プロ翻訳者の単語帳

Professional Interpreter / Translator at Government Agency

No need. (1)

      2026/09/28

・ Estimated Read Time ( 推定読了時間 ): 50 minutes

不要です。


–
[ NOTE ]
–
” No need. ” は、 もともと10万字超の長文ですが、 規定容量を超えたため、
「 (1) = 本稿 」 と 「 後半 (2) 」 の2つに分割しました。( http 413 )

【 分割実施日 】 2025年7月29日(火)


–
–
” need ”  には、 名詞・他動詞・自動詞・助動詞  がある。

語源は、 古英語 「 必要 」 ( nēd )。

【発音】  níːd  (1音節)

” need ” は、「 1音節 ( one syllable ) 」 だから、

腹の底から  ゲロする  迫力で、 一気に吐き出し発音。

 

日英の音は、 舌・唇・歯・呼吸間の相互作用が
まったく違います
–

日本語音と同じ感覚で英語音を発音するから伝わらない。
–


👄 唇をよく見て 🫦
–

リスニングばかりで口は置いてきぼりの日本人が多すぎ。
–

  英   語 「 息の音 」
  日本語 「 声の音 」

 

 

に ~ でゆ

 

「 音節 」( syllable、シラブル ) とは、 発音の最小単位。

「 発音の最小単位 」 に切れ目がない 「 1音節 」 のため、

ゲロの凄みが出る。

「 音節 」 の日英比較は、 ” integrity ”  で詳らかにしている

( 図入り、 動画入り )。
–

–
単語学習も発音訓練も、 「 音節 」 を意識することで、 随分と楽になる。

見知らぬ単語を前にして、 「 どの部分で切ればよいか 」 見えるからだ。

音節は英単語の奥義であり、 小手先の収拾策ではないため、 常に有効。

ネイティブ児童の発音ルール 「 フォニックス( phonics )」 を取り入れる
英語学習法は、 母語と外語の習得過程を区別しておらず、 日本人学習者には
必ずしも実効がないが、 「 音節( syllable )」 は必ず有益で即効性がある。

今、 この瞬間から役立つ。
–

( 中略 )
–

音節を知らずして、 新しい英単語を記憶したり発音したりすることは、

私にとっては 「 100% 」 あり得ないし、 自分には不可能と言い切る。

未知の英単語に接した時は、 まず音節を調べてから、 発音を練習する。

「 どの部分で切ればよいか 」 分かれば、 暗記も発音もしやすくなる。
–
–

” integrity “  より

–

–

でかでか大書して 脳に刻む

【発音】 fənétiks    【音節】 pho-net-ics (3音節)
【発音】 fənɑ́lədʒi   【音節】 pho-nol-o-gy (4音節)

※  音声学 ・ 音韻論  →  ” integrity ” ( 図入り )

–

–

ホワイトボードにも 書きまくる

線を入れ、 番号を振り、 アクセントにマークし、 発音する

【発音】 kɑ̀ːnvəlésənt    【音節】 con-va-les-cent (4音節)

▲  別稿 「 単語の覚え方 」 より

【音節カウンター】 https://www.howmanysyllables.com/

 

「 フォニックス( phonics )」 を導入する難点は後出する。

 

◆  ” need ” の用途は多岐に及ぶが、「  必要  」 という

基本的意味は一貫する。–

” need ” は、 日本語の「 必要 」に比べ、
–


「 感情 」に強く訴えかける単語

–
切羽詰まった「 神経質 」な響き

–
それゆえの < 注意点 > は、 本稿中盤にて詳述する。

【参照】   動詞  ” hope ” と  ” wish “ と ” want ”  の比較
–

  • ” We need to help families in distress.”
    ( 追い詰められた世帯を助ける必要がある。)
    ( 苦しむ世帯を救うべき。)
    –
  • ” You need to clean up your act.”
    ( ご自分の行いを改める必要があります。)
    ( 今のままじゃ、やばい。)
    –
  • ” I need to get caught up.”
    ( 追いつく必要があります。)
    ( 遅れを取り戻さなきゃ。)
    –
  • ” We need you to sign in again.”
    ( もう一度サインインしてください。)
    ( 本人確認をやり直します。)
    –
  • ” You need to clear out the clutter in your mind.”
    ( 心の混乱を一掃しなさい。)
    ( 頭の中を無にせよ。)
    –
  • ” If you need more time,  let me know.”
    ( 時間がもっと必要であれば、お知らせください。)

    ( 時間が足りなければ、教えて。)
    –
  • ” She needs medical attention.”
    ( 彼女には治療が必要です。)
    ( 病院に連れていけ。)
    –
  • ” If you need anything,  let me know.”
    ( 必要なことがあれば、お知らせください。)
    –
    ( なにかあれば、教えて。)
    –
  • ” We need to admit our mistakes to move forward.”
    ( 前に進むために、自分たちの間違いを認める必要がある。)
    ( 間違いを認めて、先に進もう。)
    –
  • ” There’s no need to be personal.”
    ( 個人的にとらえる必要はない。)
    ( 私情を挟むな。)
    –
  • ” I need a change of scenery.”
    ( 居場所を変える必要がある。)
    ( 新天地を見つけたい。)
    –
  • ” I need some time to think.”
    ( 考える時間が必要です。)
    ( ちょっと考えさせて。)
    –
  • ” You need to go now.”
    ( 今すぐ行く必要がある。)
    ( 早く失せろ。)

 

–

プロの撮影写真は不要 !
–

  • ” I need to interpret in public, unscripted and unrehearsed.”
    ( 人前で、台本なし、リハなしで通訳する必要がある。)
    ( ぶっつけ本番 でみんなの前で通訳できないとクビなの。)
    –
  • ” This battery needs to be changed immediately.”
    ( この電池を、直ちに取り替えなければならない。)
    ( 今すぐこの電池を取り替えないとやばい。)
    –
  • ” We may need to change.”
  • ” There may be a need for a change.”  (※) 名詞用法
    ( 我々は変わる必要があるかもしれない。)
    ( 変化が必要だ。)
    –
  • ” I need your feedback.”
    ( フィードバックが必要です。)
    ( ご意見ください。)
    –
  • ” We need an influencer with a strong social media presence.”
    ( ソーシャルメディアで強い存在感のある インフルエンサー が必要だ。)
    ( 強烈な存在感を放つソーシャルメディアのインフルエンサーが欲しい。)
    –
  • ” I need to maximize the chances of receiving a scholarship.”
    ( 奨学金受給の可能性を最大限にする必要がある。)
    ( どうにか奨学金をもらわないとやっていけない。)
    –
  • ” Personal growth needs to be a fun experience for me.”
    ( 私にとって個人的成長は楽しい経験でなければならない。)
    ( 楽しくない個人的成長なんて、 絶対あり得ない。)
    –
  • ” I need to sit down with you.”
    ( あなたと話し合う必要がある。)
    ( 話したいことがあるんだけど。)
    –
  • ” You need to sit down.”
    ( 座ってください。)
    ( 座りなさい。)
    –
  • ” I still need more sleep.”
    ( もっと睡眠が必要です。)
    ( まだ起こすな。)
    –
  • ” She needs constant attention from everybody.”
  • ” She feels the need for constant attention from everybody.”
    ( 彼女はいつもみんなの注目を必要とする。) ↑ (※) 名詞用法
    ( 彼女って、 かまってちゃん。)
    –
  • ” Why do you need to compare them ? “
  • ” Why do you feel the need to compare them ? ”  (※) 名詞用法
    ( なぜ彼らを比較する必要があると感じるのですか。)
    ( なんで彼らをわざわざ比べるの。)
    –
  • ” Your device needs to be repaired.”
    ( お使いのデバイスは修理が必要です。)
    ( 修理しないと使えません。)
    –
  • ” You need to do better.”
    ( あなたはもっとうまくやる必要がある。)
    ( きちんとやれ。)
    –
  • ” I need to prepare my weapon.”
    ( 武器を準備する必要がある。)
    ( 丸腰は無理。)
    –
  • ” You need to get going.”
    ( あなたは急ぐ必要がある。)
    ( ぐずぐず するな。)
    –
  • ” He needs to be in prison.”
    ( 彼は刑務所にいるべきだ。)
    ( あいつを豚箱にぶち込め。)
    –
  • ” You need professional help.”
    ( あなたにはプロの助けが必要です。)
    ( 医者に診てもらえ。)
    –
  • ” We need to smooth out differences first.”
    ( まず差異を解決する必要がある。)
    ( 最初に温度差を埋めないと。)
    –
  • ” We need your consent first.”
    ( 最初に同意していただく必要があります。)
    ( 同意が先です。)
    –
  • ” You need more education.”
    ( あなたにはさらなる教育が必要です。)
    ( もっと勉強しろ。)
    –
  • ” You need to write about this experience.”
    ( この経験について書く必要があります。)
    ( この経験を書かないなんてあり得ない。)
    –
  • ” If you need help, simply reply to this message.”
    ( お困りの際は、 このメッセージにお気軽にご返信ください。)
    ( お問い合わせは、このまま返信してください。)
    –


–

  • ” We have 24/7 toll–free number for anyone who needs assistance.”
    ( 支援が必要な方には、フリーダイアルを24時間体制で提供しています。)
    ( 困った時には、24時間365日いつでも無料電話をおかけください。)
    –
  • ” You don’t need to tell your parents about that.”
    ( そのことは親に言う必要はない。)
    ( そんなこと親に言わなくてよい。)
    –
  • ” You need an inner will to change your life.”
    ( 人生を変えるには内なる意志が必要だ。)
    ( 覚悟なくして人生は変わらない。)
    –
  • ” I need a distraction.”
  • ” I need to distract myself.”
    ( 気晴らしが必要なのです。)
    ( このままでは気が変になるわ。)
    –
  • ” We need to push back the party 30 minutes.”
    ( パーティーを30分遅らせる必要があります。)
    ( パーティーを30分後にずらして。)
    –
  • ” You need to find your own way home.”
    ( 帰宅する手段を自分で見つけてください。)
    ( 自力で帰れ。)
    –
  • ” You need to cancel it.”
    ( それをキャンセルする必要があります。)
    ( キャンセルしなさい。)
    –
  • ” I need your address.”
    ( あなたの住所が必要です。)
    ( 住所教えて。)
    –
  • ” You need to push them for action.”
    ( あなたは彼らに行動を迫る必要があります。)
    ( きちんとやらせろ。)
    –
  • ” You need to check it out.”
    ( それを確認する必要があります。)
    ( 見てみて。)
    –
  • ” You need to leave here.”
    ( ここから退去する必要があります。)
    ( 出ていけ。)
    –
  • ” You need to fix it.”
    ( それを直す必要がある。)
    ( それを直しなさい。)
    – 
  • ” All I need is proof.”
    ( 必要なのは証拠だけです。)
    ( 証拠を出せ。)
    –
  • ” That’s all you need to know.”
    ( あなたが知るべきことはそれが全部です。)
    ( それ以外は教えません。)
    –
  • ” Need I say more ? ”    ※  反語的
    ( これ以上言う必要ありますか。)
    ( なんで分かんないの。)
    –
  • ” Do we need them ? ”    ※  反語的
    ( 彼らを必要としますか。)
    ( 彼らは邪魔。)
    –
  • ” What do you need ? “
  • ” What do you want ? ”
    ( ご用件は何でしょうか。)
    ( なんの用。) ( あんた誰。)
    –
  • ” What do you need from me ? “
  • ” What do you want from me ? ”
    ( どうお手伝いしたらよいですか。)
    ( どうしてもらいたいんだ。)
    ( 何やって欲しいの。)
    –
  • ” You need to close your browser.”
    ( ブラウザを閉じてください。)
    ( ブラウザを閉じろ。)
    –
  • ” You need to RSVP to join. “
    ( 参加するにはご返信ください。)
    ( 返信しない限り、参加できません。)
    –
  • “ We need to take a stand for what is right.”
    ( 正しいことのために、立ち上がる必要がある。)
    ( 正しいことを守らなければ。)
    –
  • “ We need to rent a fully-equipped meeting room.”
    ( 完全装備の会議室を借りる必要がある。)
    ( 備品完備の会議室を借りねばならない。)
    –
  • ” I need to prioritize my workload.”
    ( 自分の仕事に優先順位をつけねばならない。)
    ( 仕事にメリハリつけないとやってられない。)
    –


–
–
すぐアカウントを確認せよ
‐
” Time Sensitive “

‐

  • ” I don’t need your approval.”
    ( あなたの承認は必要ありません。)
    ( 認めてくれなくて結構。)
    –
  • ” I need to be stronger.”
    ( もっと強くならなければならない。)
    ( 負けるな、自分。)
    –
  • ” You need to back up every day.”
    ( 毎日バックアップする必要がある。)
    ( 毎日バックアップしなさい。)
    –
  • ” These are the high-priority items that need
    immediate attention.”
    ( 至急対応する必要のある優先事項はこちら。)
    ( これらが直ちに対応すべき優先事項だ。)
    –
  • ” I need you to work on this.”
    ( これに力を入れてもらいたい。)
    ( これやっておいて。)
    –
  • ” I need you to be there.”
    ( そこにいてもらいたい。)
    ( そこで張りついてろ。)
    –

–

アクセス権が必要
–

  • ” You need permission to access this site.”
    ( このサイトにアクセスするには許可が必要です。)
    ( まずはアクセス権を申請してください。)
    –
  • ” Something needs to be done here.”
    ( ここでなんとか対処する必要があります。)
    ( なにかせねばならない。)
    –
  • ” This needs work.”
    ( 手直しが必要。)
    ( ちゃんとやれ。)
    –
  • ” This is good,  but needs some tweaks.”
    ( よくできているが、 微調整がいくらか必要。)
    ( もっとうまくできる。)
    –
  • ” This needs to stop.”
    ( これを止める必要がある。)
    ( こんなこと、もうよそう。)
    –
  • ” I don’t need that in my life.”
    ( 自分の人生にそれは必要ありません。)
    ( そんなの人生に不要。)
    –
  • ” This translation needs work on the Japanese side. ”
    ( この翻訳の和文には手入れが必要です。)
    ( この翻訳の日本語はまずい。)
    –
  • ” We need to look out for each other.”
    ( 私たちはお互いに気を配る必要があります。)
    ( 自分のことばかり考えるな。)
    –
  • ” I need to keep my belongings safe.”
    ( 持ち物を安全に保管したい。)
    ( 所持品をしっかり管理せんと。)
    –
  • ” I need to make some quick cash.”
    ( 手っ取り早く現金を稼ぐ必要がある。)
    ( 現金が今すぐ必要。)
    –
  • ” This is what needs to be done.”
    ( これがやるべきことです。)
    ( これを仕上げないと。)
    –
  • ” Don’t keep everything you need in one place.”
    ( 必要なもの全部を一箇所に保管するな。)
    ( リスクは分散しなさい。)
    –
    ” Don’t put all the eggs in one basket. ”   ↑   似通う中身
    ( すべての卵をひとつのバスケットに入れるな。)
    ( 分散投資しろ。)
    –
  • ” You need to pay for traveling expenses yourself.”
    ( 旅費はご自身で支払う必要があります。)
    ( 旅費は自己負担ね。)
    –
  • ” I need professional equipment at hand to do my work.”
    ( 仕事をするためにはプロ用の機器が手近に必要です。)
    ( 商売道具が手元にないと仕事はできない。)
    –
  • ” We need to ensure integrity and accountability to the public.”
    ( 国民の皆様に対する誠実さと説明責任を確実にする必要がある。)
    ( 国民に誠実さと説明責任を示さないと大変なことになる。)
    –
  • ” You need to treat all the staff in a fair manner.”
    ( 全スタッフに対して公平に接する必要がある。)
    ( えこひいきすんな。)
    –


