プロ翻訳者の単語帳

Professional Interpreter / Translator at Government Agency

No need.

      2021/07/30

不要です。

” need ” には、名詞・他動詞・自動詞・助動詞がある。

語源は、古英語「 必要 」(nēd)。

【発音】   níːd  (1音節)

” need ” は、「 1音節 ( one syllable ) 」だから、
腹の底から ゲロする 迫力で、一気に吐き出し発音。

「 音節 」( syllable、シラブル )とは、発音の最小単位である。

「 発音の最小単位 」に切れ目がない1音節のため、ゲロの凄みが出る。

→  音節の差異が顕著な日英比較は、” integrity ” 参照

” need ” の用法は多岐に及ぶが、
「  必要  」 という基本的意味は一貫する。

◆  ” need ” は、日本語の「 必要 」に比べ、

「 感情 」に強く訴えかける単語  

切羽詰まった「 神経質 」な響き


それゆえの < 注意点 > は、本稿後半にて詳述する。

【参照】   動詞  ” hope ” と  ” wish “” want ”  の比較

  • “We need to help families in distress.”
    (追い詰められた世帯を助ける必要がある。)

  • “If you need more time,  let me know.”
    (時間がもっと必要であれば、お知らせください。)


  • “We need to admit our mistakes to move forward.”
    (前に進むために、自分たちの間違いを認める必要がある。)

  • “This battery needs to be changed immediately.”
    (この電池を、直ちに取り替えなければならない。)
  • “I need to sit down with you.”
    (あなたと話し合う必要がある。)
  • “You need to close your browser.”
    (ブラウザを閉じてください。)
  • “This needs work.”
    (手直しが必要。)
  • “I’m needed elsewhere.”
    (他にも用事があります。)
  • “You need to get married soon.”
    (早く結婚しなさい。)
  • “You need to stay organized in this dorm.”
    (この寮では、常に整理整頓しておいてください。)
  • “The public needs a coronavirus vaccine ASAP.”
    (国民には、コロナウイルスのワクチンが至急必要。)
  • “We need to provide a translated copy to her.”
    (彼女には翻訳版を提供する必要があります。)
  • “We need additional information to proceed.”
    (進めるには、追加情報が必要となります。)
  • “We need to do something about disgruntled employees.”
    (不満分子をどうにかしないと。

  • “You need to break off relations with your toxic parents.”
    (あなたは毒親と縁を切る必要がある。)
    (毒親と縁を切りなさい。)
  • “We need to work together.”
    (お互い協力し合う必要があります。)
  • “Bullying needs to be addressed now.”
    (今こそ、いじめに対処する必要がある。)
  • “The child needs your love.”
    (あの子にはあなたの愛が必要だ。)
  • “You need to pay us upfront.”
    (前払いのみです。)
  • “You need to rest.”
    (ちゃんと休みなさい。)

◆  名詞  ” need ” は、可算名詞と不可算名詞を兼ねる。

–  不可算 「必要」「必要性」「要求」「欲求」「窮地」
–  可算 「必要なもの」「必需品」

  • “We should help each other in times of need.”
    (必要な時は、お互い助け合うべき。)
    (窮地に陥った際は、相互に助けるべき。)
    (困った時は、お互い様。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
  • “Please consider helping those in need.”
    (困っている人たちの支援をご検討ください。)
    (困窮者を助けることを考えてみてください。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
  • “Donate masks to hospitals in need.”
    (窮地の病院にマスクを寄付しよう。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
  • “I’m in desperate need of another cash handout.”
    (なんとしても、もう一度、給付金が必要なんです。)
    →   不可算名詞の  ” need ”

  • “There is an urgent need for blood.”
    (血液が緊急に必要です。)
    →   可算名詞の  ” need “


◆  カタカナ「 ニーズ 」は、可算名詞  ” need ”  の複数形  ” needs “。

【発音】   nidz  (1音節)

