ずさん、 ぞんざい
「 仕事が雑だ 」 と言いたい時は ” sloppy “。
【発音】 slɑ́pi
【音節】 slop-py (2音節)
語源は、 中期英語 「 柔らかい泥 」( sloppe )に、
性質を表す接尾辞 “ y ” を付け足したもの。
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◆ ” sloppy ” は 形容詞 ( adjective ) のみ。
「 ずさん 」 「 だらしのない 」 の意。
日本語同様に、 印象はかなり悪い。
主な反意語の形容詞は、
日本の学校教育で学ぶ機会はない英単語かもしれないが、
だらしがない仕事 を評してよく使われている。
とかく印象がよろしくない。
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- ” His work is sloppy. ”
( 彼の仕事は雑だ。)
– - ” Her writing is too sloppy. ”
( 彼女の書き方はいい加減すぎる。)
– - ” a sloppy investigation ”
( ずさんな調査 )
– - ” a sloppy job ”
( ずさんな仕事 )
◆ ” a sloppy job ” ( ずさんな仕事 ) に似通う口語は、
- ” a lousy job ”
( ひどい仕事 )
( 低品質の仕事)
【発音】 láuzi
【音節】 lous-y (2音節)
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形容詞 ” lousy ” の本来の意味は、
「 シラミのたかった 」 ( infected with lice )。
シラミは可算名詞。
シラミの複数形が ” lice “。
単数形に比べて、 複数形の用法が目立つ語。
【発音】 láis
【音節】 lice (1音節)
お米は、 不可算名詞 ” rice “。
【発音】 ráis
【音節】 rice (1音節)
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◆ シラミの単数形は ” louse “。
グリム童話 『 しらみとのみ 』 の
原書は ” Läuschen und Flöhchen ” ( ドイツ語 1812年刊 )。
英題は ” The Louse and the Flea “。
【発音】 láus
【音節】 louse (1音節)
語源は、 「 シラミ 」 の単数形 ( louse ) に、
性質を表す接尾辞 “ y ” を付け足したもの。
あたかも 「 シラミのたかった 」 状態の仕事だから、
- “ a lousy job ”
( ひどい仕事 )
( 低品質の仕事)
◆ 「 クソみたいな 」 仕事は、
- “ a crappy job ”
( くそ仕事 )
語源は、 「 うんこ 」 ( crap )に、
性質を表す接尾辞 “ y ” を付け足したもの。
【発音】 crappy
【音節】 crap-py (2音節)
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下品だが、 卑語ではない。
内容が 「 クソ 」、 品質が 「 クソ 」 、
つまらなくて 「 クソ 」、 納得できずに 「 クソ 」 。
どれも使える。
奨励はできないものの、 ” crap ” と ” crappy ” は職場でも、
普通に耳にする。
同じく 「 クソ 」 を意味する ” shit ” の職場使用は避ける。
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◆ 「 屈辱的な 」 仕事は、
- “ a demeaning job ”
( 屈辱的な仕事 )
語源は、 他動詞 「 ~ の品位を下げる 」 ( demean )に、
の現在分詞 ( present particle ) が形容詞 ( adjective )
になったもの。
【発音】 demeaning
【音節】 de-mean-ing (3音節)
以上が、 他部門の丸投げ仕事を表現するのに便利な形容詞。
- ” a sloppy job ”
( ずさんな仕事 )
– - ” a lousy job ”
( ひどい仕事 )
– - “ a crappy job ”
( くそ仕事 )
– - “ a demeaning job ”
( 屈辱的な仕事 )
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年がら年中使っています。