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Newsworthy

      2024/06/11

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報道価値のある 

たった1語で 「 報道価値のある 」 を表せる 形容詞 ( adjective )。

「 報道価値のある 」と言いたい時には、 即刻飛び出る
ようにするとよい。

文面でも使うので、 ビジネスパーソンに役立つ。

” newsworthy ”  は型通りの単語である。

この構成を一度学んでおけば、同パターンの形容詞の
多くを、初見で読み取ることができるようになる。

 

◆  構成は、

  •  不可名詞  ” news “( 報道 )
  •  形容詞  ” worthy “( 価値のある )

 

 

 

すっきりシンプル、分かりやすい。

“newsworthy” の初出は、1932年( 昭和7年 )。

ちょうど英国のテレビで、 世界初の定期番組が
始まった年である。

先行するラジオに次ぐ電波メディアの登場
により、 情報の伝達範囲が広まっていく。

印刷メディアしかなかった時代と違い、
ニュースも 急速に拡散する ようになっていった。

そんな黎明期に生まれた形容詞である。

3大学習英英辞典( EFL辞典 )の語釈にも、
メディア媒体が明示されている。


newsworthy

  • important or interesting enough to be
    reported in newspapers, on the radio,
    or on television.
    ( LDOCE6、ロングマン )

  • interesting and important enough to be
    reported as news.
    ( OALD9、オックスフォード )
  • interesting enough to be described
    in a news report.
    ( CALD4、ケンブリッジ )

【発音】  núzwɝ̀ði
【音節】  news-wor-thy  (3音節)

→  “ th ”( ð ) の発音は、 ” smooth out ”  参照 ( 図入り )

※  下線は引用者


これから  ” newsworthy ”  を分解していく。

 

◆  ” news ” の語源は、 中期英語「 新しいこと 」の複数形( newis )。

形容詞が名詞化したもの。

<  名詞 ” news ”  の基本的意味  >

1.   ニュース、 報道
2.   消息、 うわさ


日本社会に定着した「 ニュース 」と
そっくりそのまま重なる意味合い。


ニュース【 news 】

新しい出来事。 また、その知らせ。 報道。
報知。 特に 新聞・ラジオ・テレビ  による報道。

( 広辞苑 第七版 )

※  下線は引用者

 

◆  英語学習上は、 次の5点に留意する。

いずれも基本だが、 間違いやすい。

< 名詞  “ news ”  の原則 >

1) 不可算名詞
2) 単数扱い
3) 不定冠詞 ” a ” はつけない    ※  定冠詞 ” the ” は可
4) 個々のニュースは、”a piece of news
※  イギリス英語では、” a bit of news ” も使う
5) ニュース番組・記事は、” the news


◆  ” worthy ” の語源は、

  •  不可算名詞  ” worth “( 価値 )
  •  接尾辞  ” y

この接尾辞( suffix ) ” y ” は、 名詞の後につけて、

  •   ~ のような
  •   ~ がたくさんの

という意味の形容詞をつくる。

【例】
juicy “( 汁の多い )、” sugary “(甘ったるい)

よって、” worthy ” は、 形容詞「 価値のある 」。

多用される ” y ” の単語は、 ” handy ” に一覧にした。

 

 

◆  先に「 型通りの単語 」と書いたが、” worthy ”
を含む形容詞には、 以下の日常語がある。

  1. blameworthy ( 非難する価値がある )
  2. creditworthy ( 信用付与する価値がある )
  3. noteworthy ( 注目する価値がある )
  4. praiseworthy ( 称賛する価値がある )
  5. trustworthy ( 信頼する価値がある )

それぞれ次のように言い換えることができる。

  1. worthy of blame ( 非難に値する )… worth blaming
  2. worthy of credit ( 信用付与に値する )… worth crediting
  3. worthy of note ( 注目に値する )… worth noting
  4. worthy of praise ( 称賛に値する )… worth praising
  5. worthy of trust ( 信頼に値する )… worth trusting