–
アプリを更新せよ
–

  • ” This program needs to be updated.”
  • ” This program needs an update.”
    ( このプログラムは更新が必要です。)
    ( このプログラムの更新をしてください。)
    –
  • ” You need to update your profile.”
  • ” Your profile needs an update.”
    ( プロフィールを更新する必要があります。)
    ( プロフィールを更新しなさい。)
    –
  • ” I need to visit Japan once in my lifetime. ”
    ( 一生に一度、必ず日本に行きたい。)
    ( 死ぬまでに絶対、日本に行くべし。)–
    –
  • ” This needs to be done by Friday.”
    ( 金曜日までに終わらせる必要があります。)
    ( 金曜までに終えておけ。)
    –
  • ” Residents need to remain indoors. ”
    ( 住民は屋内にとどまる必要がある。)
    ( 住民は 外出禁止。)
    –
  • ” You need to take the lead.”
    ( あなたがリーダーシップを取る必要がある。)
    ( 率先してやってもらいたい。)
    –
  • ” We need to hire a 24-hour live-in caregiver.”
    ( 24時間常在の住み込み介護人を雇う必要がある。)
    ( 住み込みで24時間対応してくれる人に介護してもらおう。)
    –
  • ” You can install it without needing professional assistance.”
    ( プロの手を借りなくても設置できます。)
    ( 自力で設置可能です。)

–
–
ブルーツース使用許可が必要
–

  • ” This website has a lot of red flags you need to be aware of.”
    ( このウェブサイトには、 気づくべき危険信号が山と出ている。)
    ( やべー兆候がめちゃくちゃあるから、 こんなサイトやめとけ。)
    –
  • ” You need to be aware of two important changes.”
    ( 2つの重要な変更点に注意する必要があります。)
    ( 重要な変更点2つを見落とすな。)
    –
  • ” He needs to use momentum for chin-ups.”
    ( 彼は懸垂をするのに反動を使う必要がある。)
    ( 反動がなければ彼に懸垂は無理。)
    –
  • ” I need to take a dump.”
    ( くそしたい。)
    ( 漏れそう。)
    –
  • ” You need a shower.”
    ( シャワーを浴びる必要がある。)
    ( 臭いよ。)
    –
  • ” You need a haircut.”
    ( 髪を切った方がよい。)
    ( 髪切りな。)
    –
  • “ You need to take action.”
    ( 対応してください。)
    ( やれよ。)
    –
    –

–
Wi-Fi を設定せよ

  • ” I will give you everything you need.”
    ( 必要なものはすべてご用意いたします。)
    ( 欲しいものはなんでもあげる。)
    –
  • ” You need to attribute the author.”
    ( 著者への言及が必要です。)
    ( 無断引用するな。)
    –
  • ” I needed to vent.”
    ( 愚痴を吐き出す必要がありました。)
    ( ストレス発散したかったんだ。)
    –
  • ” You need to get married soon.”
    ( あなたは早く結婚する必要がある。)
    ( さっさと結婚しろ。)
    –
  • ” You need to stay organized in this dorm.”
    ( この寮では、常に整理整頓しておいてください。)
    ( この寮は、きれいなままにしておいて。)
    –
  • ” I need you here for the conference.”
    ( 会議に君が必要だ。)
    ( 会議に来てくれ。)
    –
  • ” I need to borrow some money.”
    ( お金を借りる必要があります。)
    ( 金を借りたい。)
    –
  •  ” I need to be fully present for my sick child. ”
    ( 私は病気の子に全力で付き添う必要があります。)
    ( 病気の子にずっと付き添わなければならないの。)
    –
  • ” Before we subscribe you, we need to confirm you are a human.”
    ” We just need to make sure you’re not a robot.”
    ( ご登録前に、人間であることを確認させていただく必要があります。)
    ( ロボットでないことを確認する必要があります。)
    ( サブスク するなら、自分が人間だと証明して。)
    –
  • ” The public needs a coronavirus vaccine ASAP.”
    ( 国民には、コロナウイルスのワクチンが至急必要。)
    ( 今すぐ、国民のためにコロナワクチンを用意せよ。)
    –
  • ” Please feel free to take what you need.”
    ( 必要なものをご自由にお取りください。)
    ( 欲しいものを好きなだけ持ってって。)
    –
  • ” We need to provide a translated copy to her.”
    ( 彼女には翻訳版を提供する必要があります。)
    ( 彼女には翻訳版を渡さないと。)
    –
  • ” You need to take this class.”
    ( この講義を受ける必要があります。)
    ( この講義を受けろ。)
    –
  • ” Class attendees need to read & write English
    without assistance.”
    ( 受講者は独力で英語の読み書きができなければなりません。)
    ( 英語の読み書きが自力でできないなら、参加しないこと。)
    –

–
–
再起動せよ
–

  • ” Your computer needs restarting.”
    ( コンピュータの再起動が必要です。)
    ( コンピュータを再起動してください。)
    –
  •  ” You don’t need to do anything.”
  •  ” There’s nothing you need to do.”
  •  ” There is no need to take action.”
  •  ” No need to take action.”
    ( なにもする必要はありません。)
    ( 放っておけ。)
    –
  •  ” There is no need to be rude.”
  •  ” No need to be rude.”
    ( 失礼な振る舞いをする必要はない。)
    ( 無礼だぞ。)
    –
  • ” There is no need to be on camera.”
    ( カメラに写る必要はありません。)
    ( 顔出し不要です。)
    –
  • ” There is no need to contact them.”
    ( 彼らに連絡する必要はありません。)
    ( 知らせないで結構。)
    –


–
カメラ使用許可が必要
–

  • ” There’s nothing else you need to do. ”
    ( 他に何一つする必要はありません。)
    ( もうなんもやらなくていいから。)
    –
  • ” We need additional information to proceed.”
    ( 進めるには、追加情報が必要となります。)
    ( よく分からないまま、進めるわけないだろ。)
    –
  • ” We need to verify your information.”
    ( お客様の情報を確認させていただく必要があります。)
    ( 個人情報を提示しなければ、使わせません。)
  • ” We need to do something about disgruntled employees.”
    ( 不満を抱く従業員に対し、
    なにかしら対処しなければならない。)
    ( 不満分子をどうにかするべし。
    )
    –
  • ” You need to break off relations with your toxic parents.”
    ( あなたは毒親と縁を切る必要がある。)
    ( 毒親なんかと縁を切れ。)

 

–
–
もうちょい待ってろ
‐

–

  • ” We need to work together.”
    ( お互い協力し合う必要があります。)
    ( みんなで協力すべき。)
    –
  • ” I do not need to learn English.”
    ( 私は英語を学ぶ必要はありません。)
    ( 英語なんて要らない。)
    –
  • ” Bullying needs to be addressed now.”
    ( 今こそ、いじめに対処する必要がある。)
    ( いじめを早くなんとかしないと。)

 

–

お手伝いしましょうか
–

  • ” I need help now.”
    ( 今、支援が必要なのです。)
    ( すぐ、助けて。)
    –
  • ” You need to quit your job.”
    ( 今の仕事を辞める必要がある。)
    ( 仕事辞めな。)
    –
  • ” The child needs your love.”
    ( あの子にはあなたの愛が必要だ。)
    ( あの子を愛してあげろよ。)
    –
  • ” I need to wear a wig for the rest of my life.”
    ( 一生かつらをかぶる必要がある。)
    ( ヅラなしでもう生きられんわ。)
    –
  • ” For the rest of his life, he will need dialysis.”
    ( 彼は一生、透析を受ける必要がある。)
    ( 病院通いしないと彼は死ぬ。)
    –
  • ” You need to pay us upfront.”
    ( 前払いでお支払いいただく必要があります。)
    ( 前払いのみです。)
    –
  •  ” I need to be upfront with you.”
    ( 正直に言わせてもらいます。)
    ( ずばり言うね。)
    –
  • ” You need to rest.”
    ( あなたには休養が必要です。)
    ( ちゃんと休みなさい。)
    –
  • ” You don’t need to be burned out to go on hiatus.”
    ( ひと休みするため燃え尽きる必要はない。)
    ( 休みが取れるように自己管理しておけ。)
    –
  • ” Needs  improvement.”
    ( 改善が必要。)
    ( もっと頑張りましょう。)

 

–

もっと がんばりましょう

 

◆  下記の ” needed ”  は、 動詞 need の過去分詞で、 be + 過去分詞 の受動態
( passive )を作る過去分詞( past participle )とも考えることができる。

文法理論によって分析が分かれる。

日本の学校文法では、「 be + 過去分詞 = 受動態 」 と説明する方が一般的。
–

  • ” I’m needed elsewhere.”  (※) 形容詞 「 必要とされる 」
    ( 他にも用事があります。)
    ( もういいですか。)
    –
  • ” Your input is needed.”  (※) 形容詞 「 必要とされる 」
    ( あなたの意見が必要です。)
    ( ご意見をお聞かせください。)
    –
  • ” Volunteers are needed.”  (※) 形容詞 「 必要とされる 」
  • ” We need volunteers.”
  • ” Volunteers needed ! ”    →  ポスター ( be動詞 は 省略 )
    ( ボランティアが必要です。)
    ( ボランティア募集 ! )

 

–

更新不要

–

–
–
電子署名の証明書が必要

 

 

◆  動詞  ” need ”  の典型例を挙げてみた。

(※) 名詞 ” need ”  と  形容詞 ” needed ” も含む

直接耳にすれば、 どれも神経に響く 「 きつい 」 感触。

いかがだろうか。

–

◆  名詞  ” need ” は、 可算名詞と不可算名詞を兼ねる。

–  不可算 「 必要 」「 必要性 」「 要求 」「 欲求 」「 窮地 」
–  可算 「 必要なもの 」「 必需品 」

  • ” We should help each other in times of need.”
    ( 必要な時は、お互い助け合うべき。)
    ( 窮地に陥った際は、相互に助けるべき。)
    ( 困った時は、お互い様。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
    –
  • ” Please consider helping those in need.”
    ( 困っている人たちの支援をご検討ください。)
    ( 困窮者を助けることを考えてみてください。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
    –
  • ” She was a refugee in dire need of a safe haven.”
    ( 彼女は 安全な避難場所を切実に必要とする難民だった。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
    –
  • ” I’m in need of a dog sitter.”
    ( 犬の面倒を見てくれる人を探しています。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
    –
  • ” They are in need of priority seats.”
    ( 彼らは優先席を必要としています。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
    –

–
–
どうぞ
–

  • ” Donate masks to hospitals in need.”
    ( 窮地の病院にマスクを寄付しよう。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
    –
  • ” I’m in desperate need of another cash handout.”
    ( なんとしても、もう一度、給付金が必要なんです。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
    –
  • ” A friend in need is a friend indeed. ”    ※  ことわざ
    ( 困った時に助けてくれる友こそ、真の友。)
    →   不可算名詞の  ” need “
    –

    The words  ” need ”  and  ” indeed ”  rhyme.  ↑ 
    ( ” need ”  と  ” indeed ”  が 韻を踏む  …  押韻 )
    –
  • ” Children are in urgent need of help. ”
    ( 子どもたちは早急の支援を必要としています。)
    →   不可算名詞の  ” need “
  • ” Her need for approval seems boundless. ”
    ( 彼女の承認欲求は際限がないようだ。)
    →   不可算名詞の  ” need ”
    –
  • ” There is an urgent need for blood.”
    ( 血液が緊急に必要です。)
    →   可算名詞の  ” need ”
    –
  • ” Does anyone have a need for this ? ”
    ( これが欲しい人はいますか。)
    →   可算名詞の  ” need ”
    –

–

–
『
英文法解説  改訂三版 』  p.7.

江川 泰一郎 ( 著 )
金子書房、 1991年刊

<出版社>    <アマゾン>    <楽天>

※  下線は引用者

–
◆  カタカナ「 ニーズ 」は、 可算名詞  ” need ”  の複数形  ” needs “。

【発音】  nidz  (1音節)
–

–
ニーズ 【needs】

必要。  要求。  需要。
( 広辞苑 第七版 )
–

  ニーズ 【needs】

必要。  要求。  需要。
( デジタル大辞泉 )–
–

  ニーズ 【needs】

必要。  要求。
( 大辞林 第四版 )
–

  ニーズ 【needs】

必要。  要求。
( 明鏡国語辞典 第三版 )
–

  ニーズ  

求め。  要求。  需要。  必要。
▽  needs
( 岩波 国語辞典 第八版 )
–

  ニーズ (名)
〔 needs = ニード(need)の複数形 〕

要求。  求め。
( 三省堂国語辞典 第八版 )

–
それぞれ語釈全文である。

” needs ”  本来の、

ぴりぴり 神経をとがらせた、 待ったなしの 緊張感

を表す上で、 「 必要 」 「 要求 」 「 需要 」 「 求め 」
では、 やや物足りない感がある。

カタカナで日本社会に根づいたのは、 穏当な流れと考えられる。

  • ” We should decide who receives the cash handout
    based on their needs.”
    ( この給付金の受取人は、各自のニーズに応じて決めるべきだ。)
    –
  • ” We will take care of all your social media needs.”
    ( 貴社のソーシャルメディアのニーズは、すべて弊社にお任せください。)
    –

–
Prioritise YOUR needs
–
–
組織への過信を封ぜよ
–
https://www.linkedin.com/posts/1johncastro_truth-bomb-incoming-work-is-not-family-activity-7259542511617036288-0re0

※  2024年11月12日 アクセス

※  prioritize  =  prioritise ( 主にイギリス英語 )

 

◆  定訳に至った ” needs ” もある。–

–

–
needs = 欲求
–

–
Maslow’s Hierarchy of Needs ( マズローの欲求段階説 )
https://www.simplypsychology.org/maslow.html

2024年1月24日付

※  2025年2月23日 アクセス

–

◆  日頃、 英語の時事ニュースでよく見かける 「 ニーズ 」 は、
次の通り。

  •  basic needs  ( 基本的 ) ( 生活必需品 )
  •  emotional needs  ( 情緒的、心理的、精神的 )
  •  daily needs / everyday needs ( 日用品 )
  •  fitness needs  ( 健康増進の、 フィットネスの )
  •  individual needs  ( 個別の、 一人ひとりの )
  •  medical needs  ( 医療の )
  •  operational needs  ( 運営上の、 作戦上の )
  •  personal needs  ( 個人的な )
  •  physical needs  ( 身体的、 肉体的 )
  •  social needs  ( 社会的 )
  •  unique needs  ( 独自の、 独特の )
  •  financial needs  ( 財政的、 経済的 )    ※  後述

