wrong.”
△(彼女は彼が間違っていることに気づいている状態だった。)
– - “We were well aware that Mom was very sick.”
△(母が重病だということは、私たちはよく分かっている状態でした。)
– - “I am fully aware of the danger.”
△(私はその危険を十分に承知している状態です。)
– - “Are you aware of the situation ? ”
△(あなたはその状況をご存じの状態ですか?)
– - “My boss was not aware of the situation.”
“My boss was unaware of the situation.”
△(私の上司はその状況を知らない状態でした。)
– - “I am aware of this issue.”
△(私はこの問題について知っている状態です。)
– - “He is very aware of her drug abuse.”
“He is well aware of her drug abuse.”
△(彼は、彼女の薬物乱用について、重々承知している状態です。)
– - “They were aware of the possibility of infection.”
△(彼らは感染の可能性を知っていた状態だった。)
– - “My professor is very much aware of what’s going on around the world.”
△(世界中で何が起きているか、教授はとてもよく知っている状態です。)
– - “He was not aware of this law.”
“He was unaware of this law.”
△(彼はこの法律を知らない状態でした。)
– - “Most students are not aware of upcoming tuition changes.”
“Most students are unaware of upcoming tuition changes.”
△(ほとんどの学生は、今度の授業料の変更に気づいていない状態です。)
– - “We were not aware of the prohibition on duplication.”
“We were unaware of the prohibition on duplication.”
△(我々は複写禁止について知らない状態でした。)
– - “We are aware of the media reports and are cooperating with authorities.”
△(我々はメディア報道について知っている状態で、当局に協力しています。)
– - “As you all are well aware, we cannot predict
when this pandemic will come to an end.”
△(皆様もよくご存じの状態におられるように、
このパンデミックがいつ終わるか誰にも予測できません。)
– - “Please be aware that your order can be canceled.”
△(ご注文がキャンセルされる場合がありますので、
承知している状態でいてください。)
– - “Please be aware that there may be a delay.”
△(遅延が生じる場合がありますので、承知している状態でいてください。)
– - “Please be aware that security cameras are in use.”
△(防犯カメラが作動しているので、承知している状態でいてください。)
–
いかがだろう。
意味は分かるけど、やや回りくどくて不自然な感じか。
もとの英語に素直に訳すと、こっちの方が、むしろ正確。
まさしく「形容詞」の素顔である。
動詞を用いた、先ほどの和訳と見比べていただければと思う。
◆ 英語の形容詞を日本語にする際、多くの場面では、
形容詞「〇〇の状態」のままよりは、
動詞にしてしまった方が
自然な日本語になるので
日本語ネイティブには理解しやすい。
和訳時の動詞転換 の結果、
日本人学習者が混迷脱落しがちなのが、こういう
動詞のような意味合いの形容詞
→ “aware” はその代表例
※ 具体例など、詳しくは “vocal about” へ
–
◇ 「形容詞」のままだと分かりにくいからと、
勝手に「動詞」で和訳した挙句、頭がごちゃごちゃ
日本人向けの「自己本位」な和訳が招いた悩み。
とはいえ、受け手(聞き手・読み手)が日本語母語話者ならば、
形容詞の動詞転換は当たり前。
◇ 動詞のような意味合いの形容詞 の「悩み」
–日本語をよく知らない 英語ネイティブには–
–把握しきれず、解説も解決も不可能に近い—
お互いに、なんで分からないのか、分からない。
英語学校で頻発するトラブルのパターンである。
■ 日本人の英語教師は、いつの時代も 必須 の存在
両言語の違い を、日本語で教える能力があれば強い
一般的な英語母語話者の教師にとって、これは相当難関。
それゆえ、英語はもちろん、母語の日本語も常日頃から真剣に
学習し、盤石な日本語知識を身につけると、確実に有利となる。
日本人教師の皆様は、気後れせず、堂々と教えていただければと願う。
–
◆ 意味さえつかめれば、十分なのが世間一般。
英語学習者と異なり、品詞の種類は考えない。–
