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Go ahead.

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そのまま進めてください。  お先にどうぞ。

自動詞 “go”(行く)+副詞 “ahead”(先に)
で「先に進む」。

“Go ahead.” と2語完結の場合、

指示命令許可

の目的で使われるのが通例。

「ゴーアヘッド」よりは、「ア」抜きの
ゴーヘッ」などと聞こえる。

ぶっきらぼうな印象があるが、
年齢層を問わない日常語。

オーケー(OK) 」に似ている。

Please go ahead.” と言えば、少々丁寧になるが、
本質的に礼儀に拘るような趣旨の表現ではない。

それゆえに、相手が目上の場合は要注意。

◆ “ahead” は、副詞のみの単語。

【発音】  əhéd
【音節】  a-head  (2音節)

形容詞もあるとする少数説もある

だから “ahead” は「前に」「先に」を示す。

位置 と 時間 の両方をカバー するので、適用範囲が広い。

【参照】  “ahead of time” (予定より早い、事前に)

◆ “go ahead” のイメージは「ゴーサイン
で、「どうぞ~して」。

 

◆ 先述の通り、基本的には、
「オーケー」くらいの軽い物言い
なので、不快に感じる人も出てくる。

ネガティブな意味合いは2つ

(1) 挑発的または嫌味 やればいかが

(2) 命令調 「やれよ」 「やって

目上には使わない方がよい。

【関連表現】   “Please do so.“(そうやれよ。)

Go Ahead : Drink and Drive
どうぞ 飲酒運転 してください )

DUI予防の反語的看板
「行き先:刑務所・病院・遺体安置所」

 

If it’s a good idea, go ahead and do it.
It’s much easier to apologize
than it is to get permission.

(もしよい考えだと思うなら、そのまま進めよ。
許可を得るより、謝る方がずっと簡単だから。)

 Grace Hopper (19061992)
米海軍准将 Rear admiral (lower half), United States Navy
※ 軍人の女性科学者で、プログラミング言語「COBOL」を開発した

ーーー
既述のネガティブ用途もあるものの、
相手の言動を「そのまま進めて」と認めるため、
基本的にはポジティブな印象。

◆ 日常会話で頻出

  •  そのまま進めて(続けて)
  •  お先にどうぞ    →  You go ahead.” とも言う 
  •  やればいかが 挑発 または 皮肉めく )

繰り返すが、2語完結の場合、目上には使わない方が無難。

 

【類似表現】

“Carry on.”
https://mickeyweb.info/archives/3410
(そのまま続けて)

“Go on.”
https://mickeyweb.info/archives/2051
(どうぞ始めて。どうぞ続けて。)

“Keep going.”
https://mickeyweb.info/archives/1998
(そのままやり続けて。)

“Move forward”
https://mickeyweb.info/archives/7144
(前進する、行動する)

 

 

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