和訳は代表例。

  •  ” It’s time to prioritize your emotional needs.”
    ( ご自分の心が求めるものを優先すべき時が来た。)
    ( そろそろ自分に素直になったら。)
    –
  • ” I’m open to change as long as it’s driven by operational needs.”
    ( それが運営上の必要性に基づくものである限り、変化を受け入れます。)
    ( 運営と無関係な変更は申し出るな。)

主体が個人か組織かによって、 訳し方が違ってくることもある。

–
–
◆  例えば、 ” financial ” は、「 金銭 」的意味を幅広くカバー。

  •  企業  →  財政、 財務、 会計、 金融、 資金
  •  個人  →  経済、 家計、 資金

※  「 ~ 的 」 「 ~ 上 」「 ~ 性 」などの接尾辞的な語
を加えた形も含む––
–

【発音】  fənǽnʃəl 
【音節】  fi-nan-cial  (3音節)

  •  ” Financial support is needed after the president’s tariff bombshell.”
    ( 大統領の関税爆弾を受けて、金融支援が必要だ。)

–
” financial backers ”  ならば、 文脈に応じて、

  •  資金支援者
  •  スポンサー
  •  財政援助者
  •  資金提供者
  •  たにまち ( 谷町 )
  •  出資者

–
◆  援助交際 の相手を、 この ” financial backers ”

と英訳している記事を読んだことがある。

婉曲的  な呼称だが、 役回りに忠実な呼び名かも。

  •  パパ、 ママ ( 援交相手 )
  •  パトロン

【発音】  bǽkər 
【音節】  back-er  (2音節)

–

「 援交パパ 」 は、 ” sugar daddy ”  が英語の通称。

【発音】  ʃúgər  dǽdi 
【強勢】  súgar  dàddy 

「 援交ママ 」 は、 ” sugar mommy ”  または  ” sugar mama “。

【発音】  ʃúgər  mɑ́mi 
【発音】  ʃúgər  mɑ́mə

–
シュガー  ” sugar ” ( 砂糖 ) みたいに、 甘ったるい雰囲気。

実際のところ、 甘く言い寄るのはどっちか。
–

当のご本人は、  ” sugar baby “。

【発音】  ʃúgər  béibi
–
–

【参考】    ※  外部サイト

–

「 パパ活 」 「 ママ活 」  は、

  •  sugar  daddy  dating
  •  sugar  mommy dating
  •  sugar  mama dating

他動詞を用いて、

  •  find  a sugar ○○
    ( 援交○○ を見つける )
    –
  •  found  a sugar ○○
    ( 援交○○ を見つけた )
    –
  •  have  a sugar ○○
    ( 援交○○ がついている )
    –
    ※  ○○ は、 パパ または ママ
    –

パパ活詐欺は、 ” sugar daddy scam “。
–
–

【参考】    ※  外部サイト

【参考】    ※  YouTube ( 全長 14分10秒 )​

2022年7月8日付
Joce Bedard
–
↑  後掲の おすすめ カナダ人 YouTuber ( ユーチューバー )

–

◆  あえて大胆な言い方をすれば、
–

限界状態に身をよじり、 もう 我慢できず、
ギャー ギャー 騒ぎ立てる有様 が  ” need “

–
ヒステリックな気配で、 押しが強い。

日本語の 「 必要 」 「 要求 」 「 需要 」 「 求め 」
が備える、 品よく、 しっとりした落ち着きには乏しい。

どこまでも自分側の意思通りに、 無理無体に事を運ぼうとする
強引さ。
–

とにかく、 余裕がない。

–
切羽詰まると( ” under the gun ” )、 こうなる。

–

◆  ” no need ” は、 シンプルだが、 応用の効く表現。

口頭で  ” No need. ”  と2語完結した場合、 通常、
これを略したもの。
–

 ” There is no need. “
( その必要はない。)

–
” no need ”  の後にまだ続く場合、
” No need to. ”  と3語完結になることも。

代不定詞 ( PRO-infinitive )である。

文脈から不定詞の内容が明らかな場合、 ” to ” だけ残し、
以下を省略することがある。
–

–
–
『 徹底例解  ロイヤル英文法  改訂新版 』  pp.467-468.

綿貫 陽 ( 改訂・著 )   マーク・ピーターセン ( 英文校閲 )
旺文社、 2000年刊

<出版社>    <アマゾン>    <楽天>

 

◆  一見、「 There is 構文 」 に見えるが、 そうではない。

「 There is 構文 」は、 主語( Subject )と 動詞( Verb  ※ )
の語順が逆となる基本構文。

日本の学校教育でも初期に学ぶ構文で、 基本中の基本の位置づけ。

存在を表す構文 ( ~ がある、  ~ がいる ) の筆頭である。

※  具体的には、 述語動詞 ( Predicative Verb )で、
主語と同じく、「 基本5文型 」 に必須の動詞。

必須でないのは準動詞 ( verbal )。
–

【参考】    ※  外部サイト

–  述語動詞と準動詞の違い

–
すなわち、 「 S  →  V 」  ではなく  「 V  ←  S 」。

そういう 「 倒置 」( inversion ) の修辞を用いており、
実は高度な基本構文なのが、「 There is 構文 」 である。

「 There is 構文 」 は、 日本人学習者が乱用しがち。

 ■  「 私の本はテーブルの上にあります。」

 △   There is(V)my book(S)on the table.
 〇   My book(S) is (V)on the table.
–

動詞( Verb ) は be動詞 ” is “、 主語( Subject ) は ” book “。

前者△は、 間違いとまでは言えないものの、 若干不自然な英語。

ところが、 日本人の英作文においては、 珍しくもなんともない。

 

◆  時たま目にする不自然な 「 There is 構文 」 の実例は、 お店の看板。
–

–
–
( 2024年7月12日  筆者撮影 )

–
文法的に問題なく意味は通じるが
、 公道沿いの案内板としては奇妙。
–
「 英語のメニューがここに一部存在します 」 と客観的な報告書みたい。
–
  •  There is an English menu.
不可算名詞  ” an”  も相まって、 どこか他人事な響きを放つのが惜しい。
–
通りすがりの一般客にアピールする飲食店の掲示文言であれば、 例えば、
–
  •  English menu is available.
    ( 英語で書かれたメニューをご用意しております。 )
    【直訳】 英語のメニューが利用可能です。

–

◆  ” There is no need. ”  は、 英語ネイティブも普通に使う。

「 There is 構文 」 の特徴である 「 倒置 」は見られず、
” No need. ” は単なる 「 省略構文 」( 狭義 ) である。

語句を省略しても、 文脈上意味が伝わるため、 語句が略されている
だけで、 修辞上のひねりはないのが、 狭義の「 省略構文 」。

簡潔明快を旨とする、格言・ことわざ・慣用句・常套句に目立つ。

こちらも 「 省略構文 」 パターンで、 両者とも自然な英語。

 〇   There is no smoke without fire. 
 〇   No smoke without fire. 
 〇  ( 火のない所に煙は立たない。)

–

◆  なお、 文脈上省いても理解に支障なければ、 英語でも筆舌問わず、

かったるい 「 主語 」 は日常的に省略されている。

完全な文として 「 英文法上は 」 必要でも、 実務ではしきりに略される 。

文頭が動詞の原形でも、 「 命令形 」 (  imperative  form ) ではなく、

主語が略されている用法は、  プログラミング英語  においては割と普通。

” Could you update me on – ”  の末尾で具体的に述べている ( 図入り )。

” Hope this helps.”  でも図示した。
–

—
Hope this website meets your needs.
–
( 弊サイトが皆様のニーズを満たせることを願っております。)

–

◆  下記3つには、 述語動詞( Predicative Verb )が入っておらず、
英文の 「 基本5文型 」 からは外れる。

  •  No need.
  •  No need to.
  •  No smoke without fire

「 基本5文型 」 とは、 英文の分類を指すのではなく、 「 動詞 」
の種類を区別するための用語であるから、  動詞がなければ論外。

  •  第1文型 : SV
  •  第2文型 : SVC
  •  第3文型 : SVO
  •  第4文型 : SVOO
  •  第5文型 : SVOC
  •  S ( subject、 主語 )
    –
  •  V ( verb、 動詞 )
    →  動詞の中でも、 述語動詞 ( Predicative Verb )
    –
  •  O ( object、 目的語 )
    →  4.  SVOO の目的語は、 間接目的語 ( indirect object ) に
    直接目的語 ( direct object ) が続くので、 SVOO の代わりに、
    S V IO DO  と表すこともある。  S V O1 O2  も同義。
    間接目的語は 「 人 」、  直接目的語は 「 物 」 が多め。
    –
  •  C ( complement、 補語 )‐
    –

無骨でぶっきらぼうだが、

この上なく明瞭

 

  ぴしゃり「 不要です 」

–

There is no need.

–
◆  表題  ” no need ”  では、 名詞。

既に触れたように、 可算・不可算兼用。

” need ”  = 「 必要( 必要性 )」を
形容詞  ” no ” で否定し、 「 不要 」。

この場合の  ” need ” は、
不可算名詞  の  単数名詞 が通例。

「 単数名詞 」 ( singular noun ) とは、
単数形で使われるのが一般的な名詞。
–
英英辞書では  “ S ”  または  “ sing ”  と略記されたりする。

【発音】  síŋgjulə 
【音節】  sin-gu-lar  (3音節)

–

◆  上述の通り、 もともとは  ” There is no need. “  の略。

2語単独で使え、 応用が効くのがポイント。

口頭の2語完結以外の頻出表現は、

  •   no need to –  ( 主に動詞が続く )
  •   no need for –  ( 主に名詞が続く )

意味は「 ~ する必要はない 」 または 「 ~ は不要 」。
–

「 不要 」  =  ” no need ” 

–
こう覚えておけば、 意思は伝わる。
–

ー
◆  ” It is not necessary ”  や  ” not necessary ”

とほぼ同義だが、 次の 3つの持ち味 を押さえておきたい。
–

■  ” no need ” の方が、

1 ) 簡明直截
2 ) 強い否定
3 ) 感情的

–
” It is not necessary ” は、副詞 ” not “  で
be動詞 ” is ” を否定( = isn’t )するのに対し、

” no need ” は、 形容詞 ” no ”  で、 名詞 ” need ” を否定。

この場合、 形容詞 ” no ” の方が、 副詞 ” not ” よりも、
否定の度合いが強い。

取りつく島もなく、 拒絶する勢いの ” no need “。

 

「 神経質 」で「 感情的 」な ” need ” の語感  
と相俟って、 すげない印象を与えがち

–
もっとも、 個人的感情を排する事務的な冷たさ
であり、 必ずしも悪気があるわけではない。
–

片や、 –

◇  ” not necessary ”  と  ” unnecessary ”
は、 単に
「 不必要 」であることを表し、 ずっと中立的

–
【発音】  nésəsèri          【音節】  nec-es-sar-y  (4音節)
【発音】  ʌnnésəsèri      【音節】  un-nec-es-sar-y  (5音節)

–
感情抜きで、 淡々と「 必要ありません 」「 要りません 」。

現状では不要であることを、 客観的に示すにすぎない。
–

◆  否定の接頭辞 ” un “、” in “、” non ” が 同じ語につく場合、

強い否定の順に、 in  >  un  >  non
–

◇  これらの「 接頭辞 」以上に 強い否定 が、 副詞  ” not ”
–
副詞 ” not ”  >  接頭辞  ” in ”  >  ” un ”  >  ” non “

–
既述のように、 形容詞 ” no ” の方が、 副詞 ” not ” よりも、
さらに否定の度合いが強いため、 大づかみの順序は次の通り。
–


 no need   >   not necessary
   >   unnecessary 

 形容詞  ” no ”    >   副詞  ” not “   >   接頭辞  ” un ” 

–
「 大づかみ 」 なのは、” need ”  と  ” necessary ”  が異なる単語だから。

同一単語みたいに、 単純比較はできない。

「 ほぼ同義 」 とはいえ、 主な品詞すら異なる。

■  need  →  動詞・名詞中心  (※)
■  necessary  →  形容詞中心

” need ” に、 名詞・他動詞・自動詞・助動詞がある点は、
冒頭に記した。

” necessary ” には、 形容詞 と 名詞がある。

語源は、 ラテン語 「 必要な 」( necessārius )。

” ne – ” ( 否定 not )+  ” cess ” ( 譲る )  +  ” – ary “( ~ の )

” need ”  に形容詞はなく、 ” necessary ”  に動詞はない。

にもかかわらず、 両方とも 「 必要 」 を表し、 同義扱いされている。

これは、 大方の日本人学習者が混乱する、 品詞と和訳の問題である。

この辺りは、” aware ”  と  ” vocal ”  で、 細やかに探究しているので、
ご覧いただければ幸い。

 

(※)  LDOCE6( ロングマン )の指標によれば、

■  動詞  “ need ”
–  重要度 : 最上位 <トップ3000語以内>
–  書き言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>
–  話し言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>

■  名詞  “ need ”
–  重要度 : 最上位 <トップ3000語以内>
–  書き言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>
–  話し言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>

【発音】  níːd  (1音節)

–
■  動詞用法も名詞用法も、
全項目において、 最重要かつ最頻出
■  英単語全体における立ち位置が、 最高水準の   ” need “

こんな英単語は、 そうそうない。

重要単語であっても、 品詞によって、 頻出度に違いのある方が普通。

例えば、 動詞 ” want ” ( 後述 ) も最高水準で、 最重要かつ最頻出。
なのに、 名詞 ” want ”   の頻出度は、 書き・話しとも、 3000語圏外。

” want ” の名詞用法は、 動詞用法に比べて、 はるかに格下ということ。

抜きん出る英単語だからこそ、 本稿では  “ need ”  と  ” want ”