  ニーズ 【needs】
必要。   要求。   需要。
( 広辞苑 第七版 )

  ニーズ (名)
[needs = ニード(need)の複数形]

要求。   求め。
( 三省堂国語辞典 第七版 )


どちらも語釈全文である。

” needs ”  本来の、

ぴりぴり神経をとがらせた、待ったなしの緊迫感

を表す上で、「 必要 」 「 要求 」 「 需要 」では物足りない感がある。

カタカナで日本社会に根付いたのは、穏当な流れと考えられる。

  • “We should decide who receive the cash handout
    based on their needs.”
    (給付金の受取人は、各自のニーズに応じて決めるべきだ。)

定訳に至った ” needs ” もある。

  • “Special needs peer groups are very important for
    children with special needs.”
    (特別支援を必要とする子どもたちにとって、
    特別支援の仲間グループはとても大切である。)

    ◇  special needs education  =  特別支援教育
    →  各自の「 特別なニーズ 」に応じた教育の提供
    が目的で、必ずしも身体障がいに限定されない

 

◆  あえて大胆な言い方をすれば、

  限界状態に身をよじり、もう我慢できず、
  ギャーギャー  騒ぎ立てる有様が  ” need ” 

どことなく、ヒステリックな気配。

日本語の「必要」「要求」「需要」が備える、
品よく、しっとりした落ち着きには乏しい。

とにかく、余裕がない。

◆  ” no need ” は、シンプルだが、応用の効く表現。

口頭で ” No need. ” と2語完結した場合、 通常、

” There is no need. “
( その必要はない。)

を略したもの。

” No need to. ” と3語完結になることもある。

 無骨でぶっきらぼうだが、
この上なく明瞭

  ぴしゃり 「 不要です

 

” There is no need. “


◆  表題 ” no need ” では、名詞。

既に触れたように、可算・不可算兼用。

” need ”  = 「 必要(必要性)」を
形容詞  ” no ” で否定し「 不要 」。

この場合の ” need ” は、
不可算名詞 単数名詞 が通例。

「単数名詞」( singular noun )とは、
単数形で使われるのが一般的な名詞

英英辞書では  “ S ”  または  “ sing ”  と略記されたりする。

◆  上述の通り、もともとは  There is no need. の略。

2語単独で使え、応用が効くのがポイント。

口頭の2語完結以外の頻出表現は、

  •  “no need to – ” (主に動詞が続く)
  •  “no need for – ” (主に名詞が続く)

意味は「 ~する必要はない 」または「 ~は不要 」。

「 不要 」  =  ” no need ” 

と覚えておけば、意思は確実に伝わる。


◆  ” It is not necessary ” や ” not necessary ”
とほぼ同義だが、次の 3つの持ち味 を押さえておきたい。

  ” no need ” の方が、

1) 簡明直截
2) 強い否定
3) 感情的


” It is not necessary ” は、副詞 ” not “  で
be動詞 ” is ” を否定( = isn’t )するのに対し、

” no need ” は、形容詞 ” no ”  で、名詞 ” need ” を否定。

この場合、形容詞 ” no ” の方が、副詞 ” not ” よりも、
否定の度合いが強い。

結果的に、取り付く島もなく、拒絶する勢いの ” no need “。

 

「 神経質 」で「 感情的 」な ” need ” の語感  
と相まって、 すげない印象を与えがち


もっとも、個人的感情を排する事務的な冷たさ
であり、必ずしも悪気があるわけではない。

片や、

◇  ” not necessary ”  と  ” unnecessary
は、 単に
不必要 」であることを表し、 ずっと中立的

【発音】   nésəsèri          【音節】   nec-es-sar-y  (4音節)
【発音】   ʌnnésəsèri      【音節】   un-nec-es-sar-y  (5音節)

