私にとって、 それはとても大切なものです。
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心から 大切にしているもの
を表す 決まり表現。
使い手の老若男女や相手の上下関係は無関係。
口頭・文面は問わないが、 どちらかと言えば 口頭優位の印象。
主格 にあたる 「 大切にしている何か 」は、 なんでもOK。
無生物・行動・状態でもよい ( 例文参照 )。
人称代名詞 ( personal pronoun )の主格は、
I / you / he / she / we / they / it
便宜上、 表題には単数主格の人称代名詞 ” it “「 それは 」を置いた。
目的格 ” me ” 「 私に 」 も同じく任意。
“ me ” 以外の人称代名詞の目的格( objective )は、
you / him / her / us / them / it
ー
ー
◇ 「 人称代名詞 」 の解説は、 ここが秀逸 ↓
ーちょいデブ親父の英文法 「 人称代名詞 」
ー
「 とても大切なもの 」 を端的に表現する趣旨
—- ■■ mean(s) a lot to ●● —-
( ●● にとって、■■ はとても大切なもの )
–
英文は決まり文句だが、 定訳はない。
内容と主格・目的格の バランスを考えて和訳 する。
- “My job means a lot to me.”
(私にとって、仕事はかなり重要なものです。)
– - “Our friendship means a lot to me.”
(私たちの友情は、私には本当に大事なものです。)
ー - “English means a lot to them.”
(彼らにとって、英語は大変重要なものです。)
ー - “This picture means a lot to me.”
(この写真は、とても大切なものです。)
ー - “My dog means a lot to me.”
(私にとって、愛犬はとても大切な存在です。)
ーー - “Jogging means a lot to her.”
(彼女にとって、ジョギングはとても重要なものです。)
ー - “Reading means a lot to us.”
(読書は私たちにはものすごく大切なこと。)
ー - “Drinking alcohol means a lot to my father.”
(父にとって、飲酒はかなり意義あるものです。)
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◆ 主格が 複数形 ( plural ) であれば、 基礎文法に従い、
” means ” の代わりに ” mean “。
末尾の ” s ” は、 動詞の「 三人称単数現在形語尾 」で、
名詞の複数形には伴わないのが原則だからである。
通称、「 三単現のS 」。
主語が 「
動詞の時制が「 現在形 」( present )
→ 動詞 「 原型 」 の語尾に ” s ”
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- “My friends mean a lot to me.”
(私にとって、友達は非常に大切な存在です。)
ー - “Books mean a lot to my daughter.”
(娘にとって、本はとても大事なものです。)
ー - “Pensions mean a lot to us.”
(私たちにとって、年金は大変重要なものです。)
ー - “My sons mean a lot to me.”
(私にとって、息子たちは死ぬほど大切な存在です。)
ー - “His routines mean a lot to him.”
(彼にとって、ルーティンは極めて重要なものです。)
ー - “Students mean a lot to them.”
(彼らにとって、生徒はかけがえのない存在です。)
ー - “You mean a lot to all of us.”