の要注意な 「  強烈さ  」 を強調したい。

私たち日本人は、 使い方を誤りやすい。

–

【参照】

–

 ” No need ”  も 『 断る力 』

–

  • ” No need to fight.”
  • ” No need for a fight.”
    ( 喧嘩は不要。)
    –
  • ” I’ll help you.” –  ” No need.”
    ( 手伝いますよ。)  ( 結構です。)
    –
  • ” No need to change a tire.”
    ( タイヤ交換は不要。)
    –
  • ” No need to resubmit.”
    ( 再提出は不要。)
    –
  • ” No need for lockdowns.”
    ( ロックダウンは不要。)
    –
  • ” No need to lock the door.”
    ( 施錠不要。)
    –
  • ” No need to shout.–  I hear you.”
    ( 叫ばなくてよい。–聞こえてます。)
    –
  • ” No need to yell.”
    ( 怒鳴らなくてよい。)
    –
  • ” No need to get angry.”
    ( 怒る必要ないだろ。)
    –
  •  ” No need to panic.”
    ( パニックにならなくてよい。)
    –
  • ” No need to extend the deadline.”
    ( 期限を延ばす必要はない。)
    –
  • ” No need for your approval.”
    ( あんたの承認なんていらん。)
    –
  • ” No need to remind me.”
  • ” No need for a reminder.”
    ( 教えてくれなくて結構。)
    ( 思い出させないでよい。)
    –
  • ” No need to discuss it.”
  • ” No need for discussion.”
    ( 話し合いは必要ない。)
    ( 議論は不要。)
    –
  • ” No need to talk.”
  • ” No need for a talk.”
    ( 話し合わなくてもよい。)
    ( 話さなくてもよい。)
    –
  • ” No need for an invoice.”
    ( インボイス不要。)
    –
  • ” No need to pay you.”
  • ” No need for payment.”
    ( 支払う必要はない。)
    –
  • ” No need for installation.”
  • ” No need to install.”
    ( インストール不要。)
    –
  • ” No need for a signature.”
    ( 署名は不要。)
    –
  • ” No need to compromise.”
    ( 妥協は不要。)
    –
  • ” No need for me to be here.”
    ( 私がここにいる必要はない。)
    –
  • ” No need to use fancy words.”
    ( 気取った言葉は不要。)
    –
  • ” No need to run a manual backup.”
  • ” No need for a manual backup.
    (手動バックアップは不要です。)
    –
  • ” No need to register.”
  • ” No need for registration.”
    ( 登録は不要。)
    –
  • ” No need to stay up late.”
    ( 夜更かししなくてよい。)
    ( 夜更かし不要。)
    –
  • ” No need to translate.”
  • ” No need for translation.”
    ( 翻訳は不要。)
    –
  • ” No need to worry.”
    ( 心配無用。)
    –
  • ” No need for experience.”
    ( 経験不要。)
    –
  • ” No need to react that way.”
    ( そんな反応しなくてもよい。)
    –
  • ” No need to overreact.”
    ( 過剰反応は不要。)
    –
  • ” No need to overthink it.”
  • ” No need for overthinking.”
    ( 考えすぎる必要はない。)
    ( 考えすぎだ。)
    –
  • ” No need to reapply.”
    ( 再応募は不要。)
    –
  • ” No need to raise your voice.”
    ( そんな大声を出さなくてよい。)
    –
  • ” No need to bribe politicians.”
    ( 政治家たちに賄賂を渡す必要はない。)
    –
  • ” No need to reply all.”
    ( 全員に返信しなくてよい。)
    –
  • ” No need to reset your password.”
    ( パスワードの再設定は不要。)
    –
  • ” No need for training.”
    ( 研修は不要。)
    –
  • ” No need to intrude here.”
    ( こちらに侵入する必要はない。)
    –
  • ” No need for a mask.”
  • ” No need to wear a mask.”
    ( マスク着用は不要。)
    –
  • ” No need for gimmicks.”
    ( 小細工は不要。)
    –
  • ” No need to interview. “
  • ” No need for an interview.”
    ( 面接は不要。)
    –
  • ” No need to explain. “
  • ” No need for explanation.”
    ( 説明は不要。)
    –
  • ” No need to take action.”
    ( 対応は不要。)
    –
  • ” No need for vaccination.”
    ( ワクチン接種は不要。)
    –
  • ” No need for violence.”
    ( 暴力は不要。)
    –
  • ” No need to apologize.”
  • ” No need for an apology.”
    ( 謝る必要はない。)
    ( 謝罪は不要。)
    –
  • ” No need to be sorry.”
    ( 謝る必要はない。)
    ( 残念がる必要はない。)
    –
  • ” No need to go there.”
    ( そこへ行かなくてよい。)
    –
  • ” No need to act like a queen.”
    ( 女王みたいに振る舞わなくてよい。)
    –
  • ” No need to scan this.”
    ( これはスキャンしなくてよい。)
    –
  • ” No need to wait around.”
    ( そこで待っていなくてよい。)
    ( 時間を持て余す必要なし。)
    –
  • ” No need for citations for verification.”
    ( 検証のための引用は不要。)
    –
  • ” No need to cry.”
    ( 泣くな。)
    –
  • ” No need for you.”
    ( あんたなんか要らん。)

ー

【 ご注意 】
” need ” と ” want ” は、 差し迫った要求。
–きつく聞こえがち なので、 対人では 注意 !

日本語の 「 必要 」 に比べて、 かなり感情的

–
<対面>
で使う際は要注意。
–
特に相手が <目上> の場合
–
  やたら ” I need 〇〇 ” と 要求 してはならない。
–
前記の 「 ギャー ギャー 騒ぎ立てる有様 」 そのもの。

–
–
–
◆  名詞 ” need ”   と   名詞 ” want ”   の複数形を組み合わせた、
–
” wants and needs ” は、 「 欲求とニーズ 」。
–
既記の通り、 要注意な 「  強烈さ  」 が特質の2語。
–
決まり文句に近いペアで、 文脈次第で、

「 欲望と要求 」 「 要求と必要性 」  などとも訳される。

  •  satisfy someone’s wants and needs
  •  meet someone’s wants and needs
    ( 誰々の欲求とニーズを満たす )
    –
  •  free of wants and needs
    ( 欲望や要求から解放されている )
    ( 欲求や要求はなしで )
    –
  •  the wants and needs of customers
  •  the customer’s wants and needs
  •  the customers’ wants and needs
    ( 顧客の欲求とニーズ )
    –

単数形でも使う。

  • ” Having a child is  a want,  not a need.”
    ( 子を持つことは欲望であり、必要性ではない。)

デリケートな内容で、 和訳に手こずる。

 

◆  相手との関係・状況・言い振りにも左右されるが、
ここでは日常的なビジネスの場を想定する。

例えば、
–

■  上司に面と向かって、

” I need it. “

「 私はそれが必要なのです 」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

「 とっとと渡せよ 」

「 早くやれ 」

–

こんな風に受け取られる可能性がある。

–
–

ギャー ギャー

 

–

—すぐやれ!

 

–
命令の勢いを帯び、 上司ならカチンと来ても不思議でない。

部下にいきなり 「 大至急やれ 」 と居丈高に厳命された心境。

よって、 平時には  ” I need – ”  の出番は少なめ。

文面でも、 同じ傾向が見られる。

  •  ” I need – ” による要求は、高圧的な感じで、
    誤解を 招きやすい

    –
  • 他動詞  ” want ”  の  ” I want – ” も、
    同様の印象を伴う

–
店頭で 「 これください 」 「 これにします 」 と注文する際、

” I want this.”  や  ” I need this.”   では、 がさつでぞんざいに響く。

同僚や友人ならいざ知らず、 初顔合わせであるなら感じ悪いので、

  •  I’ll have this.
  •  I’ll take this. 

これらの方が無難。

トラブル予防には不可欠な知識なのだが、 日本の学校教育では
教わる機会が少ない。

至極残念である。

  • 自分の目標 や 抱負を述べる ような使い方にはよいが、
    対人用途 では 高リスク

学校の教え通りに、 ” I need 〇〇 “、 ” I want 〇〇 ” と無邪気に
口にする日本の中高生を思うと、 なんともやりきれない。

 

◆  日本のコンビニ店などでは、 有料レジ袋の要否を確認するため、
外国人客に対し、 端的に  ” Need a bag ? ”  と聞き出していたりする。

「 対人用途 」 であるものの、 相手の希望 ( 必要性 )を尋ねており、
なにかを要求しているわけではない  ので、 上記の危険は該当しない。

” Need a help ? “、” Need help ? ” ( 手伝おうか ) も同じ論理。

” Need support ? ” ( サポート・助けが必要ですか ) も同趣旨。

” Need a ride ? ” ( 乗りますか )( 送っていこうか ) もそう。

嫌味っぽかったり、 語気 ( tone )鋭くなければ、 基本非礼はない。

簡約すぎる向きは否定できないとはいえ、 なれなれしくなければ可。
–
–
【参照】  「 英語は3語で伝わりません 」 は、 本当か
【参照】  「 品格 」 よりは、 有用な援助が物を言う

 

 

実務によく出る完全文であれば、

  •  ” If you need to reach me, please call my cell phone.”
    ( 私に連絡を取りたい場合は、携帯電話にお願いします。)

” need ” なのは相手側なので、 やはり なにかを要求しているわけではない。

  •  ” If you would like to reach me, please call my cell phone.”
    ( 私に連絡されたい場合は、携帯電話にお願いします。)

上の助動詞に比べれば、 相手の心情の表現として ” need ” の方が押しが強め。

ただ、 事務連絡の用途では直截な表現が好まれて、 ” need ” の起用は無問題。

–
–
◆  よろしくない例は、 こちらのシーン。

動画開始後  21:08  で飛び出した、 堀江貴文氏の  “ I want ”  発言である。
–

–
I want you to –

「 レバノンで カルロス・ゴーンと 対談しました ( 2020/3/6 ) 」

–
堀江貴文 ホリエモン ( 公式チャンネル )
2020年3月10日 公開
–


–

–
◇  ゴーン元会長に対する物言いとしては、不適切と考える。

「 ぜひとも  ~  をやっていただきたい 」 とおっしゃりたいのだろう。

ところが、 前後の文脈を勘案しても、 「  おまえ、 ~  をやってくれ  」。

おまけに、 人差し指で指差しつつ述べているから、 厳かに命じる感。

ひどい。

暴挙に近い無礼さに、 見ていて恥ずかしくなってしまう。
–

 ■  日本語字幕 ( 公式版 ):
「  私はあなたに 日本の司法制度が良くない事を
世界に広めて欲しいと思っています  」

–

 ■  実際の口調 ( 拙訳 ):
「  日本の司法制度が良くないって、
おまえが世界中に広めてくれ  」

–
思うに、
–

  失礼な一幕で、 手振りも 口振りも、
  ゴーン氏に対する 「 命令 」

–
かのようだ。
–

先述のまずい会話を、 見事なまでに具現している。

無性に活発な両手の動きが人目を引く。

とりわけ、 人差し指は上図と紛うばかりの存在感。

ジェスチャーは、 大勢の認識以上に注目されやすい。

なにより、 対談中、 何度も頬杖をつくのが目立ちすぎ。

” want ” の弱点  はともかく、 指差し と 頬杖  は基本マナーに背く。

堀江氏は気づいていない模様。 

癖かもしれない。

しかし、「 キャラ 」 「 個性 」 で済まされる所作とは言えないだろう。

社会人として、 もったいない。
–

◇  一方、 ゴーン氏の聞き手としての態度は、 誠実で立派と感じる。

世界を舞台に長年活躍してきた、 トップマネジメント特有の物腰。

射る眼光が放つ荘厳さに加え、 底知れぬ静穏な佇まいが醸すオーラ。

多様性に日々揉まれ、 職務上 「 異文化理解力 」 を要求されてきた
ビジネスパーソンに共通する雰囲気。

経験上、 そんな気がする。

数々の無作法な言い回しにも、 気分を害する素振りを見せることなく、
集中力を維持したまま、 熱心に討議する姿が動画を通じて見て取れる。

英語力は言わずもがな、 体の構え( 姿勢 )の差異も際立っている。

–
※  ホリエモン風にやったら、 私なんかは  即刻クビ  になる

–
◆  「 英単語の丸暗記こそ、最強の英語勉強法 」

と公言する方々は、 応分の高い英語力を有する割には、
なぜか「 場違いな 」基礎表現を乱発するきらいがある。

45年以上に渡り、 幾多の学習法と学習者を見聞きしてきた感想。

なぜかしらん。   基礎なのに。   難しい単語もご存じなのに。

高度な語彙力の持ち主として推断すると、 異様なギャップに驚く
こともしばしば。

並外れて優秀な頭脳を加味すれば、 完全に不相応で怪奇なほど。

真剣に商談していた有用な人材が、 突然、 赤ちゃん言葉で
ばぶばぶ話し始める、 衝撃的な場面に立ち会うかのごとし。

「 英単語の丸暗記 」 に重点を置きすぎた方の陥りがちな陥穽
なのか、 堀江氏の英語を拝聴し、 ふと典型を見い出してしまう。

数ある著作で「 英単語の丸暗記 」の有効性を主張し続けるホリエモン。

確かに 「 英単語の丸暗記 」 は、 受験対策には効率がよく、 効果的。
–
–

◆  けれども、 実力が  中級 に達した後は、 めったに出会わない単語
を羅列する教本に執着せず、 リアルな英文に接することの方が大事。

市販の単語集で一生懸命勉強し、 どんなに語彙数を増やしても、

英文を読まねば、 無意味に近く、 紙上に兵を談ず。

仮に、 記憶術などを駆使して、 3万語を覚えることができたとする。

見上げた努力だが、 これだけで英語力が上がったと言えるだろうか。

とんだ勘違いであろうが、 こういう日本人学習者は相当数にのぼる。

–

–
文章を機械翻訳を使って外国語に置き換えていけば
意思疎通が可能だと思っている人が多いのですが、
これは間違いです。

機械翻訳は、言葉の置換はできても、
それがその文章に適切な表現なのかを判断することはできません。

–
「 間違いだらけの多言語サイトで危ぶまれる翻訳の未来 」
https://diamond.jp/articles/-/287089
2021年11月11日付

※  太字は引用者

–
こうした指摘同然の懸念が浮かぶ。

AI( 人工知能 )翻訳の品質評価で、 頻発している問題点。

世間一般には、 流布していない実態である。

【参照】   AI vs 通訳、 AI vs 翻訳

 

–
▼  thief  が自ら通報してくれるお店 🤣

–
▲  主語抜きの邦文を機械英訳した失敗例

( 2023年 ビックカメラ なんば店 )

–

–
勝手に 「 幻覚 」 を生み出す怖さ

人間が翻訳していれば絶対に起こり得ない誤訳を、
生成型AIは確率論の名において平気で冒すことが出来る
–
–
「 AIが間違えるハズがない 」 は危険。
平気で嘘をつく生成型人工知能の限界
https://www.mag2.com/p/news/583243/3
2023年8月31日付

–
AIを過信する危うさは、 ” Vocal about – ”  で追究した。

–

–
◆  さらに、 具体例を挙げる。

以下、 ” vocal about – ”  より再掲。
–

2017年のサービス開始以来、 「 世界一高精度な翻訳ツール 」 と
自称する、 多言語翻訳サイトの 「 DeepL 」 ( ディープエル )。

本拠地はドイツ。

世に名声をとどろかせる AI翻訳 が仕出かした 「 重大な誤訳 」 をご紹介。

和訳の自己レビュー中の出来事。

英文を自分で和訳して作った日本語文書を、 DeepL で機械英訳して、
英語に戻す作業により、 自ら和訳の品質( 精度 )を点検していた。

原文は英語  →  和訳 ( 私 ) →  英訳 ( DeepL、下記の通り )

懲戒処分( disciplinary  action )の一環としての始末書関連の翻訳。

2022年7月21日実施。
–

–
–
画像の拡大

※  赤字の 「 ← 誤訳 」 は追加

–
赤い矢印は、 完全な誤訳で、 これはまずい。

意味があべこべ。

否定の形容詞  ” no ”  は余計。

No need  for a ” no ” here !