感情抜きで、淡々と「 必要ありません 」「 要りません 」。

現状では不要であることを、客観的に示すにすぎない。

◆  否定の接頭辞 ” un “、” in “、” non ” が 同じ語につく場合、

強い否定の順に、 in  >  un  >  non

◇  これらの「 接頭辞 」以上に 強い否定 が、副詞  ” not ”

副詞 ” not ”  >  接頭辞  ” in ”  >  ” un ”  >  ” non “


既述のように、形容詞 ” no ” の方が、副詞 ” not ” よりも、
さらに否定の度合いが強いため、大づかみの順序は次の通り。


 no need   >   not necessary
   >   unnecessary 

 形容詞  ” no ”    >   副詞  ” not   >   接頭辞  ” un ” 


「 大づかみ 」なのは、” need ”  と  ” necessary ”  が異なる単語だから。

同一単語みたいに、単純比較はできない。

「 ほぼ同義 」とはいえ、主な品詞すら異なる。

■  need  →  動詞・名詞中心  (※)
■  necessary  →  形容詞中心

” need ” に、名詞・他動詞・自動詞・助動詞がある点は、
冒頭に記した。

” necessary ” には、形容詞 と 名詞がある。

語源は、ラテン語「 必要な 」(necessārius)。

ne – ” (否定 not)+  ” cess ” (譲る)  +  ” – ary “(~の)

” need ” に形容詞はなく、 ” necessary ” に動詞はない。

にもかかわらず、両方とも「必要」を表し、同義扱いされている。

これは、大勢の日本人学習者が混乱する、品詞と和訳の問題である。

この辺りは、” aware ”  と  ” vocal ”  で、
詳しく説明しているので、ご覧いただければ幸い。

 

(※)  LDOCE6( ロングマン )の指標によれば、

■  動詞  “ need ”
–  重要度 : 最上位 <トップ3000語以内>
–  書き言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>
–  話し言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>

■  名詞  “ need ”
–  重要度 : 最上位 <トップ3000語以内>
–  書き言葉の頻出度 最上位 <トップ1000語以内>
–  話し言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>

【発音】   níːd  (1音節)


動詞用法も名詞用法も、
全項目において、最重要かつ最頻出。

英単語全体における立ち位置が、最高水準の “need “。

こんな英単語は、そうそうない。

重要単語であっても、品詞によって、頻出度に違いが出る方が普通。

例えば、 動詞 ” want ” ( 後述 ) も最高水準で、最重要かつ最頻出。
なのに、 名詞 ” want ”   の頻出度は、書き・話しともに3000語圏外。

“want” の名詞用法は、動詞用法に比べて、はるかに格下ということ。

抜きん出るレベルの英単語だからこそ、本稿では  “ need ” と ” want
の要注意な 「 強烈さ 」 を強調したい。

私たち日本人は、使い方を誤りやすい。


【参照】

 ” No need ”  も 『 断る力


“No need to fight.”
“No need for a fight.”
( 喧嘩は不要。)

“I’ll help you.” “No need.”
( 手伝いますよ。)  ( 不要です。)

“No need to shout. I hear you.”
( 叫ばなくてよい。聞こえてます。)

“No need to get angry.”
( 怒る必要ないだろ。)

“No need to remind me.”
“No need for a reminder.”
( 教えてくれなくて結構。)
( 思い出させないでよい。)

“No need to discuss it.”
“No need for discussion.”
( 話し合いは必要ない。)
( 議論は不要。)

“No need for a talk.”
“No need to talk.”
( 話さなくてもよい。)

“No need for installation.”
“No need to install.”
(インストール不要。)

“No need for a signature.”
( 署名は不要。)

“No need to register.”
“No need for registration.”
( 登録は不要。)

“No need to stay up late.”
( 夜更かししなくてよい。)
( 夜更かし不要。)

“No need to translate.”
“No need for translation.”
( 翻訳は不要。)

“No need to worry.”
心配無用。)

“No need to bribe politicians.”
( 政治家たちに賄賂を渡す必要はない。)

“No need to reply all.”
( 全員に返信しなくてよい。)

“No need for a mask.”
“No need to wear a mask.”
( マスク着用は不要。)

“No need for gimmicks.”
( 小細工は不要。)

“No need for an interview. ”
( 面接は不要。)

“No need to take action.”
( 対応は不要。)

“No need to apologize.”
“No need for an apology.”
( 謝る必要はない。)
( 謝罪は不要。)

“No need to cry.”
( 泣くな。)

“No need for you.”
( あんたなんか要らん。)

【 ご注意 】
need ” と ” want ” は、差し迫った要求。
きつく聞こえがち なので、対人では 注意 !

