プロ翻訳者の単語帳

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It means a lot to me.

      2019/01/26

私にとって、それはとても大切なものです。

<心から大切にしている何か>を表す決まり表現

使い手の老若男女や相手の上下関係は無関係。
口頭・文面は問わないが、どちらかと言えば口頭優位。

主格にあたる「大切にしている何か」は何でもOK。
無生物・行動・状態でもよい(例文参照)。

人称代名詞の主格は、
I / you / he / she / we / they / it。

便宜上、表題には単数主格の代名詞 “it”(それは)を置いた。
目的格 “me”(私に)も同じく任意。

“me” 以外の人称代名詞の目的格は、
you / him / her / us / them / it。

 「とても大切なもの」を端的に表現する趣旨 

—-“■■ mean(s) a lot to ●●.”—-
(●●にとって、■■はとても大切なもの)

英文は決まり文句だが、定訳はない。

内容と主格・目的格のバランスを考えて和訳する。

  • “My job means a lot to me.”
    (私にとって、仕事はかなり重要なものです。)
  • “English means a lot to them.”
    (彼らにとって、英語は大変重要なものです。)
  • “My dog means a lot to me.”
    (私にとって、愛犬はとても大切な存在です。)
    ーー
  • “Jogging means a lot to her.”
    (彼女にとって、ジョギングはとても重要なものです。)
  • “Reading means a lot to us.”
    (読書は私たちには非常に大切なこと。)
  • “Drinking alcohol means a lot to my father.”
    (父にとっては、飲酒はかなり意義あるものです。)

◆ 主格が複数形であれば、基礎文法に従い、
“means” の代わりに “mean”。

  • “My friends mean a lot to me.”
    (私にとって、友達はとても大切な存在です。)
  • “Books mean a lot to my daughter.”
    (娘にとって、本はとても大事なものです。)
  • “Pensions mean a lot to us.”
    (私たちにとって、年金は大変重要なものです。)
  • “My sons mean a lot to me.”
    (私にとって、息子たちはとても大切な存在です。)
  • “His routines mean a lot to him.”
    (彼にとって、ルーティンは極めて重要なものです。)
    ーー
  • “Students mean a lot to them.”
    (彼らにとって、本当に生徒は大切な存在です。)

主格が生物か無生物かで、和訳が違ってくる場合が多いものの、

   – 意味合いは「とても大切なもの」で 一貫する。  

◆ 表題の “mean” は、動詞「意味する」。

語形変化は、means – meaning – meant – meant。
※ 過去形・過去分詞 “meant” の発音:「ント」mént

他動詞と自動詞があり、自動詞はマイナー用法。
ここでも他動詞「意味する」。

  • 他動詞「意味する」「つもりで言う」「つもりである」
  • 自動詞「気持ちをもっている」※ 好意や悪意など

表題は他動詞 “mean”(意味する)の基本用法そのもの
なので、難しくないはず。

“■■ mean(s) ”  =「■■は意味する」

<形容詞「意地悪の」と名詞「手段」の “mean” 相違点>

【発音】

ーン」míːn は共通

【語源】

  • 動詞「意味する」→ 古英語「意図する」(mǣnan)
  • 形容詞「意地悪の」→ 古英語「劣った」(gemǣne)
  • 名詞「手段」→ ラテン語「中間の」(mediānus)

【重要度・頻出度】   ※ LDOCE6(ロングマン)の指標より

◆ 動詞 “mean”

頻出かつ最重要レベルの英単語で、
どれも最高ランクの位置づけ

  • 重要:最上位 <トップ3000語以内>
  • 書き言葉頻出:最上位 <トップ1000語以内>
  • 話し言葉頻出最上位 <トップ1000語以内>

◆ 形容詞 “mean”

  • 重要:最上位 <トップ3000語以内>
  • 書き言葉の頻出:3000語圏外
  • 話し言葉頻出<2001~3000語以内>

◆ 名詞 “mean”   ※「手段」の意味では “means”(下記)

  • 重要:9000語圏外
  • 書き言葉の頻出:3000語圏外
  • 話し言葉の頻出:3000語圏外

◆ 名詞 “means”   ※「手段」の意味

  • 重要:<3001~6000語以内>
  • 書き言葉の頻出:<1001~2000語以内>
  • 話し言葉の頻出:<2001~3000語以内>

    発音:「ーンズ」míːnz

a lot は、数量(たくさん)と程度(すごい)
の甚しさを示す熟語。

ここでの “lot” は副詞。

a lot” (also “lots” informal) 
a large amount or number.

a lot” 
used to say that something happens 

to a great degree or often.

(LDOCE6、ロングマン)

ここでは数量(前者)ではなく、程度(後者)。
程度の甚だしい様子を示す。

よって、他動詞 “mean” に伴った “mean a lot” は、
ものすごく意味する」。

さらに、行為対象の前置詞 “to”(~にとって)を加えた
“mean a lot to” の直訳は、

~にとって、ものすごく意味する

これに、上述の主格(■■)と目的格(●●)を足せば、
表題パターンの出来上がり。

“■■ mean(s) a lot to ●●.”

直訳は、
「●●にとって、■■はものすごく意味する」。

より自然な日本語に直すと、
「●●にとって、■■はとても大切なもの」。

“a lot” の代わりに、例えば “much” を入れても問題はない。

だが、冒頭通り、”mean(s) a lot to” は決まり表現
“mean(s) much to” よりは、ずっとしっくり合う。

定訳がないため、バランスを考え和訳する点は既に触れた。

◆ 以上をまとめると、

  1. 主格に森羅万象を据えることのできる応用力。
    使い手や使用場面は通常問わない。
  2. 本人の大事なものを吐露しているため、
    しんみりとした風情で、受け手の心に深く染み入る感じ。

  3. 全体的にポジティブ。
    内容的にネガティブな要素が入り込む余地は少ない。
  4. 使用単語は基礎レベル。
    手間いらずで、使い勝手抜群。

自ら使えるようにしておくと便利。

【関連表現】

You don’t know how much it means to me.
(私がどれほど感謝しているか、
あなたには分からないでしょう。)

(直訳)私にとってそれがどんなに意味あることか、
あなたには分からない。

この上なく感謝していることを相手に伝える。

 

 

 

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