拡大してみる。
–
–

–
–
直下の 「 別の訳語一覧 」 は誤訳になっていないから、
なおさら妙な気がした。

どうしてこうなったのかは不詳。   不気味で怖い。

熟練の翻訳者は、 この手のミスはしない。

全体を見据えながら翻訳を進め、 完成前に異常値を阻止する。

同日すかさず、 DeepL で 類義の 「 自己の責めに帰する 」
を機械英訳。

次の英訳が現れ、 明らかな問題は見られなかった。

  •  attribute blame to oneself
    別の訳語一覧:
  •  take the blame for one’s own actions
  •  take the blame for one’s own faults
  •  take the blame for one’s own fault

「 DeepL Pro 」 の文言が示すように、 有料版である。
–

▲▲  再掲終わり  ▲▲
–

この  ” vocal about – ”  には、 その他の誤訳例もたっぷり掲載している。

( 実名入り、 図入り )

–

◇  語義が分かることと、的確に使いこなせることは、まったく別の話

語彙の認識 ( recognize ) と運用 ( command ) は、 練度の高低に差がある。

英単語の意味がぼんやり分かるだけで実用に供するなら、 そりゃ世話がないわ。
–

–
言葉を取り扱うプロたちは、 多彩で複雑な内奥の広がりを知覚する。

幾重にも重なる言葉の多層性は、 上澄みをすくったくらいで見えない。

いくつもの意味 ( 語義 )を包含する単語が数限りなくあるということ。

外語相手の翻訳者に限らず、 母語中心の作家や漫才師らも知り抜く話。

置き換えで事足りない点は、 本稿で引用する複数の翻訳者が証言する。
–
–
” Vocal about – ”  より

–
プロではない一般人が常用する日本語だって、 そうではないか。

私たちが普段おおよそ使わない、 日本語の難しい語彙をたくさん
知っている日本語学習者が、 実質的に使える日本語ができるとは限らない。

「 ちょいと眉唾物かも … 」 どことなく勘ぐりたくもなってくる。

外語ゆえんなのか、 こと英語に関しては、 さして思考し整理することなく、
ごっちゃにした末に、 単語一辺倒の風潮に色濃く染まっているのが悔しい。

長期に渡って、教材に取り組み続けると、「 勉強している 」 自己満足に
酔った挙句、 上辺だけの見せかけ英語に流れてしまう危険が待ち受ける。

やばくない ?

かるたみたいに、単語を並べるのみなら、それでよいかもしれない。

ニュアンスで使い分ける視点も理解力もなく、ほとんど暗記ゲーム。

真面目な日本人学習者にありがちなのは、 単語数を増やすほどに、
英語ができるようになると妄信し、 上級語の暗記に精を出す盲進。

お馴染みの勉強法だが、 思い通りに結実する中長期の展望は暗め。

それより、 「 使えない 」 自己満英語に向かって、 まっしぐら。

–

◇  語感の持つ重要性を知れば、闇雲に単語数を増やそうと思わない

 

なぜなら、 まともに使いきれない上級語を増やして悦に入るよりは、 皆
が使う基礎単語と 句動詞 ( phrasal verb ) を習得する方が、 実用に
即しており、 確実に通じるようだ、 と感知するから。

動詞なら、 put,  give,  get,  take,  make,  have,  go,  want  が代表格。

英語を使える人間であれば、 例外なく全員が習得している基礎単語である。

今覚えようとしている難しい単語、 ご自分で使う機会はありそうですか ?

上等すぎる英単語の丸暗記は、 電話帳の暗記に似寄るので用心する ( 後述 )。

中級者であれば、 もっと優先して学ぶべき重要な単語やフレーズは山とある。

先に挙げた動詞は汎用性も応用力も強大で、 みっちり仕込めば飛躍を遂げる。

総合的な英語力の底上げとして得られる絶大な効力は、 上級語の比ではない。

基礎単語をじっくり学び直すべきなのに、 手が回らないから英語ができない。
–

日常語すら心許ないのに、 高難度の語に飛びついたところで、 まず使えない。

マニアックなものに手を出す前に、 誰もが使う単語と表現をきっちり固める。

日常会話さえできないのに、 ハイレベルの知識を詰め込んでいるのが日本人。

自ら使うに至らぬまま、 しゃかりきに習い理論武装を重ねる方が極めて多い。

高難度な単語を覚えることに精一杯で、 簡単な単語を使いこなす余裕がない。

会話なくして口を動かさない 「 英語の勉強 」 に満悦し、 時間を使い果たす。

口で発声してみなければ、 絶対しゃべれるようにならないのは争えない事実。

勉学に専念し、 user になることなく、 English learner だけで一生を終える。

おかしな話だ。

認識止まりが learner、 自分で語彙運用 ( command ) を試みるのが user。

 

読めればよいのなら、 必然の帰結として、 スピーキング実現から縁遠くなる。

もし、 自ら話せるようになりたければ、 考え方を改めなくてはならないかも。

もっとも、 受験・資格対策であれば、 割り切って覚えるしかないと考える。

–

◆  漠然と単語の意味が分かるぐらいでは、4技能( 聞く ・ 読む ・ 書く ・ 話す )
を万遍なく、 一定水準まで高める目的には程遠く、 的外れな注力となる。

はっきり申し上げると、 使い物になりそうもない、 偽の英語で終わる。

通じる英語から、 知らず知らずかけ離れていく、 几帳面で必死な勤勉さ。

痛ましい結果が、「 使える英語 」とは別物の、 自己満英語の出来上がり。

ご本人は 「 英語ができる 」と思い込んでいるから、 とてつもなく厄介。

言葉の使用場面を誤るとどうなるかは、 先ほどの映像が示唆してくれる。

誰しも使うような、 最重要かつ最頻出の基礎単語の誤用は避けたい。

限られた時間で学習する以上、 実際に使える英語を目指そう

勉強時間の使い方を間違えてはならない。

やるべきことの優先順位を間違えてはならない。

もったいない。

–

【参考】    ※  外部サイト

–  英検1級に必要な語彙数は、 英語ネイティブなら中学生未満

–

◆  いつ使うか予期できぬ字面をひたすら暗記するより、現に目の前
で取り上げている具体例から学ぶ方が、 殊の外、 気楽で飽きにくい。

英会話や英作文を通して、 自ら語彙を運用できれば、 なおよい。

「 語彙力 」は教養の土台を形作るが、 相手あってのコミュニケーション。

受け手の理解度及び反応に寄り添って、 語彙運用する心遣いが望ましい。

「 頭がいい人 」 「 できる人 」 と思われたいなんて、 もってのほか。

そもそも、場にそぐわない難解な言葉を用いても、本能的に反発されて、
心理的に 距離を置かれて しまうどころか、 そっぽを向かれるのがおち。

【参照】   ” perceive ”
–

衒学的な尊大さが、 鼻につくのだろう。

ましてや、 私たちはノンネイティブ ( 非英語母語話者 )。

ネイティブを英語力で打ち負かそうなどと、 思い上がらないことだ。

【参照】   ” Please advise. ”
–
–

◆  こう考えた私は、 「 生の英語 」に触れるよう、 多読・多聴に努めた。

ここで言う「 生の英語 」とは、 一般人の生活で多用される英語。

インターネットが普及した現在では、メルマガ  及び  インターネットラジオ
も存分に活用している。

便利な時代だ。

今の若者がうらやましい。
–

 

散歩 や 筋トレ では、 骨伝導ヘッドホン
耳が疲れにくく、おすすめ

( Shokz  OpenMove )

 

古いスマホを再利用して、 浴室でも リスニング
※  歴代iPhoneの中でも、 内蔵 DAC の音質が非常に素直でフラットな
「 iPhone 4S 」 → 中古で10台以上購入し、2026年現在も同時使用中

 

のんびりごろごろ、 長続き

 

室内で揺らめき、 ひらめくぶらんこ
–
▲  別稿 「 単語の覚え方 」 より

–

◆  「 単語力か、多読か 」は、 英語学習の不朽不滅の論点。

1980~90年代、 本気の英語学習者の一部に知られていたのが、
渡部昇一 ( 1930-2017 ) と  松本道弘( 1940-2022 ) の論争。

英語学者として 「 単語力 」 を強調する渡部教授に対し、 一貫
して 「 多読 」「 速読 」 を力説する、 通訳者の松本氏に私淑
していた若かりし頃の私は、 氏の説く手法をやんわり踏襲した。

松本氏の初期の著作、 ことさら  『 私はこうして英語を学んだ 』、
『 速読の英語 』、  『 「タイム」を読む 』、  『 「FEN」を聴く 』、
『 速聴の英語 』 は、 むさぼるように何度も読んだ。

そして、 毎日、 愚直に実行した。

※  いずれも旧版、  80年代頃の松本作品は良質だった

1975年刊の 『 GiveとGet 』 は、 何べんも反復して読み返し、
サイデンステッカー( 1921-2007 )との共編 『 日米口語辞典 』
の 「 増補改訂版 」 は頭に叩き込んだ。( 「 決定版 」は 2021年刊 )
–
‐

◆  「 単語力 」 以上に 「 多読 」 を優先してきて、 大正解。

分からない単語に   いちいち気を揉む代わりに、
力量に見合った  英文を  大量に  読み込む心構え。

–
単語の暗記・単語帳の作成 よりは、 英文を読む時間 を重んじた。

不明部分に拘泥しなくても、 決定的な支障が出ない読み方を会得した。

試験には通用しがたいかもしれないが、 これぞ自然な「 読書 」に似通う。

常日頃、多くの人は母語で活字を楽しむ時、 無意識にこうしているだろう。

外語は勝手が違うとはいえ、 力がついてくると、 母語の読書に近づく。

文脈・用例から意味を推理し、 かれこれ読み取っていく読解力の発露。

一部抜粋されると誤読・誤訳してしまう晦渋な英文であっても、 文脈
に沿ってだいたい読めていれば、 すらすら読み解けていたりするもの。

試験並みの厳しく丁寧な吟味がなくとも、 一応 「 読書 」できている。

読めるようになってくると、 英文法のあれこれに気を取られなくなる。

文法は大事であるが、 英語が使えるようになると、 意識から遠のく感。

母語を気兼ねなく行使する際、 文法を念頭に置かない状況に似てくる。

以前みたいに、 文法のために中断を強いられ、 頭を抱える時間が減る。

文法の煩雑さが低減していく手応えは、 英語力増進の物差しとなりうる。

目にした瞬間、 脳天に一撃を食らわす、 あの猛烈な英語アレルギー。

英文に見慣れれば、 そんな心理的障壁も薄れ、 心地よくなってくる。

辞書を通読する気力があるなら、 多読に充てる方がベターと感じる。

–

◆  しんどい一因は、 他人が集めた 片言隻語 ばかりに向き合っているから。

多読・多聴で学んだためか、「 よく我慢できるな …  」 と生真面目さに心底感心。

身近にあふれる面白い英文を無下にして、単語集に没頭する理由がどうにも不可解。

無気根者の私は、 ” No need  for  much  secondhand  info ! ”  と激しく思う。

暗記中心で、 英語の実力が本当に伸び続けるなら、 無論こうは言わない。

実は「 受け身 」的な、つらい苦行。    無味乾燥で、つまらなくて当然。

いつまでも既存の単語集・表現集に依存せずに、 早々切り上げて、

得意分野の英文を がんがん読もう

–
そっちの方が、 変化に富み、 きっと無理なく続く。

少なくとも、市販の教材にしがみつくより、「 自信 」がつくぞ !!  

「 案外、読めるぞ。  なんか、いけるかも …  」  芽生えが始まる。

これまでの積み重ねの成果を目の当たりにして、 バイリンガルの

仲間入りする自覚が高まり、 苦労が報われた実感で胸がときめく。

能力と相性に沿う英文を選ぶことが、 なによりも大切で、 成否を決す。

なんとなく、 心身の調子が上向く程度の難易度がちょうどよい。

もし、 ストレスがたまるなら、 まだまだ難しすぎるため、 選び直す。

「 辞書を引かなくても、充分読めるレベル 」 からスタートしてみる。

ご自身と相談しながら、 難易度  及び  ペース  を上げ下げしつつ調整。

こうすれば、中級者は、能動的に働きかける学習態度を養うことができる。
–
–
–
◆  インターネットが普及した現代は、 自分に適した英語を自由自在に選べる。

それ以前の日本社会では、 英語に接するまでに、 手間暇・コストを要した。

英語のケーブル放送を目当てに、 都内のホテルにて自主合宿したもんだ。

自宅では、 高価な 短波ラジオ で、 ノイズにめげずに国際放送を受信していた。

2か国語放送は1980年代、 BS・CSは90年代より徐々に家庭に浸透していった。

英字新聞・雑誌を 定期購読 し、 海外発送分は「 国際郵便為替 」で毎年送金。

やっとこさ手にした大抵の雑誌は  ” cover-to-cover ”  で舐めるように読んだ。

なにかにつけ、 あれやこれやと費用がかさんだ。

選択肢が手薄い当時は、 しくじると浪費に直結したので慎重だった。

一般個人は、 こうもしないと、 生の英語までたどり着けなかった。

–

◆  勇気を奮って、「 補助輪 」 を取り外し、 思い切りペダルを漕ぐべし !