  日本語の「 必要がある 」に比べて、かなり感情的  

<対面>で使う際は要注意。 特に相手が<目上>の場合
  やたら ” I need 〇〇 ” と 要求 してはならない。

前記の 「 ギャーギャー 騒ぎ立てる有様 」 そのもの。


◆  相手との関係・状況・言い振りにも左右されるが、
ここでは日常的なビジネスの場を想定する。

例えば、

■  上司に面と向かって、
I need it.

私はそれが必要なのです
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

とっとと渡せよ 」 「 早くやれ

こんな風に受け取られる可能性がある。


すぐやれ!

 

命令の勢いを帯び、上司ならカチンと来ても不思議でない。

いきなり「 大至急やれ 」と厳命された気持ち。

よって、平時には  ” I need – ”  の出番は少なめ。

文面でも、同じ傾向が見られる。

  •  ” I need – ” による要求は、高圧的な感じで、
    誤解を 招きやすい

  • 他動詞  ” want ”  の  ” I want – ” も、
    同様の印象を伴う

トラブル予防には不可欠な知識なのだが、日本の学校教育では
教わる機会が少ない。    至極残念である。

  •  自分の目標抱負を述べ  ような使い方にはよいが、
     対人用途  では高リスク

学校の教え通りに、” I need 〇〇 “、” I want 〇〇 ” と無邪気に
口にする日本の中高生を思うと、なんともやりきれない。


◆  よろしくない一例は、こちらのシーン。

動画開始後  21:08  で飛び出した、堀江貴文氏の  I want ”  発言である。

I want you to –

レバノンで カルロス・ゴーンと 対談しました  ( 2020/3/6 )

