~ に目を光らせる、 ~ を監視する
” an eye ” として 単数形 になる。
- ” Keep an eye on your personal belongings. ”
( 所持品から目を離さないこと。)
2つある器官なのに、 なぜ単数か。
目の < 機能 > を比喩的に示しているから
生物学的な目ではなく、 < 機能 > を表す
読む・見る・理解する等の < 働き >
< 機能 > を表すだけなので、 1つで十分
( 複数の英和及び英英辞典の解説より )
◆ 数ある目の単数表現は、こちらで案内している。
- “to an untrained eye”
https://mickeyweb.info/archives/7433
(素人目には)
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ビジネスでもプライベートでも、比較的よく使われる印象。
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◆ 対象が「人」である場合、子どもが多いが、大人にも使われる。
- “Keep an eye on a child.”
(子どもから目を離さない。)
– - “Keep an eye on my boyfriend.”
(私の彼氏を見張っててね。)
– - “Always keep an eye on each other for safety.”
(安全のために、常にお互いへの注意を怠らないこと。)
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◆ 「人」に限らず、監視の対象になるもの全般に使える。
- “Keep an eye on the weather.”
(天気を見守る。)
– - “Keep an eye on trends.”
(動向を見守る。)
– - “Please keep an eye on future announcements.”
(今後の発表にご注目ください。)
– - “Please keep an eye on your school’s Facebook page.”
(自分の学校のフェイスブックをチェックしていてください。)
– - “Keep an eye on my suitcase.”
(私のスーツケースを見ていて。)
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◆ 「見続ける」という意味であれば、
形容詞を間に入れて、複数形 “eyes” を使う。
- “keep angry eyes on”
(怒りに満ちた目で見続ける)
– - “keep anxious eyes on”
(心配そうな目で見続ける)
◆ 厄介なのは、<機能>を示すような表現でも、
複数形になるものがあること。
- “only have eyes for – ”
(~だけに関心がある)
– - “make eyes at – ”
(~に色目を使う)
英語ネイティブでも、完全に区別できるとは考えにくい。
<決まり文句だから>との乱暴な解説もまかり通っている。
生物学的な目ではなく、<機能>を表すから単数
基本知識としては、こう押さえておけばよい。
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【類似表現】
“Keep tabs on – ”
https://mickeyweb.info/archives/12749
(〜を見張る、~を監視する)
“oversee”
https://mickeyweb.info/archives/22952
(監督する)
“custody”
https://mickeyweb.info/archives/27733
(1. 拘禁 2. 保護、養育権 3. 保管・管理)