プロ翻訳者の単語帳

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It means a lot to me.

      2021/05/31

私にとって、それはとても大切なものです。

心から 大切にしているもの

を表す 決まり表現

使い手の老若男女や相手の上下関係は無関係。

口頭・文面は問わないが、どちらかと言えば 口頭優位の印象。

主格 にあたる「大切にしている何か」は何でもOK。

無生物・行動・状態でもよい ( 例文参照 )。

人称代名詞の主格は、
I / you / he / she / we / they / it

便宜上、表題には単数主格の人称代名詞 “it”(それは)を置いた。
目的格  ” me “(私に)も同じく任意。

“me” 以外の人称代名詞の目的格は、
you / him / her / us / them / it


◇  「人称代名詞」の解説は、ここが秀逸  ↓
ちょいデブ親父の英文法「 人称代名詞

 「 とても大切なもの 」を端的に表現する趣旨 

—- ■■  mean(s) a lot to  ●● —-
( ●● にとって、■■ はとても大切なもの )

英文は決まり文句だが、定訳はない。

内容と主格・目的格のバランスを考えて和訳する。

  • “My job means a lot to me.”
    (私にとって、仕事はかなり重要なものです。)
  • “Our friendship means a lot to me.”
    (私たちの友情は、私には本当に大事なものです。)
  • “English means a lot to them.”
    (彼らにとって、英語は大変重要なものです。)
  • “My dog means a lot to me.”
    (私にとって、愛犬はとても大切な存在です。)
    ーー
  • “Jogging means a lot to her.”
    (彼女にとって、ジョギングはとても重要なものです。)
  • “Reading means a lot to us.”
    (読書は私たちにはものすごく大切なこと。)
  • “Drinking alcohol means a lot to my father.”
    (父にとって、飲酒はかなり意義あるものです。)

◆  主格が 複数形 であれば、基礎文法に従い、
“means” の代わりに “mean”。

末尾の “s” は、動詞の「三人称単数現在形語尾」であり、
複数形にはつかないからである。

  • “My friends mean a lot to me.”
    (私にとって、友達は非常に大切な存在です。)
  • “Books mean a lot to my daughter.”
    (娘にとって、本はとても大事なものです。)
  • “Pensions mean a lot to us.”
    (私たちにとって、年金は大変重要なものです。)
  • “My sons mean a lot to me.”
    (私にとって、息子たちは死ぬほど大切な存在です。)
  • “His routines mean a lot to him.”
    (彼にとって、ルーティンは極めて重要なものです。)
  • “Students mean a lot to them.”
    (彼らにとって、生徒はかけがえのない存在です。)
  • You mean a lot to all of us.”
    (あなたは、私たち全員にとって、大切な存在です。)
    (あなたたちは、私たち全員にとって、大切な存在です。)
    ※  “you”  →  単複を区別しない二人称代名詞
    ( = 人称代名詞二人称単数及び複数形 )

◆  主格が生物か無生物かで、和訳が違ってくる場合が多いものの、

   意味合いは「 とても大切なもの 」で 一貫する。  

かけがえのない人たち

 

◆  表題の mean は、動詞「意味する」。

【活用形】  means – meaning – meant – meant

【発音】  mént ( 過去形・過去分詞 “meant”)1音節

他動詞と自動詞があり、自動詞はマイナー用法。
ここでも他動詞「意味する」。

  • 他動詞 「意味する」「つもりで言う」「つもりである」
  • 自動詞 「気持ちをもっている」    ※  好意や悪意など

表題は他動詞 “mean”(意味する)の基本用法そのもの
なので、難しくないはず。

” ■■ mean(s)  ”   = 「 ■■ は意味する 」

 

< 形容詞「 意地悪の 」と名詞「 手段 」の  ” mean ” 相違点 >

【発音】

ーン 」  míːn は共通  (1音節)

【語源】

  • 動詞 「意味する」  →  古英語「意図する」(mǣnan)
  • 形容詞 「意地悪の」  →  古英語「劣った」(gemǣne)
  • 名詞 「手段」  →  ラテン語「中間の」(mediānus)

【重要度・頻出度】     ※  LDOCE6(ロングマン)の指標より

◇  動詞  “ mean ”

  最頻出 かつ 最重要レベルの英単語
  堂々 最高ランク の立ち位置を誇る

  • 重要:最上位 <トップ3000語以内>
  • 書き言葉頻出:最上位 <トップ1000語以内>
  • 話し言葉頻出最上位 <トップ1000語以内>

◇  形容詞  “mean”

  • 重要:最上位 <トップ3000語以内>
  • 書き言葉の頻出:3000語圏外
  • 話し言葉頻出<2001~3000語以内>

◇  名詞  “mean”   ※  「 手段 」の意味では  ” means “(下記)

  • 重要:9000語圏外
  • 書き言葉の頻出:3000語圏外
  • 話し言葉の頻出:3000語圏外

◇  名詞  “means”   ※  「 手段 」の意味

  • 重要:<3001~6000語以内>
  • 書き言葉の頻出:<1001~2000語以内>
  • 話し言葉の頻出:<2001~3000語以内>

    【発音】  「 ーンズ 」  míːnz  (1音節)


【関連表現】

By all means
https://mickeyweb.info/archives/37725
( ぜひとも、 なんとしても )


◆  a lot は、数量( たくさん )と程度( すごい )
の甚しさを示す熟語。

ここでの ” lot ” は副詞。

a lot” (also “lots” informal)

a large amount or number.

a lot

used to say that something happens 
to a great degree or often.

(LDOCE6、ロングマン)

ここでは数量(前者)ではなく、程度(後者)。
程度の甚だしい様子を示す。

よって、他動詞 ” mean ”  に伴った ” mean a lot ” は、
ものすごく 意味する 」。

さらに、行為対象の前置詞 to (~にとって)を加えた
“mean a lot to” の直訳は、

~ にとって、ものすごく意味する

 

これに、上述の主格(■■)と目的格(●●)を足せば、
表題パターンの出来上がり。

” ■■ mean(s) a lot to ●●. “


直訳は、
「 ●●にとって、■■は ものすごく 意味する 」。

転じて、
「 ●●にとって、■■は ものすごく 意味ある 」。

より自然な日本語に直すと、
「 ●●にとって、■■は とても 大切なもの 」。

“a lot” の代わりに、例えば  “ much ” を入れても問題はない。

だが、冒頭通り、” mean(s) a lot to ” は  決まり表現

“mean(s) much to” よりは、ずっとしっくり合う。

定訳がないため、全体の調和を加味して和訳する点は既に触れた。

◆  以上をまとめると、

  1.  主格に森羅万象を据えることのできる応用力。
    使い手や使用場面は通常問わない。
  2.  本人の大事なものを吐露しているため、
    しんみりとした風情で、受け手の 心に深く染み入る 感じ。

  3.  全体的にポジティブ。
    内容的にネガティブな要素が入り込む余地は少ない。
  4.  使用単語は基礎レベル。
    手間いらずで、使い勝手抜群。

自ら使えるようにしておくと便利。

【関連表現】

You don’t know how much it means to me.

(私がどれほど感謝しているか、あなたには分からないでしょう。)

(直訳)私にとってそれがどんなに意味あることか、
あなたには分からない。

→  この上なく感謝していることを相手に伝える決まり文句

 

 

 

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