堀江貴文 ホリエモン (公式チャンネル)
2020年3月10日公開


◇  ゴーン元会長に対する物言いとしては、不適切と考える。

前後の文脈を勘案しても、「  おまえ、 ~  をやってくれ  」。

おまけに、人差し指で指差しつつ述べている。

ひどい。

暴挙に近い無礼さに、見ていて恥ずかしくなってしまう。

 ■  日本語字幕 ( 公式版 ):
「  私はあなたに 日本の司法制度が良くない事を
世界に広めて欲しいと思っています  」

 ■  実際の口調 ( 拙訳 ):
「  日本の司法制度が良くないって、
おまえが世界中に広めてくれ  」

思うに、

  失礼な一幕で、 手振りも口振りも、
  ゴーン氏に対する「 命令 」

かのようだ。

先述のまずい会話を、見事なまでに具現している。

無性に活発な両手の動きが人目を引く。

とりわけ、人差し指は上図と紛うばかりの存在感。

ジェスチャーは、世間一般の認識以上に注目されやすい。

なにより、対談中、何度も頬杖をつくのが目立ちすぎ。

” want ” の弱点 はともかく、指差し頬杖 は基本マナーに背く。

堀江氏は気づいていない模様。  癖かもしれない。

しかし、「キャラ」「個性」で済まされる所作とは言えないだろう。

社会人として、もったいない。

◇  一方、ゴーン氏の聞き手としての態度は、誠実で立派と感じる。

世界を舞台に長年活躍してきた、トップマネジメント特有の物腰。

射る眼光が放つ荘厳さに加え、底知れぬ静穏な佇まいが醸すオーラ。

多様性に日々もまれ、職務上「 異文化理解力 」を要求されてきた
ビジネスパーソンに共通する雰囲気。

経験上、そんな気がする。

数々の無作法な言い回しにも、気分を害する素振りを見せることなく、
集中力を維持したまま、熱心に討議する姿が動画を通じて見て取れる。

英語力は言うに及ばず、体の構え(姿勢)の差異も際立っている。


※  ホリエモン風にやったら、私なんかは  即刻クビ  になる


◆ 「 英単語の丸暗記こそ、最強の英語勉強法 」
と公言する方々は、応分の高い英語力を有する割には、
なぜか「 場違いな 」基礎表現を乱発するきらいがある。

40年以上に渡り、幾多の学習法と学習者を見聞きしてきた感想。

なぜだろう。   基礎なのに。   難しい単語もご存じなのに。

高度な語彙力の持ち主として推断すれば、異様なギャップに驚く
こともしばしば。

優秀な能力を考慮すると、不相応で、なんだか不気味なほど。

真剣に商談していた有用な人材が、突然、赤ちゃん言葉で
ばぶばぶ話し始める、衝撃的な場面に立ち会うかのごとし。

「 英単語の丸暗記 」に重点を置きすぎた人の陥りがちな陥穽
なのか、堀江氏の英語を拝聴すると、ふと典型を見い出してしまう。

数ある著作で「 英単語の丸暗記 」の有効性を主張し続けるホリエモン。

確かに「 英単語の丸暗記 」は、受験対策には効率がよく、効果的。

しかし、実力が 中級 に達した後は、めったに出会わない単語を
羅列する教本に執着せず、リアルな英文に接することの方が大事。

一生懸命勉強して、市販の単語集でどんなに語彙数を増やしても、
英文を読まねば、無意味に近く、紙上に兵を談ず。

仮に、記憶術などを駆使して、3万語を覚えることができたとする。

見上げた努力だが、これだけで英語力が上がったと言えるだろうか。

【参考】    ※  外部サイト

–  英検1級に必要な語彙数は、英語ネイティブなら中学生未満

◆  いつ使うか予期できぬ字面をひたすら暗記するよりは、現に目の前
で取り上げている具体例から学ぶ方が、よっぽど気楽で飽きにくい。

英会話や英作文を通じて、自ら語彙を運用できれば、なおよい。

こう考えた私は、「 生の英語 」に触れるべく、多読・多聴に努めた。

ここで言う「 生の英語 」とは、一般人の生活で多用される英語。

インターネットが普及した今では、メルマガ  及び  インターネットラジオ
も存分に活用している。

便利な時代だ。

◆  「 単語力か、多読か 」は、英語学習の不朽不滅の論点。

1980~90年代、本気の英語学習者の一部に知られていたのが、
渡部昇一 (1930 – 2017)と  松本道弘(1940 – )の論争。

英語学者として「 単語力 」を強調する渡部教授に対し、一貫
して「 多読 」「 速読 」を力説する、通訳者の松本氏に私淑
していた若かりし頃の私は、彼の説く手法をやんわり踏襲した。

松本氏の初期の著作、とりわけ  『 私はこうして英語を学んだ 』、
速読の英語 』、  『 「タイム」を読む 』、  『 「FEN」を聴く 』、
速聴の英語 』 は、 むさぼるように繰り返し読んだ。

そして、 毎日、 愚直に実行した。

※  いずれも旧版、  80年代頃の松本作品は良質だった …

1975年刊の 『 GiveとGet 』 は、何べんも反復して読み返し、
サイデンステッカー(1921 – 2007)との共編 『 日米口語辞典 』
の「 増補改訂版 」は頭に叩き込んだ。(「 決定版 」は2021年刊 )

