お名前を伺ってもよろしいですか ?
お名前をお聞かせいただけますか ?
電話をかけてきた人に尋ねる丁寧表現。
” May I ask who’s calling ? ”
と縮約形で使うことが多い。
相手の許可を乞う、謙虚で礼儀正しい聞き方 が
” May I – ? “
” who ” は、 主格の疑問代名詞 「 誰が 」。
よって、 直訳は、
「 誰が電話をかけてきたのか、
伺ってよいでしょうか? 」
お名前をお聞かせいただけますか ?
発信者は名乗ってから話し始めるのがマナー。
そうでない場合、または聞き漏らした場合に使う。
–
◆ 世間一般の警戒心から、
- ” Who is this ? “
- ” Who is calling ? “
と少々ぞんざいに扱う方が普通だったりする。
この2つは、日常的には最も一般的なシンプル応答。
丁寧ではないが、 そう失礼とも言えない
「 誰ですか? 」 「 どなたですか? 」 という具合。
指示代名詞 ” this ” は 「 電話をかけた側 」 を指す。
「 もしもし 」 のような決まり表現。
【参照】 ” the other end ” ( 向こう側 )
◆ 印象の悪い聞き方の代表格が、
- ” Who are you ? “
けんか腰で、 失礼な感じ
–
「 あんた誰 ?」 並み。
真っ当な 電話対応では使わない。
文法上は問題ない ため、 日本の学校教育では
教えていたりするようだ。
–
名乗らずに、いきなり話し始める人は、そもそも怪しい。
気持ち悪いので、邪険にしたくもなる。
しかし、社会人であれば、接客スキルを試されている可能性がある。
相手は、上司・重要顧客・ヘッドハンターかもしれない。
正体を知るまでは、とりあえず丁寧に応対。
これが得策だろう。
- May I ask who is calling ?
- May I ask who’s calling ?
すぐ口をつくように覚えておこう。
【関連表現】
- ” Is he (she) around ? ”
https://mickeyweb.info/archives/23159
( 彼は( 彼女 )は近くにいますか? )
※ 少々くだけた言い回しだが、 日常ビジネスでは普通–
- ” Who am I speaking to ? ”
【直訳】 私は誰と話しているのでしょうか?
※ 婉曲的( 遠回し )で、 表題程度に丁寧