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Sigh of relief

      2018/10/16

安堵のため息 

「ため息をつくと幸せが逃げる」と言われる。
悩みを抱えている時、無意識に出るので、
マイナスの印象を与えるからであろう。

実際は、健康維持にかなり有効である(後述)。

強い緊張から解放された時にも出るため息。
「ほっと安心する」感覚と重なっている。
こんな「安堵のため息」が、”a sigh of relief”。

“sigh” の語源は、ため息の擬音語
特徴的な発音「イ」(sái)からも推測できよう。

“sigh” には、名詞・間投詞・自動詞・他動詞がある。
ここでは可算名詞で、冠詞は “a”。

基本的意味は、
– 名詞「ため息」
– 間投詞「はぁ~」「やれやれ」
– 自動詞「ため息をつく」
– 他動詞「ため息まじりに言う」

“relief” は、名詞のみ。
語源は古フランス語の「取り除く」(relever)。

基本的意味は「(心配などの)除去」、
その後の「安堵」、さらに「救済」「援軍」。
野球の「リリーフ」はここから来ている。

【関連表現】
“I’m relieved.”
https://mickeyweb.info/archives/3397
(ほっとしました。)

◆ 動詞  ※ 最頻出は、”breathe”

  • breathe a sigh of relief “(安堵のため息をつく)
  • bring – “(~を安堵させる)
  • give  – “(安堵のため息をつく)
  • heave  – “(安堵のため息をつく)※ 文語
  • release  – “(安堵のため息をつく)
  • let out  – “(安堵のため息をつく)

◆ 形容詞

  • “a big sigh of relief”(大きな安堵のため息)
  • “a collective – “(一斉に安堵のため息)
  • “a deep – “(深い安堵のため息)
  • “a long – “(長い安堵のため息)
  • “a short – “(短い安堵のため息)

ため息は、心身の健康に役立つ。
医学的には、次の効用が確認されている。

  • 緊張をほぐし、自律神経を調整する
  • 血流を促進し、内臓の働きを活発にする
  • 酸素を取り込み、息苦しさを解消する
  • 長息を吐くことで、自然と腹式呼吸になる
  • ストレスで高ぶった交感神経をなだめる
  • 副交感神経を高めて、リラックスに導く
  • 活性酸素を除去し、疲労を軽減する
  • 脳内ホルモンの分泌を促進する

“She told me with a sigh of relief.”
(彼女は安堵のため息をつきながら語ってくれた。)

“He breathed a big sigh of relief upon seeing his son.”
(息子を目にした途端、彼は大きな安堵のため息をついた。)

“My mother gave a deep sigh of relief.”
(母は深い安堵のため息をついた。)

“I let out a sigh of relief when I learned that I was wait-listed.”
(補欠合格したことを知り、私は安堵のため息をついた。)

“I breathed a sigh of relief when my divorce was finalized.”
(離婚が成立した時、私は安堵のため息をついた。)

◆ ため息の習慣を勧める専門家もいるほど。
この本の最終章「ため息の効用とあくびのすすめ」
に詳述されている。

[鈴木登士彦]の究極の体調管理 人生を変えるハイパフォーマンス計画
究極の体調管理
( 鈴木登士彦、日本実業出版社、2016年刊)

心身にとっては「幸せが逃げる」どころでないようだ。

 

 

 

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