All rise.
2020/01/03
全員起立。
「起立!」の定訳。直訳そのまま。
■ “all” は、形容詞・名詞・副詞に加えて、
代名詞「全員」
を意味する。
例えば、レターやメールの頭語 “Dear all” は「皆様」。
ビジネス用途なら「関係者各位」。
この場合、”all” は複数扱いとなる。
◆ “rise” には、自動詞・他動詞・名詞がある。
ここでは、自動詞「起立する」。
“All rise.” は、講演者や来賓などを迎え入れる時の号令。
百人、千人単位が一堂に会する講堂ではもちろん、
数人の教室や法廷でも使う。
◆ 号令としての “All rise.” では、”all” は弱く聞こえる。
さらに、末尾の「se」も消え入る感じ。
“all” を強調する言い方もあるが、これは少数派。
英語慣れしてない日本人であれば、
「ォーラーィ」くらいに聞こえるだろう。
“All right.”(オーライ)に一見似ているが、
こちらは「オーラィ」で、”all” にアクセントを置く。
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◆ 裁判官の入廷時にも出てくる。
洋画・ドラマでチェックしてみよう。
<YouTube>
“The Courtroom Movie Supercut“(裁判映画の場面集)
https://www.youtube.com/watch?v=A1Sbj_rITyY
動画全長4分。最初の<23秒間>が、
“All rise”、”All rise“、”Please rise” のシーン
アクセントの違いが見どころ
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【関連表現】
- “Please be seated.”
(ご着席ください。)
講堂などにおける号令。
以下と趣旨は同じ。
- “Have a seat.“
- “Take a seat.”