教材づくめの学習法には、 それほど期待できない濃厚な目覚め。

この喜びは、原文を読みこなして、 味わっていただくしかない。

英文の場数を踏むと「 弾みがつく 」現象は、やってみれば分かる。

素材さえ合っていれば、 中級者は着実に進歩し、 自信がぐっと高まる。

あらぬ方向に突き進んで、 自滅してしまう可能性は低い。

この安定感こそ、 初学者とは 一線を画す、 実力者の本領なのだ。

与えられた素材ではなく、 自分の頭を使って学習計画を立案する。

教材相手では到達困難な領域を自ら開発し、 独自に展開していく興奮よ。

自発的・内発的な動機の底力と、 自主的な行動力の効き目はすさまじい。
–
–

早めに 原文に 着手しましょう

 

–
◆  一般的な日本人の生活環境を考慮すると、 インターネットなどで英文を読む
ことこそ、「 英語を使う 」 ことに接近するための手軽で手近な手段と考える。

市販教材は、 部分的に抜き出した抄出素材ゆえに、 真の読解力を体得できず。

著作権の問題があり、 欲しい題材を安易に取り込むことはできないのである。

そこまで関心のない過去の話題中心なので、 好奇心も湧かず、 退屈な勉強に。

紙幅に制限がある中、 学習者の役に立ちそうな内容に焦点を絞り、 出版側の
都合及び執筆者の能力範囲という制約内で説明を加えるのが、 学習教材の主流。

編集者・監修者・出版社など、 大勢のフィルターを通した学習となっている。

それが教材学習の本質であり、 知るや知らずや、 他人に多分に依存する仕様。

かっちり骨組みを決められ、 がっちり主導権を握られていることに気づくべし。

良心的な教材であるほど、 学習者の引っかかりやすい箇所をあぶり出してくれる。

その反面、 弱みを補完する意図の本ばかり読んでいると、 全体から文意を主体的
につかみとる読解力は育ちそびれ、 解説なしでは気が臆し、 もろくもくじける。

理屈が通りにくい、恣意的・気分的要素を踏まえ、 解き明かすことはややこしい。

その解説が妥当であればまだしも、 言語の世界は一筋縄ではいかないことが多い。

あらゆる角度から分析した達意平明の教材よりは、 粗製濫造じみた傾向がある。

高い素養を積んだ外国人学者の説ですら、 異議を挟みたくなる記述が散見される。

” Could you update  – ?  ”  の後半にて、 ネイティブ学者の説に反証してみた。

” vocal about – ”  では、 「 日本の第一人者 」 の 杜撰な論考に反駁してみた。
–
※  後述

その辺の教材に付き合うくらいなら、 心より読みたい素材の方が幸せをもたらす。

 

加えて、 自力でいけるかどうか、ざっと相対的に判別していく貴重な経験を放棄。

資源と所要時間を見積る能力が、 段取りと産物をいかに決するかは身に染みる話。

それどころか、 依存的体質が染みついてしまい、 いつまでたっても自立できない。

ずるずる他人に頼ると、 こうなる。

下手すると、 心は 「 万年受験生 」 ( 後述 )。

正否の 線引き を厳格に定める本に執心すると、 通じる英語の枠組みを設けづらい。

理論と運用が秩序立たない用途も数多く、 時に白黒つけがたく泥臭いのが、 実用。

初級なら指導者の手引きに従うべきだが、 中級以降はもっと能動的になってよい。

お膳立てを整えてもらうのでなく、 切望するスキルを突き止め、狩りに行く心意気。

これから記すが、 リスニング教材も単語帳も、 自分で作ってしまえばいいのでは。

いろいろ手を打って、 うきうきする教材を自前で用意すれば、 退屈とは無縁になる。

私はそうした。

 

自分で作れば 自信 と 喜び が湧く

–

【参考】    ※  外部サイト

–  コミュニケーションと違い、 リーディングは自学自習できる

 

中級者なら、 主導権を奪われるな

 

もったいない。

–

–
初級者だった昔と違って、 なんとなく気乗りしなくなってきている …

教材選びに失敗するとこうなる。  

慢性的に 「 退屈している 」 危ない状況を自覚できていない人たち。

一途に市販教材に取り組む 「 勤勉さ 」 が及ぼす危険の典型である。
–
–
「 自分の世界 」 が広がる英語  より

–

◆  YouTubeの コメント や商品 レビュー( アマゾンなど )も、
一般ユーザーが気軽に発した生の英語に触れるチャンス。

お手元に英語素材がなければ、 手始めに コメントとレビューから
取り掛かるとよい。
–

魅了された動画や商品の英文コメントを、 ついでに読む 「 習慣 」。

「 今日からできる 」 英語学習であり、 人生を変える効果がある。
–

翻訳機能を使えば、 その場で答え合わせでき、 気苦労は少なめ。

すこぶる奨励する学習法のひとつであり、 私も毎日実行している。

玉石混交といえど、 とにかく楽しい教材となる。

旧来の新聞・雑誌の読者欄は言うまでもない。

なにしろ、 投稿者の感情がほとばしり、 エネルギーが充満する。

「 コメント回り 」と称し、 めぼしい日英表現を 語彙採集 し、

営々と単語帳 に登録するのが、 永年の私の日課である。

–

◆  セレブの追っかけ ( 記事・動画・書籍 ) は、 私には非常に効果があった。

メディアが伝える情報量が多く、 映像や音声込みで包括的に学べるのがメリット。

重厚な業界の伝統的な重鎮とは異なり、硬軟織り交ぜの情報が手に入れやすい。

リアルタイムに新鮮な情報収集ができる点が、 昔ながらの伝記の偉人にない利点。

映画俳優の自伝は特に素晴らしく、 比較的最近に発売された既読の英語作品は、

それぞれの作品は、 中級 の英語力があれば、 読み・聞きともに難しくない。

5人の名は日本でも知られており、 どの自伝も評価が高く、 読み応えがある。

シャロンを除く4人が、 日本と日本人について総じて好意的に回顧している。

※  シャロンの自伝では日本に一切触れていない  →  大阪で数年静養したとの有名な話は嘘

–
4冊のキンドル版を検索すると、 日本にまつわる愉快な話が次々ヒットする。

キンドル版は手頃価格なので、 ご興味あればお手に取っていただければ幸い。

キンドルアプリに標準搭載された翻訳機能をうまく使えば、 日本語で読める。
–
–
(★)
2025年12月、 ジェーン・バーキンの自伝の邦訳が河出書房新社から新発売。

豪華特典付きの日本語版。

『 ジェーン・バーキン日記 』
–

<出版社>    <アマゾン>    <楽天>

 

◆  日本人として誇らしく心温まる逸話のひとつが、 エルヴィス・プレスリー

( 1935-1977 ) の一人娘が、 心から慕っていた日本人ベビーシッターの話。
–

※  原書 ( 2024年刊 )の邦訳版は未発売、 和文はすべて拙訳
–

–

[S]he took really good care of me.
She was always there

私を大事にして面倒をよく見てくれました。
いつもそばにいてくれたのです。

( 中略 )

I would be screaming at the top of my lungs,
watching us drive out of view of her. 

別れがつらく、 視界から消えていくのを見ながら、
私は車の中で、 声を張り上げて叫んでいました。

( 中略 )

I was so attached to her.

彼女にとても愛着を感じていました。

–

–
Chapter One: Upstairs at Graceland
第1章: グレースランドの二階にて

–
–
” From Here to the Great Unknown: A Memoir ”
Macmillan Publishers International. (2024).
長女  Riley Keough ( 1989- ) との共著

Audible    Kindle    ハードカバー    ペーパーバック

–
実母 プリシラ ( 1945- ) についての残酷なまでの書きようとは真逆である。

「 ママには刑務所がお似合い 」 とでも言いたげな辛辣な悪口を明記している。

“ My mom would have ended up in jail for sure. ” ( 第1章 )

終始プリシラへの非難のオンパレードで、 双方とも生き地獄だったらしい。

無遠慮な罵詈雑言が散りばめられており、 不仲の噂は間違いないと確信する。
–

故 リサ・マリー の生育環境が垣間見えるが、 ひときわ波瀾万丈の生涯だった。

重度の依存症 ( アルコール・食・薬・整形 ) の影響を代々被った家系だった。

患者の手による手記とも言えるため、 依存症の恐ろしさを知る上でも役立つ。

自らを依存症に陥っていない唯一の家族と称する、 共著者の長女も述べている。
–

Her father had been an addict

彼女( リサ・マリー ) の父親 ( エルヴィス )は依存症でした。

( 中略 )

there might have been a genetic component
to my mom’s addiction

母の依存症には遺伝的要因があったのかもしれません。
–

–
Chapter Six: Ten Years
第6章: 10年間

–
9歳で42歳の 父親 が他界、 その後も荒波に見舞われた彼女の生きづらさを思う。

27歳の長男を2020年に 拳銃自殺 で亡くし、 2023年に苦しみを吐露していた。

自殺で身内を失った喪失感からの立ち直りを克明に記した巧みな 文章 である。

逆縁の不幸を背負ったことが、 リサ・マリーの命を縮めたと推測できる( 享年54 )。

母娘の関係は往々にして複雑だが、 母プリシラもまた子どもに先立たれた。
–

2025年9月、 亡き子に負けじとプリシラも 自伝 を出し、 確かな支持を得ている。

この本の オーディオ版 は、 80歳前後のプリシラ本人が朗読している。
–

対して、 リサ・マリーの自伝は死後出版 ( 2023年没、2024年刊 ) となったため、

長女 ライリー ( 1989- ) らが 朗読した 背景があり、 やるせない思いが残る。

リサ・マリー版のオーディオブック は、 米俳優 ジュリア・ロバーツ ( 1967- )

とライリーが交互に読み上げており、 肉声の挿入も施されている点に特長がある。

両者とも抑制の効いた落ち着いたペースで発声しているため、 聞きやすく感じた。

代わりばんことはいえ、 朗読の分担は規則的である。

  •  長女ライリー: ライリー自身の執筆箇所及び補足内容
  •  ジュリア: リサ・マリーの執筆または語りの箇所
  •  リサ・マリーのざっくばらんな語り口が複数挿入されている

音声クリップは、 書籍執筆のために準備されていた録音が中心とされるが、

もとより低音の声質である上、 一部の音質が粗く、 男性の声かと錯覚する。

–
父親のエルヴィスは、 生涯で一度も来日しなかったが、 リサ・マリーと子ども

( 特に 長男ベン 1992-2020 ) は日本好きで、 行動がそれを物語っている。

この自伝を読むと、 彼らの日本に対する愛情が本物であることがよく分かる。

2006年に20名の親族を引き連れて、 京都で再婚相手との結婚式を挙げたり、

箱根で温泉を楽しみ、 カラオケで大はしゃぎしたり、 工作教室に参加したり、

お気に入りのコンビニおにぎりの話をしたりと、 生き生きと書き表している。

–

◆  ライリーは本書で、 母親の日本愛についてこう記す。

” My mother was in love with Japan and its culture,” ( 第6章 )
” This was one of my mother’s favorite places on earth.” ( 第6章 )

リサ・マリー自身も、 遠い昔のロサンゼルスでの孤独な学生時代を記している。

” In school once, I picked up a book about Japan – everything was
so beautiful there, the architecture, the ponds, and I remember
wishing that could live there.” ( 第1章 )
–

–
–
Chapter Six: Ten Years
第6章: 10年間

–
本書には、 リサ・マリーの写真を中心に、 合計12枚の写真が収められている。

長男ベンが写っているのは2枚で、 彼は母譲りの本物の親日家でいてくれた。

掲載された単独写真の撮影地に日本が選ばれた点も、 日本好きの証左である。
–

–
–
Chapter Eight: Ben Ben
第8章: ベンベン

–
自死したベンが、 日本に移住を希望していたとあり、 身につまされる。

” Japan was my brother’s favorite country.” ( 第7章 )
” His dream was to live a simple life somewhere – Hawaii or Japan
were his top choices.
” ( 第7章 )

–
【参考】    ※  外部サイト

 

◆  5冊の自伝にはびっくり仰天な話がてんこ盛りで、 度肝を抜かれて面食らう。

体験談の規模と充実度が壮大で、 どこからどうみても一般人の生き方ではない。

破廉恥行為を含め、 とんでもないことを実名入りであっけらかんと書き立てる。

このうち2人は性的暴行の実体験を、 実況中継するかのように詳細に記録する。

尋常ではない暴露だが、 絶望を乗り越え復活するプロセスの公表が本意だろう。

 

浮ついた業界を全員が生き抜き、 人間と人生に関する深い洞察力を備えている。

登場人物が著名人中心であるがゆえ、 実話か否かの裏取りも容易で説得力に富む。

我が目で見た人間模様の機微を忌憚なく描き出すひたむきな表現力が味わい深い。

常人にはない鋭い感性と豊かな才能を過激な競争で磨き続けたのだと再認識する。

どっぷり読みふけると、 私自身の人生観になんらかの大変動が巻き起こるのが常。

「 誰にとっても大変だけど、 生きるってなかなかすごいこと 」 と腹落ちする。
–

※  原書 ( 2018年刊 )の邦訳版は未発売、 和文はすべて拙訳
–

–
The universe never gives you

more than you can handle.

–
神様は乗り越えられる試練しか与えない。
–

” The Girl on the Balcony
Olivia Hussey Finds Life after Romeo and Juliet
 ”
Reality  現実
–
オリヴィア・ハッセー ( 1951-2024 )

–
平易な筆致に明け透けな描写が冴え渡るのが オリヴィア・ハッセー で、 布施明
( 1947- ) に一目ぼれする奔放な様子は、 思わず口元が緩むほど愛くるしい。

” Akira ” と題する一章を丸々割き、 馴れ初めから床入りまで事細かに述懐する。

直後の二章 ” Long-Distance Love ” ( 遠距離恋愛 )と ” Up, Up and Away ”
( 高みから別れへ ) もアキラが主役で、 別居婚の困惑と破綻を綿々とつづる。

読んでいるこっちが気恥ずかしくなるほど、 布施さんに 夢中でべたぼれ だった。
–

3人の夫のうち、 オリヴィアから猛アタックしたのが布施明のみ である点は、

特筆大書すべき事実であり、 多数の本人談によって確実に裏付けられている。

最初と最後の夫は、 オリヴィアに惚れて近寄り、 熱烈に追いかけたのである。

Olivia went after Akira,  while Dean Paul and David went after her.

–

” The Girl on the Balcony
Olivia Hussey Finds Life After Romeo & Juliet
”
KENSINGTON PUBLISHING CORP. (2018).
長男  Alexander Martin ( 1973- ) との共著
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
母オリヴィアと一緒に日本のメディアに登場
していた、 あの金髪の 「 アレックス坊や 」

Audible    CD    Kindle    ハードカバー    ペーパーバック
–

▲  序文は監督 フランコ・ゼッフィレッリ ( 1923-2019 )
https://www.fondazionefrancozeffirelli.com
→  この巨匠の自伝 ( 1986年刊 ) は傑作 ( 邦訳あり )
→  全作品集 ( 2010年刊 ) も見応えあり ( 実物写真 )

–

語学の才を自認し、 英・西・伊・仏に秀でたオリヴィアでも日本語はお手上げだった。

” Meanwhile, I was struggling with my Japanese. ”  と自伝で告白する。

彼女の母語はスペイン語だが、 多言語で多年働いてきたためか見識が高く、 日本語と

印欧語( インド・ヨーロッパ語族 ) の違いを見抜き、 核心に踏み込み考察している。
–

–

Languages have generally come easily to me.

私の場合、 言語は割かし簡単に習得できました。

( 中略 )

I wanted to learn it so badly, for Akira and for myself.

アキラと自分のために、 どうしても日本語を身につけたかったのです。

( 中略 )

[A]fter getting migraine every time I stared down at
a page of Kanji,  I decided life was too short.

漢字のページを見つめるたびに偏頭痛がするので、
人生は短すぎると判断しました。

( 中略 )

Akira and I understood each other perfectly well;
we were in love.