(あなたは、私たち全員にとって、大切な存在です。)
(あなたたちは、私たち全員にとって、大切な存在です。)
※ ” you ” → 単複を区別しない二人称代名詞
( = 人称代名詞二人称単数及び複数形 )–
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◆ 主格が生物か無生物かで、 和訳が違ってくる場合が多いものの、
意味合いは「 とても大切なもの 」で 一貫する。
かけがえのない人たち
◆ 表題の ” mean “ は、 動詞「 意味する 」。
【発音】 míːn (1音節)
【活用形】 means – meaning – meant – meant
【発音】 mént ( 過去形・過去分詞 ” meant ” )1音節
他動詞と自動詞があり、 自動詞はマイナー用法。
ここでも他動詞「 意味する 」。
- 他動詞 「 意味する」「 つもりで言う 」「 つもりである 」
- 自動詞 「 気持ちをもっている 」 ※ 好意や悪意など
表題は他動詞 ” mean “( 意味する )の基本用法そのもの
なので、難しくないはず。
” ■■ mean(s) ” = 「 ■■ は意味する 」
< 形容詞「 意地悪の 」と名詞「 手段 」の ” mean ” 相違点 >
–
【発音】
「 ミーン 」 míːn は共通 (1音節)
【語源】
- 動詞 「 意味する 」 → 古英語「 意図する 」( mǣnan )
- 形容詞 「 意地悪の 」 → 古英語「 劣った 」( gemǣne )
- 名詞 「 手段 」 → ラテン語「 中間の 」( mediānus )
【重要度・頻出度】 ※ LDOCE6( ロングマン )の指標より
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◇ 動詞 “ mean ”
■ 最頻出 かつ 最重要レベルの英単語
■ 堂々 最高ランク の立ち位置を誇る
- 重要度:最上位 <トップ3000語以内>
- 書き言葉の頻出度:最上位 <トップ1000語以内>
- 話し言葉の頻出度:最上位 <トップ1000語以内>
◇ 形容詞 “mean”
- 重要度:最上位 <トップ3000語以内>
- 書き言葉の頻出度:3000語圏外
- 話し言葉の頻出度:<2001~3000語以内>
◇ 名詞 “mean” ※ 「 手段 」の意味では、” means “(下記)
- 重要度:9000語圏外
- 書き言葉の頻出度:3000語圏外
- 話し言葉の頻出度:3000語圏外
◇ 名詞 “means” ※ 「 手段 」の意味
- 重要度:<3001~6000語以内>
- 書き言葉の頻出度:<1001~2000語以内>
- 話し言葉の頻出度:<2001~3000語以内>
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【発音】 「 ミーンズ 」 míːnz (1音節)
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【関連表現】
” By all means ”
https://mickeyweb.info/archives/37725
( ぜひとも、 なんとしても )
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◆ ” a lot “ は、数量( たくさん )と程度( すごい )
の甚しさを示す熟語。
ここでの ” lot ” は副詞。
–
–
” a lot ” ( also ” lots ” informal )a large amount or number.
–” a lot ”
used to say that something happens
to a great degree or often.( LDOCE6、ロングマン )
–
ここでは数量( 前者 )ではなく、程度( 後者 )。
程度の甚だしい様子を示す。
よって、他動詞 ” mean ” に伴った ” mean a lot ” は、
「 ものすごく 意味する 」。
さらに、行為対象の前置詞 ” to “( ~ にとって )を加えた
” mean a lot to ” の直訳は、
「 ~ にとって、 ものすごく意味する 」
◆ これに、上述の主格( ■■ )と目的格( ●● )を足せば、
表題パターンの出来上がり。
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” ■■ mean(s) a lot to ●●. “–
- 直訳は、
「 ●●にとって、■■は ものすごく 意味する 」
– - 転じて、
「 ●●にとって、■■は ものすごく 意味ある 」
–
- より自然な日本語に直すと、
「 ●●にとって、■■は とても 大切なもの 」
–
” a lot ” の代わりに、 例えば、 形容詞 “ much ” を入れてもよい。
けれども、 冒頭通り、 ” mean(s) a lot to ” は 決まり表現。
” mean(s) much to ” に比べて、 しっくり合う印象。
定訳がないため、 全体の調和を加味して和訳する点は既に触れた。
ー
◆ 以上をまとめると、
–
自ら使えるようにしておくと便利。
ー
【関連表現】
” You don’t know how much it means to me. ”
( 私がどれほど感謝しているか、あなたには分からないでしょう。)
< 直訳 >
私にとってそれがどんなに意味あることか、 あなたには分からない。
→ この上なく感謝している ことを相手に伝える決まり文句
◆ これまで述べてきた通り、 ” It means a lot ” は、
心から 「 大切 」 「 重要 」 な対象へのポジティブな感情の表出。
ひいては、 感謝と喜びを伝える表現 としても使われる。
“ It means a lot. ” だけでも、 「 ありがたい 」 「 うれしい 」。
◆ 繰り返すと、
–
” ■■ mean(s) a lot to ●●. “
- 直訳は、
「 ●●にとって、■■は ものすごく 意味する 」
– - 転じて、
「 ●●にとって、■■は ものすごく 意味ある 」
–
- より自然な日本語に直すと、
「 ●●にとって、■■は とても 大切なもの 」
–
- ひいては、
「 ●●にとって、■■は とても ありがたい 」
–
「 ●●にとって、■■は とても うれしい 」