全員起立。
「 起立! 」 の定訳。
直訳そのまま。
■ ” all ” には、 形容詞・代名詞・名詞・副詞がある。
【発音】 ɔ́ːl (1音節)
最頻出は形容詞だが、 それ以外も多用される。
– 形容詞 「 全部の 」 「 すべての 」 「 いかなる 」 「 もっぱら 」
– 代名詞 「 全員 」( ← 複数扱い ) 「 万事 」( ← 単数扱い )
– 名詞 「 全財産 」 「 森羅万象 」
– 副詞 「 すっかり 」 「 まったく 」 「 ひどく 」
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” All rise ” の ” all ” は、
代名詞 「 全員 」
–
を意味する。
複数形 ( plural ) として扱う。
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『 ジーニアス英和大辞典 』
大修館書店、2001年刊 ( ロゴヴィスタ アプリ版 )
… ” all ” の語釈より
<大修館書店HP>
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◆ 下記も、 複数の代名詞 ( pronoun ) ” all “。
- ” All are welcome to attend. ” ← 複数ゆえ “are “
- ” All are welcome to join. ” ← 複数ゆえ “are ”
( どなたでも参加できます。)
– - ” RIP to all.”
( 全員のご冥福を祈ります。)
( 皆様、安らかに。)
– - ” Thank you all. ”
( 皆さん、 ありがとう。)
具体的には、 不定代名詞 ( an indefinite pronoun )。
※ 「 不定代名詞 」 とは、 漠然とした不特定の人・物・数を表す名詞
レターやメールの頭語によく見るのが、
- ” Dear all ” ( 皆様 )
- ” Good morning all ” ( 皆様、おはようございます )
- ” Hello all ” ( 皆様、こんにちは )
ビジネス用途なら、「 関係者各位 」 などと訳すこともできよう。
※ 「 頭語( とうご ) 」とは、手紙の書きだしのことば
和文の代表格は 「 拝啓 」 「 前略 」だが、英文の場合、通常、
頭語 ( an opening phrase ) は、 < 宛名 > < 呼びかけ >。
そのため、形容詞 ” dear ” ( 親愛なる ) を添えるのが、
一般的な頭語とされる。
【発音】 díər (1音節)
また、 頭語が ” All ” 1語 の社内メールも、ごく普通。
” Dear all ” に比べて、やや事務的だが、失礼ではない。
仲間向けなら、” All ” の出番が目立つ気もする。
他人行儀な挨拶よりも、すっきり気持ちよい感。
以上の用途では、 ” all ” は 複数扱い となる。
【発音】 ɔ́ːl (1音節)
◆ 一方、 単数扱い の ” all ” は、
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『 ジーニアス英和大辞典 』
大修館書店、2001年刊 ( ロゴヴィスタ アプリ版 )
… ” all ” の語釈より
<大修館書店HP>
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【参照】
- 形容詞 ( adjective ) の ” all ” → ” Against all odds “
- 副詞 ( adverb ) の ” all ” → ” All set. “
◆ ” You all ” ( 皆さん ) のくだけた言い方として、
1語に合体した ” Y’all ” も、 代名詞 ( pronoun )。
【発音】 jɑːl (1音節)
” You all ” の意味なので、 本来は上品でも下品でもない。
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インターネット用の略語扱いされることもあり、 その
文脈と相手によっては、 「 あんたら 」 「 てめぇら 」。
【参照】 ” Joce’s YouTube ” ← 推しの YouTuber のご紹介
( 図入り、 写真入り、 動画入り )
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■ ” rise ” には、 自動詞・他動詞・名詞がある。
語源は、 古英語 「 立ち上がる 」( rīsan )。
ここでは、 自動詞 「 起立する 」。
【活用形】 rises – rose – risen – rising
【発音】 ráiz (1音節)
–
◆ ” All rise. ” は、 講演者や来賓を迎え入れる時の号令。
百人、千人単位が一堂に会する講堂ではもちろん、
数人の教室や法廷でも使う。
全員起立 ” All rise ! “
◆ 号令としての ” All rise. ” では、 ” all ” は弱めに聞こえる。
さらに、 末尾の「se」も消え入る感じ。
” all ” を強調する言い方もあるが、 少数派な印象。
英語慣れしてない日本人であれば、
「 ォー ラー ィ 」 くらいに聞こえるだろう。
” All right. “( オーライ ) に一見似ているが、 平時であれば、
こちらは 「 オー ラィ 」 で、 ” all ” に強いアクセントを置く。
「 もう分かったから! うっせぇわ 」 と反発丸出しで応答するなら、
「 ォー ライ ! 」 となることも。
–
◆ 裁判官の入廷 時にも 出てくる。
洋画・ドラマでチェックしてみよう。
–
< YouTube > ※ 動画全長 4分
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最初の < 23秒間 > で立て続けに出てくるのが、次の3つ。
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All rise.
-
All rise.
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Please rise.
強さアクセントの違い が見所
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言語によるアクセント ( 強弱、 高低 ) と音節 ( syllable )
の違いについては、 ” integrity ” で事細かに述べた ( 図入り )。
【関連表現】
- ” Please be seated. ”
( ご着席ください。)
講堂における号令。
以下と趣旨は同じ。
- ” Have a seat. “
- ” Take a seat. “