アキラと私はお互いを完璧に理解していました。
私たちは愛し合っていたからです。

–
–

–
” The Girl on the Balcony
Olivia Hussey Finds Life after Romeo and Juliet
 ”
Long-Distance Love  遠距離恋愛

–
得意な  ” Romance languages ” ( ロマンス語 ) をずらずらと列挙している。
–

–
自分では耳が良い方だと思っています。
ロマンス語に関しては、1つの言語を流暢に話せるようになると、
他のロマンス語にも応用でき、自然に馴染んでいきます。
母語のスペイン語のおかげで、イタリア語とフランス語は簡単でした。

( 原文は前出 )

–
時間をかけて勉強しない限り、 行き着かない見解と行き詰まり。
–

–
でも日本語は違いました。
音韻が比較的単純で、 基本母音がわずか5つのみ、
時制も2種類しかなく、 名詞には性別がないため、
当初は習得が簡単だと思いました。
–
しかし、 代名詞の羅列に迷い込んだ後、
思考の構成や話し手と聞き手の関係において、
微妙で奥深い違いがあることに気づきました。

( 原文は前出 )

–
聞きかじった知識では
、 このような具体性のある相違点は書き出せない
と考える。

実際に日本語教材を入手し、 机に向かい、 頭を振り絞って努力されたのだと思う。

日本語に立ち向かった意欲的な挑戦と撤退せざるを得なかった無念が感じ取れよう。

アキラ愛には圧倒されるが、 オリヴィアの語学力も本物であることを推察できる。

実現が叶わなかった複数の目標と敗因を、 自伝の中で鮮やかに自己分析している。
–


–


–

 

I was totally, madly in love.
–
狂おしいほど 彼を愛していました。
–
–

–
” The Girl on the Balcony
Olivia Hussey Finds Life after Romeo and Juliet
 ”

–
2人は1980年に結婚し、 1983年に息子が生まれ、 1989年に離婚している。
–

–
1984年撮影
次男 マックス Maxmillion Fuse ( 1983- )

–
冷やかし半分で 「 オリヴィア・フッセー 」 とよく書かれていたが、

婚姻中は “ Olivia H. Fuse ” 名義で夫のために作詞を手掛けていた。
–

–

–
布施明と結婚する前に、 自身もレコードを出して、 日本語で歌っている。
–

–

–
オリヴィアのたまわく、

  •  Three children, three husbands.
  •  I married three lovely people.
それぞれの夫との間にもうけた子は、 21歳・31歳・42歳で出産している。
–
これまた人並み外れる。
–

3人の夫すべてに対して、 大いなる感謝と称賛を公言してはばからない。

最初の夫は離婚後の1987年3月、 互いに35歳の時に 飛行機事故死 した。

布施は2番目で、 3番目の夫とは彼女が亡くなるまで34年間連れ添った。

離婚後も健全な関係を保ち、 一緒に手抜かりなく子育てをしてきたと、
常々胸を張って語っていた。

Olivia Hussey had always prided herself on being a great mom.

–

◆  布施明を “ the Frank Sinatra of Japan ” と海外メディアに説明し、

元夫の穏やかな人柄と美声を堂々と褒めたたえるのがパターンであった。

毎度、 実にうれしそうに、 懐かしげに興奮しつつ思い出話に興じていた。

微塵も気後れすることなく、 別れた夫の話を熱く語り聞かせたのである。

晩年まで、 彼を高く評価する姿勢はまったく変わらなかったオリヴィア。

高額慰謝料は信憑性に欠けるが、「 便利だから離婚した 」 は真相だろう。
–
日本人として聞いていると、 照れくさくなるほど自慢げに紹介している。
–
オリヴィアから猛アタックした夫は布施明のみ、と改めて強調したくなる。

–

–
A wonderful human being.

I fell in love instantly.

アキラは素晴らしい人物でした。

その場で恋に落ちました。
–

–
Olivia Hussey, talks about her life and career
at the Festival Shakespeare Buenos Aires
( ブエノスアイレス・シェイクスピア祭にて
人生とキャリアについて語る )
2021年4月26日付    ※  動画全長  1時間6分

★★★ 布施明の話は、 およそ2分間 ★★★

–
動画中のオリヴィアは70歳。 優れた記憶力、 語彙運用、 活力に目を見張る。

すごいの一言。 ジュリエットの面影は薄れても、 あの頃の熱情は重なり合う。

丸1時間、 べらべら饒舌に語りまくり、 まさしく驚異の独壇場を演じている。

気迫のこもった情感豊かで一方的な話術に、 何度見ても心を奪われてしまう。

自著と他所で見聞きした話をそのまま聞けて、 オリヴィアの気品を再発見した。

彼女にみなぎる迫力に飲み込まれ、 1時間があっという間に過ぎ去っていく。
–

中級者なら、 素早く回転する頭が生み出す融通無碍のユーモアを聞き取れる。

どうすればこれくらい明晰な思考能力と情熱を保つ70歳代になれるのだろう。

地頭の冴えと濃い人生経験が反映された話しぶりに、 見ていてうれしくなる。

ユーモアに呼応した、 あどけなくキュートな笑顔と笑い方は、 若い頃のまま。

仕草も表情も相変わらずチャーミングで愛らしく、 ファンなら目が離せない。

美の薄れた中年になってから味わい深くなる人間は、 断然素敵で私は憧れる。
–

愛情を注いで3人の子どもを育て上げた誇りを隠さず、 溌溂とした元気が魅力。

20歳代から人生観が一貫しており、 お人柄のにじみ出たインタビューだと思う。
–

生前のユニークな優姿が恋しくて、 勇気をもらいに何十回も繰り返し見ている。

初めての ズーム会議 とオリヴィアは述べているが、 おそらく最後でもあった。

最後の映画は2015年 ” Social Suicide ” だが、 長尺インタビューはきっとこれ。

また、 自伝出版後の顔出しのないインタビューのうち、 フリートーク同然なのは、

–
これらもまた、 聞き手そっちのけで、 さながら独演会の様相を呈している。

ユーモア満載で当意即妙の切り返しを視聴していると、 オリヴィアの才能の
真骨頂は、 演技以上にしゃべりにあったのではないか。

こう疑いたくなるくらい、 老いて盛んな彼女の美点と特色が発揮されている。

今頃、 天国で盛り上がっていそう。 そうであってほしい。

ただ、 あともう少しだけ、 長生きしてほしかった …

 

コロナ禍が収束したら、 ロミオ役の レナード・ホワイティング ( 1950- )と

一緒に、 若手の映画ファンのために各地でツアーを敢行したいと息を弾ませる。

2021年以降の複数のインタビューにて、 コロナ後のツアー計画を話している。

以下の通り、 公式ウェブサイト でも予告していたので、 本気だったに違いない。
–

–
–
https://www.oliviahussey.com/
–
※  2026年9月16日 アクセス

–
オリヴィアの公式ウェブサイトは、 1999年に開始した。

 亡き後も維持されているものの、 放置気味なのが残念。
 ツアー予告が掲示されたままで、 悲哀感をかき立てる。

–
けれども、 2024年12月27日、 オリヴィア・ハッセーはこの世を去ってしまった。

再び病を得て、 ついに幻と化した彼女の尊い願望が、 惜しまれてやまない。

成熟したロミオとジュリエットによる世界ツアーを、 希望通り実現してほしかった。

乞うご期待といろんな場で積極的に宣伝していたので、 なんとも言えぬほど寂しい。

 

◆  代表作の 「 暗闇にベルが鳴る / 原題:Black Christmas )」 ( カナダ映画、

1974年 ) の50年ぶりの 続編 ( 非公式かつ非営利のショート映画、 2024年 )に、

オリヴィアが出演予定と 発表 され、 ファンを大喜びさせたが、 ドクターストップ

で余儀なく取りやめた。

 

◆  印欧語はお手の物で、 イタリア人の ゼッフィレッリ監督  を感心させている。
–

–

” You speak Italian now ?  ” he asked, raising an eyebrow.

「 イタリア語を話せるようになったのか? 」
と監督は片眉を上げて尋ねました。
–

Demurely, I answered,  ” Why, yes, Franco, of course I do.”

私は控えめに答えました。 「 ええ、フランコさん、もちろん話せますよ。」

( 中略 )

For weeks, I have been using my native Spanish to fill in
gaps and make translation of the Italian swirling around me.

数週間もの間、 母語のスペイン語を使って穴を埋め、
周囲を飛び交うイタリア語を訳して理解してきました。
–

The two languages have so much in common, including
lexical similarity,
that I found Italian came easily to me.

両言語は語彙の類似性を含め、 共通点が非常に多く、
イタリア語は私にとって簡単に感じられたのです。

–

–
” The Girl on the Balcony
Olivia Hussey Finds Life after Romeo and Juliet ”
Late Nights  夜遅くに

–
オリヴィアの母方の叔父は、 フォークランド紛争 ( 1982年 )中に通訳を務めた
アルゼンチン海軍の バリー・メルボルン・ハッセー ( 1931-2004 )中将である。
※  紛争時は ” Captain “( 大佐 )、 最終階級は ” Vice Admiral “( 中将 )
–

–
幼い頃の記憶の中で、 私が最も大切にしているのは、
バンジーとリニーと過ごした平日のひとときです。
–
多動な姪っ子の 「 バンジーおじさん 」 でいる時を除けば、
叔父はアルゼンチン海軍のバリー・メルボルン・ハッセー大佐でした。
生涯を海軍一筋に捧げた、 献身的な軍人だったのです。
–
–

–

” The Girl on the Balcony
Olivia Hussey Finds Life after Romeo and Juliet ”
A Rough Start  厳しい幼少期

Audible    CD    Kindle    ハードカバー    ペーパーバック

オリヴィア・ハッセー ( 1951-2024 )

–
ブエノスアイレス生まれのオリヴィアは、 幼少期にかわいがってもらったと本書に
書くが、 言語環境と努力だけでなく語学堪能の遺伝子を受け継いだ可能性がある。

  •  ” Olivia Hussey’s multicultural upbringing shaped her.”
    ( オリヴィアは異文化に囲まれて育ち、人格が形成された。)
    –
  •  ” Olivia may have genetically inherited a gift for languages.”
    ( オリヴィアは語学の才を遺伝的に受け継いだ可能性がある。)
    –

◆  1967年10月25日付の視聴回数 600万回 以上を誇る有名なインタビューがこちら。

翌1968年の英・伊合作映画 『 ロミオとジュリエット 』 で世界的名声を得る前である。
–

–
15歳と言ってるが実は16歳で、タバコをくゆらせ、カクテルをすする若い美貌がまぶしい。

それから49年後、2016年12月6日のご両人がこちらで、同じく 英国映画協会 (BFI) 主催。
–

–
オリヴィアの名誉のために付け加えると、 動画中の喫煙や飲酒、そして髪型は、
ジュリエットの清純なイメージを厳守するよう命じられたことへの反発心から、
わざとやってみせたパフォーマンスだったという。

” I did it because I was a rebel.”  とその頃の生意気な動機を明かしている。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

▲  字幕: 正しくは 「 1967年 」 と 「 2016年 」
–
前掲の1967年の撮影現場に立ち会ったパラマウント社の幹部が、 すぱすぱタバコ
を吸う彼女に驚き、 息をのんだ表情や声をオリヴィアが真似てみせると、 会場は
どっと笑いに包まれた。

 

◆  オリヴィアの自伝に、 まさかこれほど引き込まれるとは思わなかった。

私生活の振れ幅が半端なく大きく、 内面の葛藤をつぶさに書き込んでいる。

時折の過激な言動から、 「 キ印女優 」 と見なされていたふしもある。

極端に過敏で、 冷静沈着に沈思黙考する思索家の気質を、 私は察知した。

美しい瞳に哀しみを宿し、 静けさと沈黙で感情を伝え、 「 抑制 」 の演技
で観客の心を揺さぶり、 繊細で稀有な 存在感 を併せ持った名演者であった。

波乱の人生から学び取った教訓を惜しみなく共有するが、 どれも共感する。

要旨は、「 何事も過ぎ去る 」 「 大事にしてきたことのみが残る 」

導師の教えで、 22歳から 瞑想 を実践してきた彼女の揺るぎない信念らしい。

病気・破産・離婚・暴行などの深刻な苦悩を 打ち明けている が、 それと
対照的な抱腹絶倒のユーモアセンスに中毒性があり、 何度も読んでいる。
–

高評価を受けているのも納得できる中身で、 彼女のファンは読まないと損 !

「 必読 」 と断言したいほど興味深く、 ますます好きになること請け合い。

なぜ、 私たちファンが惹かれ続ける女性なのか。  その根拠を再確認できる。

オリヴィアの大胆な行動力は、 読者に感動を与え、 鼓舞激励する力がある。

起伏の激しすぎる生き方は到底真似できないが、 自分に素直で感銘を受ける。

英語は無理なんて言わずに、 どうにか工夫して読んでみよう。 もったいない。
–

–
In 2018, Hussey published her memoir, a book shot through

with sorrow and loss. It chronicles the long line of men who
had gained her trust and betrayed her.

悲しみと喪失に満ちた2018年の自伝には、彼女が信頼し、
裏切られた数多くの男性たちのことが描かれている。
–
–
Romeo and Juliet Was a Tragedy
( 『 ロミオとジュリエット 』 裏側の悲惨 )
https://www.vulture.com/article/romeo-juliet-olivia-hussey-leonard-whiting-paramount-lawsuit.html

2023年9月26日付   2024年12月30日付 ( 更新日 )

–
気の毒尽くしだが、 それゆえ彼女の軽快な機知に富む鋭敏な観察眼が光る。

2026年9月時点で37回以上読み、 語彙採集 し、 とことん絞り取っている。

同じ箇所で毎回大笑いでき、 新鮮味が増すので、 今後も読み続けるだろう。

 

◆  オーディオブックの朗読を断ったオリヴィア。 暗い過去を推し量るとつらい。

折り合いをつけて、 本人自ら吹き込んでくれたら、 ファンは大喜びしたのだが。
–

–
Part of the reason I didn’t want to do the audiobook…
–
I don’t want to relive it.  When you get it all out, it’s
very cathartic really. 
But then afterward, you don’t
really want to revisit it again.
–
I just did not want to read my book out loud.

There were certain events that were extremely
traumatizing
to me in my life.
–
–
オーディオブックを自分自身で朗読したくなかった理由の一つは …

人生の出来事を追体験したくなかったのです。 すべてを吐き出すと、
確かに心は解放されます。 でもその後は二度と振り返りたくない。

とにかく、 自分の本を声に出して読みたくなかった。
ものすごくトラウマになったことが、 これまでいくつかありましたから。
–

( 中略 )
–

If you don’t forgive people,

you carry a lot of pain and hurt.

You don’t forgive to forget.

You forgive for your well-being.
–
–
人を許さないと、 多くの痛みと傷を背負うことになります。
忘れるために許すのではなく、 自分の幸せのために許すのです。
–

Olivia Hussey recalls controversial ‘Romeo and Juliet’ role at 16,
reveals personal tragedies
( 物議を醸した16歳時 『 ロミオとジュリエット 』 を回顧、
個人的悲劇を明かす )
https://www.foxnews.com/entertainment/olivia-hussey-recalls-controversial-romeo-and-juliet-role-at-16-reveals-personal-tragedies
2018年8月9日付

※  改行は引用者

–
◆  プロの俳優としての活動期間は、 1964年から2018年 とされる。

オリヴィア・ハッセーのキャリアと生涯を振り返った2018年以降の

公開記事の中では、 下記5つが秀逸。

–
【参考】    ※  外部サイト、 英文

若く美しい人は、 芸能界の闇で搾取される運命なのかと、 つくづく痛感する。

それでも、 オリヴィアは人生と周囲に感謝しているとしょっちゅう言っていた。

数々のロングインタビューでは、 自分の人生と家族への感謝を必ず口にしていた。

信じがたい理不尽も無限にあっただろうに …  ファンとしては救われた気になる。

” a life well lived ” と評するに値する一生涯であったことが明白に読み取れる。
–

イギリス英語は、 オリヴィアの映画・記事・書籍などから、 私は長年学んできた。

天に召された彼女の言葉は力強く響き、 特徴的な英語と生き様から今も学び続ける。

※  語彙力を高めてくれた英俳優は、 ユスティノフ ( Peter Ustinov、1921-2004 )

 

–
『 サイコ4 』( 1990年 ) の海外版ブルーレイ の特典 ( Special Features )は、
–
オリヴィアによる音声解説 ( 2016年頃収録 ) が収録された唯一の作品。
–
半世紀に及ぶキャリアで彼女の音声解説( audio commentary )はこの映画のみ。
ヌードやボディダブルの起用など、 際どいエピソードを気ままに語り合っている。
かなり率直な発言をしているので、 ファンには面白いはず。 ( 日本語字幕なし )

 

◆  自伝終盤の一章 ” Cancer ” によれば、 オリヴィアの乳がんは 「 ステージ4 」 で、

腫瘍は14cm、 2008年9月に両乳房切除手術 ( double mastectomy ) を受けた。

否応なく、 自他ともに認めるトレードマークであった大きなバストを、 57歳で失った。
–

–
I’d had breast cancer in 2008 and after a mastectomy

was cancer-free.   I look like a warrior.

