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Sugarcoat

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体裁をよく見せる

他動詞のみの動詞で、基本的意味は2つ。

(1) 砂糖をまぶす
(2) 体裁をよく見せる

sugar-coat” とハイフンを入れる表記もあるが、
使い方は同じ。

派生する形容詞 “sugarcoated” についても、
それぞれ取り上げる。

時事ニュースやビジネスの用法は (2) が中心。
よって、本稿では (2) に焦点を当てる。

(1) 砂糖をまぶす 

名詞 “sugar”(砂糖)+
他動詞 “coat”(~の表面を覆う)
だから「砂糖で覆う」。

【発音】 ˈʃʊɡ.ɚ.koʊt

文字通りの意味である。

「砂糖」を使う場面に限られるので、用途は限定される。
すなわち、調理・料理で使う場合がほとんど。

調理以外では、形容詞 “sugarcoated” が多用される。
糖分で包んだ食品や医薬品(糖衣)の状態を表す。

 

(2) 体裁をよく見せる

ニュース・ビジネスでは、この用法中心。

(1) の「砂糖で覆う」から転じて、
「うわべを飾る」
「見かけをよくする」

さらには、
「お涙頂戴にする」(過剰に感傷的にする)

甘い砂糖になぞらえて、上面を虚飾する行為を表す。
つまり故意に体裁をよくすること。
この由来からして、ネガティブイメージ満載。
悪事に及ばずとも、<ずるい印象>は付きまとう。

 

◆ 派生した形容詞 “sugarcoated”(体裁のよい)
もよく使われる。

“sugarcoated”

used to describe something that is made to seem
better than it really is.

(ロングマン、LDOCE6)

 

 

 

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