プロ翻訳者の単語帳

Professional Interpreter / Translator at Government Agency

語彙採集

      2020/06/23

「単語帳」の一部(B5判、100枚つづり)
—-
◇  2009年11月より、「単語帳」の基幹は「Gmail


◆ 35年以上、日本語と英語の語彙・用例を集めている。

翻訳・通訳を生業にすることになるとは
つゆ思わなかった、学生時代からの習慣である。

動機は単純。

楽しかったから。

小さい頃から、言葉そのものが大好きだった。


知らない語彙や用法を集めるのがうれしい

トレカや切手のコレクションに似た喜びが伴う。

その成果物こそ、
弊サイト「プロ翻訳者の単語帳」
の正体である。


言葉の響きにのぼせた。
イントネーションに酔った。
日英の語感や語調にしびれた。

使い手によって、発音が微妙に異なるのも面白い。
その人の個性がにじみ出て、私の想像をかき立てる。

苦手な相手ですら、微笑ましく感じたりする。

◆ 先生や上司に対面で叱られている時でさえ、
せっせと収集していた。

お咎め内容よりも、目上の用いたユニークな
片言を集めることの方が大事だったのだ。

真剣にメモを取りつつ、実際に書いていたのは、
その場で採集した言葉。

例えば、日本人の女性上司に、

ぐずぐずしないで、ちゃっちゃか 実行しないと

とお小言をいただいている最中、私はノートに、
「ちゃっちゃか」と書きつけていた。

なんて滑稽で、軽やかな言い回しだろう

その語気が胸を打ち、叱咤の方はそっちのけ。

怒られているのに、非を悔いる心が雲散霧消。

収穫したての「ちゃっちゃか」に夢中になり、
ほくほくしていたのを今でも思い出す。

面会後、嬉々として「単語帳」に登録したものだ。

◆ 物心つく前から、表現ばかりに気を取られていた模様。

会話内容は二の次。

一貫してこんな調子だったので、
実にけしからぬ子・生徒・学生・部下であった。

生意気にも、それは今でも変わらない。

会議中も語彙採集。

特に高官の表現は豊か。

乱獲しては、ほくそ笑む日々。

会議が終わると、真っ先に「単語帳」に格納する。

もう、わくわくしてたまらない。

小学生時代、昆虫採集に熱中した毎夏。
長じては、語彙採集しに通勤する毎日。

仕事が楽しい。

お給料いただいて、いいのかしらん。

◆ けんか中も語彙採集。

相手の国籍・人種や言語はさまざま。

お目玉や口論の際は、お互い興奮気味であるため、
記憶に残りやすい。

すったもんだの場合、その場ではメモできない。

とりあえず覚えておき、後で「単語帳」に加える習慣。

激しくなじられた時ほど、たやすく銘記してしまう。

すんなり長期記憶(long-term memory、LTM)入りする感じ。

結果として、いざこざが大きいほど学習できた。

その際に得たご利益(日英)には、相当のものがある。

即座に覚えて、忘れない。

トラブルは悪いことのみではないと、
弊サイトで繰り返し述べているわけである。

格好をつけているのではない。

日英の語彙・用例採集を長年続けてきた感想として、
本気でこう考えている。

常用語は、無限に無償提供されている。

採集素材は、至る所にある。
本や会話はもちろんのこと、映画、ラジオ、標識。

一般人が気軽に発した生の英語に触れられる穴場は、
YouTubeのコメントや商品レビュー(アマゾンなど)。

昔ながらの新聞・雑誌の読者欄は言うまでもない。

玉石混交とはいえ、手近なインプットの宝庫。

「コメント回り」と称して、こうして語彙採集するのが、
私の日課である。

とにかく、見聞きした対象を、その都度、書き留めるだけ。

だから、ネタ集めに困らない。

「単語帳」がどんどん増えていく喜び。

これは遊び。 娯楽。 そして仕事。

幾星霜を重ね、今では老化防止兼ねて、
連日飽きることなく勤しんでいる。

毎日が楽しい。

◆ 開始当初の1980年代は、インターネットもメールもなかった。

これまで作成した膨大なノート(冒頭写真)の管理に
悩んだ挙句、蔵書同様に「単語帳」も電子化している。

現在はGmail」を活用している。

 【参照】 「Gmail」で作る単語帳

<検索機能>が優れているからである。

  • メール本文のみならず、添付ファイル(エクセル、
    ワードなど)の中身まで検索してくれる。

    過去データに追加でき、便利この上ない。
    ーーー
  • 仕入れた語彙や用法を、
    辞書アプリオンライン辞書から
    Gmailアドレスに急送するのも簡単。
    ーーー
  • アプリ不要なウェブメールなので、他社メール
    (yahoo や outlook など)にも同時送付(CC)
    しておけば、持続性を担保 できる。

自分宛に日々メールし、データ構築している

バックアップも怠らない。

長期的なデータ管理とスペース問題、
さらに復習時の利便性を考えると、

「単語帳」は電子化しておくとよい。

「自炊」本と等しく、

「電子化は将来への投資」

と私は考える。

  •  電子化した蔵書と「単語帳」は、<一生の資産>
  •  場所をとらないため、処分不要で、死ぬまで一緒

自分の<成長の軌跡>である。

だが、完全なペーパーレスは現実的でない。
無理すれば、かえって非効率に陥るようだ。

両方の電子化を実施し、初めて気づいたことである。

「自炊」と同じく、「単語帳」の電子化についても、
後日別項にてご紹介してみたい。

【参照】 「Gmail」で作る単語帳  

 

 

 

 

Sponsored Link




Jetpack

 - 英語, 英語学習法