才能のある
優れた能力を褒め称える 形容詞 ( adjective )は多い。
「 優れた 」 を意味する主な形容詞を12点挙げる。
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どれも基本的な形容詞である。
細かく言えば、 使い分けは必要であるものの、
いずれも 「 優れた 」 状態・様子を示す。
- 優秀な
- 有能な
- 立派な
- 抜きん出ている
- 見事な
「 優れた 」 状態だから、 形容詞。
◆ ” excellent ” は、 最も一般的な「 優秀 」のひとつ。
学業評価にも欠かせない。
通常 「 優 」 「 A 」 に該当する。
” excel “( 抜きん出ている )同様、 ラテン語から派生している。
ラテン語の動詞 ” excellere “( 秀でる ) の現在分詞形
( present participle ) が、 ラテン語 ” excellēns ”。
◆ ” talented ” は、 「 優秀 」なだけではなく、
持って生まれた才能を感じる
素晴らしさを表す。
語源は、 中期英語「 ~ の傾向がある 」 で、
先天的な資質に視点を置く。
この点、” gifted “( 天賦の才能のある )
に共通する。
【発音】 gíftəd
【音節】 gift-ed (2音節)
対して、 ” excellent ” は、 結果や実績に焦点
があり、 素質までは必ずしも着目していない。
称賛するにしても、 着眼点にやや違いがある。
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さいのう 「 才能 」才知と能力。 ある個人の一定の素質、または
訓練によって得られた能力。( 広辞苑 第七版 )
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その道の専門家が ” talented ” と認める
場合は、 確実に素質があると考えられる。
名伯楽との出逢いに恵まれれば、” talented ”
な人は大きく伸びるだろう。
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◆ 形容詞 ” talented ” は、
芸能・スポーツ・音楽・その他の芸術分野
では、欠かせない褒め言葉。
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不断の訓練もさることながら、トップレベル
ともなれば、 素質がものを言う分野である。
資質を見抜く必要があるため、 ” excellent ” に
比べると、 ” talented ” は気軽に使いにくい。
そのせいもあって、 使用頻度は下がる。
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【出典】
https://www.collinsdictionary.com/dictionary/english/excellent
https://www.collinsdictionary.com/dictionary/english/talented
専門家以外の言による ” talented ” は確度が下がるが、
素人目 から見ても、 キラリと光る才能を感じるということ。
そのような優れた人物こそ ” talented ” である。
◆ ところで、 芸能人を表す 「 タレント 」 は和製語に近い。
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タレント 【 talent 】
- 誇大ギリシアおよびヘブライの衡量および貨幣の単位。
タラント。- 才能。 技量。
- ( 才能のある人の意から ) 芸能人。 テレビ・ラジオなどの
職業的出演者。( 広辞苑 第七版 )
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日本の芸能界を紹介する英文記事では、
引用符 入りで ” talents ” と記されていたりする。
少し意地悪な外国人記者であれば、
「 ” talent ” を問われない ” talents “ 」
などと平気で書き散らしている。
このような無礼な英文記事を、 これまで何度も目にしてきた。
不快感を覚えつつも、 本来の ” talent ” の意義を
その度に再確認したものである。
- ” Talented individuals are always short-staffed.”
( 才能のある人々は、いつだって人手不足。)
– - ” He was a talented artist.”
( 彼は才能のあるアーティストだった。)
– - ” Talented youths tend to act out.”
( 才能のある若者は、態度に出す傾向がある。)
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トム・ラス (著)、日本経済新聞出版社、2017年刊
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ジム・クリフトン、 ギャラップ (著)、
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自分の 「 5つの強み 」 を判定した
レポートが作成される。
私も試したが、 本もレポートも納得
できる内容であった。