◆  「 単語力 」 以上に 「 多読 」 を優先してきて、 大正解。

分からない単語に  いちいち気を揉む代わりに、
力量に見合った  英文を大量に読み込む心構え。

単語の暗記・単語帳の作成 よりは、英文を読む時間 を重んじた。

目にした瞬間、 脳天に一撃を食らわす、 あの猛烈な英語アレルギー。
英文に見慣れれば、 そんな心理的障壁も薄れ、 心地よくなってくる。

しんどい一因は、 他人が集めた 片言隻語  ばかりに向き合っているから。

実は「 受け身 」的な、つらい苦行。   無味乾燥で、つまらなくて当然。

だからこそ、 いつまでも既存の単語集に依存せずに、 そんなの
早々切り上げて、 得意分野の英文をがんがん読むべき

そっちの方が、 変化に富み、 きっと無理なく続く。

単語帳 は自作し、コツコツ積み上げることで、学習の歩みと成長の軌跡
を反映した、長期的に役立つ道具、かけがえのない資産にまで成熟する。

点数単語数 を気にしまくる受験生の意識は、もう卒業しよう。

中級 の英語力があれば、 最重要かつ最頻出の英単語は習得済み。
英文法の基本も仕上がっているため、 あらかた大意はつかめる。

つまり、分からない単語はどんどん飛ばしても、 どうにか読める。
どうしても無視できない位置づけらしい単語は、 きちんと調べる。

単語帳に載せずして、 多読中に自ずと身についた英単語は数知れず。

■  採用した英文の選択基準 ( 中級時 ) は、
(1) 実力相応 の難易度   →  難しすぎるのはパス
(2) 興味が湧く 内容   →  つまらないと挫折する
(3) ジャンル・媒体 は問わない   →  コメント欄もおすすめ

新鮮な素材のおかげで、 倦怠感なく、 実に楽しく学び続けられた。

あまりにも愉快で、すっかり夢中、苦しい勉学なんて、どこ吹く風。

【参照】   「自分の世界」が広がる英語、  「Gmail」で作る単語帳

適性を重視し、試行錯誤と決断を重ね、 自分に合う方法を実践しただけ。

数多の 転職 後、 幸運にも夢が叶い、 英語・外国に関わる仕事に就いた。


◆  私が  ” I need 〇〇 “、” I want 〇〇 ”  と他者に 要求する のは、
締切日 が迫っているのに、 相手が ぐずぐずし、 承認の 署名
いただけないようなケースである。

きつめに「  さっさと サインして ちょうだい 」という具合。

  •   I need your signature.
  •   I want your signature.
  •   I need you to sign this.
  •   I want you to sign this.

率直 この上ない。

こっちは 締切 厳守なので、鬼気迫る。

生意気にも、脅迫 めいた言い様である。

◆  もちろん、普段はたおやかに、

  •   Would you sign this for me ? 
  •   I would like to ask you to sign this.
  •   May I have your signature ?
  •   I would like to ask for your signature.
  •   Could you sign your name here ?

などとお願いしている。

【参照】

【類似表現】

◆  以下の Q&Aサイトでは、” no need ” の日本語表現を
英語で議論している。

私たち日本語母語話者( 日本語ネイティブ )の目にどう映るか。

https://japanese.stackexchange.com/questions/62770

日本語学習者も大変に違いない。

 

【参考】    ※  外部サイト

◇  英語母語話者を対象とする「 言語習得難易度表 」

米国務省の外務職員局( FSI : Foreign Service Institute )発表

日本語は最難関 ( 4段階中、最高ランキング )

超難しい

Super-hard

exceptionally difficult for native English speakers

https://www.state.gov/foreign-language-training/


割かし頻繁に引用される資料なので、信用に値すると考えられる。

70 years of experience in teaching languages to U.S. diplomats

米外交官に、70年間、外国語教育を施した実績が叩き出したランキング。

英語ネイティブにとって、日本語がかなり難しいのは、確かであろう。

要は、我ら双方にとって大変であり、まったくもって、お互い様。

integrity ” にて、「音声」 「音節」 の日英比較を深掘りしている。

 

 

 

 

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