つまり、「気づいている状態」か「気づく行為」かなんて、
どうでもよくて、「気づいている」ことだけ知れればOK。
・ 「気づいている状態」 → 形容詞
・ 「気づく行為」 → 動詞
–
だが、和訳すると同然で、見分けがつかず、混乱
このような一般人の感覚で英語学習を続けていくと、
日本語ネイティブの場合、必ずといってもよいほど、
「 動詞のような意味合いの形容詞 」でひっかかる。
それでも、日英の形容詞の差異を「実感」できるように
なってくると、混乱していた原因がすっきり見えてくる。
実は、さして難しい内容ではないのだ。
初学者・初級者を卒業し、中級学習者にふさわしい実力
を積み重ねていけば、無理なく会得できるようになる。
一度、すとんと腑に落ちれば、悩んでいた過去が不思議に思える。
ネイティブ教師には説明しがたい、日本人初学者の数々の疑問に、
少しずつ解答できるようになってくるのが、中級学習者の頃。
自信がぐっと深まり、英語が一段と楽しくなってくる。
逆に、これまで述べてきた「形容詞」のからくりが不得要領だと、
なかなか先に進めない。
これぞ挫折の典型的な流れ。
とりあえず、
英語の形容詞は自立できない → 「動詞」必要
これだけ覚えておこう。
–
–
◆ “aware” のような重要単語の場合、組むべき単語は、
「コロケーション辞典(連語辞典)」
を調べれば、きちんと明記されている。
この場合、「組むべき単語」が「コロケーション=連語」。
繰り返すと、
「自立」できる日本語の形容詞と異なり、
単独で「述語」になるには弱すぎるため、
英語の形容詞には、動詞が欠かせない
■ 代表格の『オックスフォード コロケーション辞典』がこちら。
“Oxford Collocations Dictionary for
Students of English“ (アプリ版)より転載
※ 漢字は追加
また、学習英英辞典(EFL辞典)にも併記されている。
英語学習者用に特化されている学習辞書の強みであり、大変便利。
特に、“LDOCE” と “OALD” は、コロケーション満載。
- ロングマン現代英英辞典(LDOCE)
- オックスフォード現代英英辞典(OALD)
- ケンブリッジ現代英英辞典(CALD)
- コウビルド英英辞典(COBUILD)
ー
【参照】
・ LDOCE(ロングマン現代英英辞典)
・ 辞書の「自炊」と辞書アプリ
・ 英語辞書は「紙」か「電子版」か
–
【実例】 ※ 辞書アプリの転載あり
“threshold“、”damage“、 “scrutiny“、
“backdrop“、”paperwork“、”struggle“、
“downfall“、”bombshell“、”alternative“、
“feasible“、”disparity“、”presence”
–
【類似表現】
“Please be advised that – ”
https://mickeyweb.info/archives/3530
(~をご承知おきください。)
“Please note that – ”
(~にご注意ください。)
–
【関連表現】
“raise awareness”
https://mickeyweb.info/archives/8831
(関心を高める)
–
–
–
「助詞」全文は、以下の通り。
『日本国語大辞典 第二版』第7巻、p. 357、
小学館(2001年刊)より転載–
おまけに、「形容詞」全文。
『日本国語大辞典 第二版』第4巻、p. 1287、
小学館(2001年刊)より転載–
緑の傍線が、既記の
–
<英語の形容詞は「be動詞」などの助けを借りないと、述語になれない>
–
に該当する。
–
◆ 英語も「印欧語」。
インド・ヨーロッパ語族(the Indo‐European languages)とも言う。
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–
【出典】 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説より
「印欧語」と「形容動詞」は、”conclusive” で取り上げている。
◆ 日本語の文の種類は、3種類に大きく分けられる。
1. 名詞文
2. 形容詞文
3. 動詞文
1. 「名詞文」 → 述語に名詞が使われる
1-1 私は学生です。
1-2 父は今ニューヨークです。
2. 「形容詞文」 → 述語に形容詞または形容動詞が使われる
2-1 富士山は美しい。(形容詞)
2-2 京都は有名である。(形容動詞)
3. 「動詞文」 → 述語に動詞が使われる
3-1 彼はそこに行きました。
3-2 私は昼食を食べました。
–
上記を英訳してみる。 青字は動詞 (下線部は “be動詞”)。
1-1 I am a student.
1-2 My father is in New York now.
2-1 Mt. Fuji is beautiful.
2-2 Kyoto is famous.
3-1 He went there.
3-2 I ate lunch.
動詞が「3. 動詞文」に用いられることは言うまでもない。
ところが、
「1. 名詞文」と「2. 形容詞文」にも
動詞(be動詞)が使われている。
日本語の「1. 名詞文」「2. 形容詞文」には動詞はないのが普通なのに、
英語になると、必ず動詞が出てくる。
「名詞文」「形容詞文」「動詞文」
のすべてに、英語では動詞が使われる。
日本語と英語の大きな違いである。