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-wise

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~ に関しては、    ~ の観点からは 

接尾辞( suffix ) ” wise ” は、 名詞・副詞・形容詞に付く。

【発音】  wáiz  (1音節)

以下の意味を伴う副詞 ( adverb ) または 形容詞 ( adjective
を作る。

  1. 関連
    ~ の点で」「 ~ 的には 」「 ~ の観点からは
  2. 様式
    ~ のように
  3. 位置・方向
    ~ の位置に 」「 ~ の方向に


【例】

1.   関連 「 ~ の点で 」「 ~ 的には 」「 ~ の観点からは 」

2.   様式 「 ~ のように 」

3.   位置・方向 「 ~ の位置に 」「 ~ の方向に 」

ここまでは、辞書に載っている語。

ハイフンの有無のばらつき >は、

主要な英和・英英辞書間にも見られる。

◆  接尾辞 suffix ” wise持ち味

 辞書に載っていない  
副詞 形容詞
を手軽に自作できること 

【参照】 

連結形 combining form   “ – worthy ” ( 価値のある )


特に 「 1.  関連 」 は、 日常的に活用されている。

この場合、 ハイフンを入れることが多い。

◆  ただし、言葉遣いに慎重な人には、

この類の恣意的 「 造語 」 は好まれない。


勝手気ままに作ることは、推奨できないとの考え方である。

造語は見苦しいと感じるのだろう。

次の英英辞書に明記されている通りである。


The suffix  [-wise]  is very productive and

widely used in modern English but  most of 
the words so formed are  considered inelegant 
or not good English style.

Oxford Dictionary of English, 3rd Revised
( オックスフォード英英辞典 第3版、 ODE3 )

◇  ” inelegant ”  =  洗練されていない ( 形容詞 )

※  下線、着色は引用者


そうやって自由に作ったものの大半は、 下線部が示すように、

■  英語として   洗練されていない
または、 よくない  表現形式と判断

◆  実際に耳にした表現を挙げてみる。

すべて会議中にメモしたもの。

真面目に聞いている素振りを見せつつ、 語彙採集

主要辞書には載っていない。

したがって、上掲  ” ODE3 ” が指摘する、
「 洗練されていない・よくない 」
英語の部類に属するかもしれない。

理屈はどうであれ、 実際に会議で使われているのだ。

私たち英語学習者は 「 現実 」 からも学ぶ必要がある。

和訳は一例である。


They are Daddy’s girls,  looks-wise.

( 彼女たちはパパ似ね。)


 ハイフンの付け方には、例外が多い。

文法を厳密に適用すると、 相当厄介なのがハイフン。

実際に、 誤用がまかり通っている感がある。

2語以上の語が他の語を修飾する場合は、 ハイフンでつなぎ、
「 複合修飾語 ( compound  modifier )」 にする。

これが 「 ハイフネートの原則 」。

「 複合形容詞 ( compound adjective ) 」 は代表例。


英語学習者であるからには、 ハイフンの基礎知識
押さえておきたい。

【発音】  háifn
【音節】  hy-phen (2音節)


【類似表現】

 

【参照】

 


 

◆  以下、 ” Newsworthy ”  より再掲。

 

普段はそう意識しなくてもよいとはいえ、 英文法上、

「 連結形 」 と 「 接尾辞 」 ( suffix ) は区別すべきものである。

一例を挙げる。



NHK やさしいビジネス英語実用フレーズ辞典 』  p.276.

杉田 敏 (編集)、 NHK出版、 2003年刊
 四六判 1,216頁  →  自炊後  311MB ( OCR済み )
<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>

※  下線は引用者


-driven ” は、 過去分詞の形容詞化からの連結形  ( combining form )。

【発音】  drívn
【音節】  driv-en  (2音節)

上図の下線部 「 接尾語 」 は、 通常 「 接尾辞 」 ( suffix ) と同義だが、

ここは 「 接尾語 」 よりは、 「 連結形 」 の方が的確であると考える。

同じく 「 連結形 」 と 「 接頭辞 」 ( prefix ) も混同されがち。

本書では、 「 連結形 」 と 「 接頭・ 接尾語 」 をごっちゃにしている。

「 混同して説明 」 しているが、 学者ではない実務家の著書にはよくある。

もっとも、 ” -driven ” を 「 接尾辞 」 ( suffix ) 扱いする有力辞書もある。

かの有名なケンブリッジもその一つ。



https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/driven

※  下線は引用者

※  2024年6月20日 アクセス

 

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