順序待ち名簿、 キャンセル待ち名簿、 補欠名簿
“waiting list” は名詞で、”wait list” とも言う。
【発音】 ˈweɪtɪŋ ˌlɪst
直訳は「待っている一覧」。
–
定訳はないので、場面に応じて、
上記太字(例示)のように和訳する。
<航空券取得>と<補欠合格>
の際は欠かせない表現。
このリストに記載されるということは、
自分の希望がすんなり受け入れられず、
待つことを強いられた「お預け」状態にある。
“waiting list”
a list of people who have asked for something
but who must wait before they can have it.
(ロングマン、LDOCE6)
【発音】 ˈweɪtɪŋ ˌlɪst
外的条件に身を委ねて宙ぶらりん。
さんざん待った挙句、希望がかなうとは限らない。
–
時間の空費と機会損失を避けるためには、
適時に決断する必要がある。
この不安定さを嫌う潔い人は、
最初から “waiting list” に背を向けて、
さっさと別の道を求めたりする。
どの程度まで “waiting list” にこだわるか。
その人の気質と判断力が表れる決め所である。
–
ー
◆ 動詞と形容詞も覚えておこう。
- 他動詞 “wait-list“
(待ち名簿に載せる)
–
→ 名詞用法では、表題の “waiting list” と同義
– - 形容詞 “wait-listed“
(待ち名簿に載せられた)
(補欠合格した)
–
→ この場合の補欠合格者は、最終的に
入学できるとは限らない
ハイフンなしの1語表記もある。 使い方は同じ。
- waitlist (他動詞・名詞)
- waitlisted (形容詞)
“There are 200 people on a waiting list for the class. ”
(キャンセル待ちの受講希望者が200名もいます。)
“The waiting list for childcare has grown to 90 toddlers.”
(幼児保育の待機人数は90名まで増加した。)
“We are still on a waiting list for day care.”
(今も保育園の空きを待っているの。)
“I was in limbo until the school wait-listed me.”
(あの学校の補欠入りするまで、私は宙ぶらりんだった。)
“There is a two-month waiting list for the DVD.”
(そのDVDは2ヶ月待ちです。)
“I was put on a waiting list to see the doctor.”
(受診のため現在待っている状態です。)
“I am on a waiting list for the room.”
(その物件のキャンセル待ちをしています。)
“To join the waiting list, click here now.”
(キャンセル待ちをご希望の方は、今すぐここをクリック。)
“They wait-listed me at XYZ University.”
(XYZ大学に補欠合格しました。) ※他動詞
“I was wait-listed so I just let it go altogether.”
(補欠だったので、完全に蹴ってやったわ。) ※形容詞
“I let out a sigh of relief when I learned that I was wait-listed.”
(補欠合格したことを知り、長い安堵のため息をついた。)
“Navy Child Care Waitlist for On-Base Services is 9,000 Kids Long”
(待機人数9,000人は多すぎ、海軍基地内の幼児保育) ※ ニュース見出し
“The Winter Boots With a 3,500-Person Waitlist Are Finally Back in Stock”
(3,500人待ちの冬物ブーツ、ようやく再入荷) ※ ニュース見出し
ー
ー
【関連表現】 ※ 形容詞
- “blacklisted”
(ブラックリストに載せられた)
– - “whitelisted”
(ホワイトリストに載せられた)
ー
→「ホワイトリスト」(白表)とは、
優良・推奨する内容の一覧。
これは、れっきとした英語。
ー
一方、「ホワイト企業」は、
「ブラック企業」と同じく和製語。