At least I don’t have to worry about doing nude scenes now.

–
2008年に乳がんを患い、 乳房切除の後、 がんは消えました。

今の私は戦士のように見えます。

少なくとも、 ヌードシーンの心配はなくなったわ。–
–

–
Shakespearean tragedies of a Hollywood teen star
https://www.express.co.uk/life-style/life/1003615/Shakespearean-tragedies-of-a-Hollywood-teen-star
2018年8月1日付

–
約9年間の寛解 ( remission ) 後、 3年がかりで本書を書き上げて、 上梓直前

の2016〜2017年に乳がんが再発した。

前回の治療で回避した放射線治療と化学療法 ( radiation and chemotherapy )

を中心に据えたが、 2024年12月27日に米国ロサンゼルスで逝去した。

享年73。
–

–
An honour !  Were I not thy only Nurse,
I would say thou hadst suck’d wisdom from my teat.

まあ、光栄だわ !
私のおっぱいから知恵を吸い取ったのね。
–

–
Pat Heywood obituary ( 1931-2024 )
https://www.theguardian.com/stage/2024/jul/31/pat-heywood-obituary

2024年7月31日付

–
▲  『 ロミオとジュリエット 』 ( 1968年 ) の 乳母 役も、
–
同2024年に92歳で旅立った。
–
三名が勢ぞろいし、 天上の舞台で再び華やかな共演を奏でていることだろう。

 

再発後の経緯やパラマウント訴訟の前後は、 上記の長文 で詳しく取材されている。

裏話が盛りだくさんな力作であり、 ファンの方にご覧いただければと願っている。

自伝出版後のオリヴィアに降りかかった切ない苦難の連続に、 胸が痛む。
–
–

My favorite role of Olivia Hussey  ( 1951-2024 )

▼  神に選ばれし者の戸惑いを、 静かな眼差しで受け入れる深い憂いと陰り
––
▲  ゼッフィレッリ監督 『 ナザレのイエス 』( 1977年 ) の聖母マリア

<ニコニコ動画( 吹き替え ) 前編 ・ 後編>    <輸入盤ブルーレイ>

 

映画デビュー作( 英・1965年 )でも、 13歳にして忘れがたい名演を披露している。

–
–

◆  「 セレブの追っかけ 」 のおかげで、 私は半世紀以上倦まず英語を習えた。

知りたい対象を扱う素材からは満足感が得られ、 おそらく予想以上に学べる。

大昔の情報も映像も、 インターネットで探せば、 独力で仕入れられる幸せよ。

45年以上前、 紙面に見入り、 想像をたくましくして、 そっと思い浮かべた
光景の動画を、 今や検索するだけで難なく探し出せ、 自宅でゆっくり楽しめる。

果てしなく続いた夢が、  幾星霜を経て一飛びに叶い、  感謝感激を噛み締める。

あぁ、 生きててよかったな …

情景を味わい尽くそうと、 じろじろ見つめ、 躍起になって反すうし胸に刻む。

唾液飛ばして舌を動かし、 幼児みたいに声を出し、 きゃっきゃっと真似っこ。

画面越しに食らいつく。

気に入った作品は執拗に反復し、 暗唱するまで仕上げると、 堅固な支柱が立つ。

得意な分野に集中して、  英語の柱を立て並べながら、  基盤を踏み固めていく。

中級の大人は、 大好きな方面の英語をとっかかりにする方が、 楽に成長できる。

子どもと違い、 自分の素質に合う分野はどの辺か、 ある程度は目星がつくはず。

いかにも教科書的な進捗よりは、 得意分野から足場を固める方がスムーズに捗る。

外堀を埋めるのではなく、 造詣が深い専門の牙城に直に切り込む方が実は楽ちん。

英語力は不十分でも、 動機が盤石、 なぜだか話の流れは分かり、 継続しやすい。

英語から遠ざかる隠れた原因は、 砂をかむ教材で、 げんなりと意気阻喪するから。

何十年も生きてきた大人が、 学生向けの素材で勉強し続けるのは大儀でならんわ。

基礎力を備えた中高年の中級学習者は、 興味津々な素材中心に進めていくのが吉。

刺激的で飽きず、 持続できて自己肯定感が高まり、 とんとん進展し心が折れない。
–

–
個人的関心と職業を上手に組み合わせていくと、 非常に強力な威力が加わる。

自信と自尊心が強化され、 人生が好転する相互作用・相乗効果を実感できる。

自己肯定の循環が発生し、 人生の運びが好調となり、 生きる力が湧いてくる。

地位・名誉・年収などの外的報酬動機から内的動機にシフトすればなおよろし。

高齢になっても、 支障なく続けられるのは、 自分志向の内的動機付けゆえん。

–
–
「Gmail」で作る単語帳  より

–

–
意志力以上に、 よい習慣と仕組みを味方にする。

意志力にいつも頼るのは、 不安定で病みやすい。

自分に合う習慣と仕組みを設ける方が楽に続く。

–
( 中略 )
–

「 仕組み → 習慣化 → 無意識 」 で気が楽になる。

なにも考えずに、 反射的・自動的に動けるように。

楽々( effortlessly )できるようになってすごい。

※  気まぐれな意志力を私はあんまり信用しない
–
–
【時間管理】視覚化して脳を安心させる  より

–
😵 意志力に頼ると、 辞める・病める人になりがち 😵‍💫

∵  しんどい
–

–
崖っぷちに自ら追い詰めるやり方を、 私はおすすめしない。

一夜漬けの短期決戦はいざ知らず、 長くは続かないからである。

その反動で燃え尽きたり、 得体の知れない疲れが残ることもある。

50年以上生きて振り返ると、 その潜在的な危険性が透けて見える。

なによりも、 心の状態に左右されない仕組み作りが大事 と考える。
–
–
「 単語の覚え方 」  より

–

【参考】    ※  外部サイト

 

–
中級 の力量の持ち主は、 興味が湧く対象を中心に取り組むと結果良好。
–
大好きな作品を支柱として埋め込み
、 それを足掛かりにする自習習慣。
–
気になる素材をやり終えることで、 見違えるほどたくましくなります。
–
すべての疑問がすっきり解消するまで、 最初から最後までお供します。

–
分からなかった部分を洗いざらい解き明かしますので、 挫折しにくい。
–
語学の基本は真似なので、 暗唱するまで仕上げれば一生の財産になる。
–
–

支援サービス ( Support Services )  より

–

◆  世界中の英語学習者に対して発信される、 本場発の講義動画も絶賛推奨する。

一例として、 ” Oxford Online English ”  を  ” integrity ”  でご案内している。

お気に入りの作家・映画の作品をリピートする習慣 も、 ぜひ取り入れておこう。

しっくりくる素材を元手にして、 丈夫な柱を埋め込む のが 「 大人の勉強法 」。

人生経験の長い大人は、 自分の歩んできた人生と英語を結びつけるのが極意。

時間を作るのではなく、 定着済みの行動に英語を混ぜ込んでいく。
–
時間を別途確保するのは負担が大きいので、 「 ついでに 」 英語を練り込む。
–

理想にしがみつかずに、 リアルな生活に合わせることが大人にはとても大事。

中高年になると、 自分に関係のない分野の英語に時間を割く余裕はなくなる。

–

【参考】    ※  外部サイト

–
–
▲  習慣化の3原理  –  プロローグより
–

『 科学的に証明された すごい習慣大百科 』
–
堀田秀吾 ( 著 )
SBクリエイティブ、 2025年刊、 四六判、 288頁

<出版社>    <アマゾン>    <楽天>
–

–
オーディオブック は名実ともに充実しており、 作家自らが朗読する作品も豊富。

誰もが知っている大物俳優が、 長々と何時間もかけて朗読しているから驚く。

メリル・ストリープ、 シャロン・ストーン、 ジェーン・バーキン も複数販売中。

※  舞台出身の メリル・ストリープ ( 1949- ) は朗読歴も長く、 格別な出来。
1990年代後半、 カセットテープ版を5作ほど買ったが、 彼女の発音はさすが。
オーディオブック も天下の絶品で、 オペラ歌手仕込みの柔らかい発声が聞ける。
28歳の銀幕デビューから70歳代まで、 みずみずしさをたたえる変わらぬ美声。
––
▲  筆者所蔵の メリル・ストリープ 直筆サイン ( ファン歴45年超 )
–

ナレーターとは違う個性が丸出しで、 出演映画以上に気合が入っていたりする。

私が無上の至福にもだえる没入のひとつは、 敬愛する人による自伝の朗読である。

気になる人物の自伝朗読は、 うれしさにわくわくして、眠れないほど心が躍る。

見知る有名人が自分だけに語りかけているという幻想で、 胸がどきどき高鳴る。

憧れの人に個人教授されているつもりで、 一言一句を吸収し、 真似てしまおう。
–
< 検索リンク >

https://www.audible.co.jp/search?searchNarrator
–
–

高難度の単語・表現は、 どこから得たか大方覚えている。

「 この表現は、Xさんがあの時使ってた 🤩 」
–
単語帳には、 Xさんの使用場面や作品名を丹念に刻み込む。

心密かに甘酸っぱいファンタジーの快楽に身を任せている。

「 Xさんが、私に直々に教えてくれたんだ 😍 」
–

外語学習の知的興奮は、 えも言われぬエクスタシーの極み。

–

◆  著作権切れの  ” pubic domain ”  にある創作物の朗読は、 基本的に無料。

https://tunein.com/audiobooks/
–

【参照】  「 TuneIn Radio 」 で英語リスニング、  ” public domain ”
–

YouTube でも、 英語作品の朗読を提供するチャンネルはごろごろしている。

https://www.youtube.com/results?search_query=read+story+in+english
–

気に入った作品を録音し、 自習用のリスニング教材を 「 自作 」 してしまえ。
–

–
動画や 発音比較 などの手製教材の音入れで、 私が使う音響機器もご紹介したい。

これらの機材は、 GeminiなどのAIと英語でフリートークをする時にも使用する。
–

AI時代の今、 スマホとネット環境があれば、 無料で英会話ができる。

相手がAIだからこそ、 気を遣うことなく忌憚のない意見をぶつける。

気兼ねせずに本音を出して、 毎日、 英語で熱い議論を交わしている。

AIのたまわく、バイリンガルどころか、同時に何語でもいけるらしい。

多言語を シームレス に切り替えながら話せる、マルチリンガル仕様だ。

多言語の文字起こし( transcription )機能も標準搭載されている。

過信は禁物だが、 工夫次第で最強の学習パートナーに化けてくれる。
–

AIとの会話では、これほど大掛かりな機材を用意しなくても大丈夫。

お手持ちのスマホやタブレットの内蔵マイクだけで事足りる。

AIのノイズ除去や内蔵マイクの進化のおかげで、 問題なく通じる。

それでも、 機材を少しずつそろえてDJ気分を味わうのは愉快である。

英語を続ける原動力になる。
–

【参照】  自習教材を自作するために使っている道具 ( 写真入り )

–
◆  よほど惚れ込んだ対象となれば、 専用の 単語帳 を作り、 着々とひそみに倣う。
–

–

これ1本で、 YouTubeなどの動画と音声をダウンロード( DL )し、保存可能。

( 中略 )

動画のURLを入力( コピペ )して、 複数のファイル形式から自分の希望
を選べば、 あとは内蔵の動画ダウンローダが保存先に自動ダウンロード。

( 中略 )

インターネット上の動画から、 音声のみのダウンロード・保存も楽々できる。

手元の動画ファイルから音声のみを抽出し、 音声ファイルに変換もできる。

( 中略 )

私的利用目的の範囲内で、 「 自習教材 」 を好き放題に作れて楽しい。

自ら取捨選択し編成した素材なので、 市販教材よりも引きつけられる。

MP3で保存した動画音声を、 移動時間などに年がら年中聞いている。

殊に、 リスニング ・ 書き取り ・ 語彙採集 ・ 発音訓練  に有益。

直感的に操作でき、 数百のファイル形式に、 ワンタッチで高速変換。

( 中略 )

音声を聞く iOS アプリは、 2010年から上掲  GoodReader  を使う。

ダウンロードした動画の視聴にも、 GoodReaderを多用している。
–
–
辞書の 「 自炊 」 と辞書アプリ  より

↑  自習教材を自作するために使っている道具を記述 ( 写真入り )

–
1990年代までは、 ラジオは主にラジカセで録音していた。

1980年代、 チューナー内蔵のラジカセ登場後は、 テレビも音録り。

映画は、 ビデオデッキから、 オーディオケーブル1本で音声出力。

VHSからカセットテープに音声入力し、 ウォークマンで音声再生。

インターネット普及後に振り返ると、 なんだか冗談めいた話だが、

私にとっては、 なんの変哲もない学習習慣で、 久しく定着していた。

–
–

◆  あまり大きな声で言えないが、 45年以上、 物真似して生きてきたためか、

ひいきのネイティブ多数に、 お口の中に住んでもらっている感覚。

「 暗唱するまで仕上げる 」 と、 肌身離さずどころか、  24/7、 同居状態。

語学目的なので性別不問、 日毎夜毎、 うじゃうじゃ外国人と痛快に過ごす。

うっとりとした夢現の境を漂いつつ、 英語に揉まれて、 夢見心地の暮らし。

こうなると、 否定感情がまとわりつく隙はなく、 すがすがしくて常時快適。

これこそ外国語学習の醍醐味で、 頭の中に 「 別世界 」 を心任せに作れる。

英語好きな人に幸せそうな人が多いのは、 多重の場をこさえているからかも。

” What’s the use of – ? ” 、  「 Gmail 」で作る単語帳 、 ” integrity ”  で
詳らかにした。

 

( 以下、 後半の ” No need. (2) ”   に続きます。 )

 

 

 

 

 

 

 

広告 / Advertisement

※ ページに広告が含まれる場合があります。

 - キンドル, ライティング, リスニング, 洋書, 英語, 英語フレーズ, 英語学習法, 英語教育, 読書, 通訳