和訳の言い換えは、 可能 >または< 当然
の助動詞「 べし 」 の連体形 「 べき を用いて、

  1.  非難すべき
  2.  信用付与すべき
  3.  注目すべき
  4.  称賛すべき
  5.  信頼すべき

◆  以上は 「 1語 」 の形容詞である。

一方、 複合形容詞 の  ”  -worthy ”  も目立つ。

すなわち、  連結形  ” worthy “  をハイフンで
つないだ形容詞である。

2語以上の語が他の語を修飾する場合は、 ハイフンでつなぎ、
「 複合修飾語 ( compound  modifier )」 にする。

ハイフネートの原則 」 である。

接尾辞 “ -wise ”  同様、 辞書に載っていない形容詞を
自作することもできる。

「 複合形容詞 ( compound adjective ) 」 となる。

< 複合形容詞の例 >

  • Guinness-worthy ( ギネスブックに値する )
  • headline-worthy ( 見出しに値する )
  • medal-worthy ( メダルに値する )
  • quote-worthy ( 引用に値する )

ただ、辞書によって、ばらつきのある語も見受けられる。

ハイフンの有無が分かれるケースである。

例えば、

  • blameworthy ” と ” blame-worthy
  • creditworthy ” と  ” credit-worthy

表題 ” newsworthy “、” noteworthy “、” trustworthy

は、 1単語として 確立 している。

ばらつきはなく、 ハイフン入りは不適切。

  ハイフンの付け方には、 例外が多くある。

厳密に文法を適用すると、 相当厄介なのがハイフン。

実際に、 誤用がまかり通っている感がある。

私たちは英語学習者であるから、 ハイフンの基礎知識
押さえておきたい。

【発音】  háifn
【音節】  hy-phen (2音節)

ざっとまとめると、

◼︎ 形容詞  ” 〇〇worthy “、” 〇〇-worthy “

=  〇〇する 価値がある
=  〇〇に 値する
≒  〇〇 すべき( 当然または可能の助動詞 )

このように、 ” worthy ”  または  ” -worthy “
を含む形容詞の場合、 ほぼ機械的に和訳できる。

「 型 」 に当てはめることができるため、
「 型通りの単語 」 と記してみた。

 

◆  ” -worthy ” は、 先述の ” -y ” と異なり、「 接尾辞 」( suffix )

ではなく、 「 連結形 」( combining form )

独立した形容詞  “ worthy ”  から生じた点で、

単独使用できない 「 接尾辞 」 と異なる。

間違いやすい点なので、 おさらいしてみよう。

「 接尾辞 」 suffix  

単語の  意味を変えたり、広げたり する。

【例】

  • ly

1) 形容詞につけて副詞に 「 ~で 」「 ~に 」
2) 名詞につけて形容詞に 「 ~のある 」「 ~のような 」
3) 時間の単位につけて 「 ~ごとに 」

  • hopefully ( できることなら )
  • originally ( 当初は、 もともとは、 出身は )
  • knowingly ( 意味ありげに、 故意に )
  • unsightly ( 醜い、 見苦しい )

 

「 連結形 」 combining form  

組み合わせて  新しい用語を作りだす

技術・科学・医学など、理系の専門分野で重宝される。

【例】

  • mania( ~ マニア ) →  ” bibliomania “( 蔵書マニア )
  • phobia( ~ 嫌い )→  ” claustrophobia “( 閉所恐怖症 )


この2つを混同して説明する日本の参考書は少なくない。

普段はそう意識しなくてもよいとはいえ、 英文法上、

「 連結形 」 と 「 接尾辞 」 ( suffix ) は区別すべきものである。

一例を挙げる。



NHK やさしいビジネス英語実用フレーズ辞典 』  p.276.

杉田 敏 (編集)、 NHK出版、 2003年刊
 四六判 1,216頁  →  自炊後  311MB ( OCR済み )
<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>

※  下線は引用者


-driven ” は、 過去分詞の形容詞化からの連結形  ( combining form )。

【発音】  drívn
【音節】  driv-en  (2音節)

上図の下線部 「 接尾語 」 は、 通常 「 接尾辞 」 ( suffix ) と同義だが、

ここは 「 接尾語 」 よりは、 「 連結形 」 の方が的確であると考える。

同じく 「 連結形 」 と 「 接頭辞 」 ( prefix ) も混同されがち。

本書では、 「 連結形 」 と 「 接頭・ 接尾語 」 をごっちゃにしている。

「 混同して説明 」 しているが、 学者ではない実務家の著書にはよくある。

もっとも、 ” -driven ” を 「 接尾辞 」 ( suffix ) 扱いする辞書もある。

 

◆  なお、” worthy ”  ” -worthy ”  のマイナー用法として、
~ に耐える 」 「 ~ に適した 」 の意味もある。

技術系の言葉中心で、代表格はこちらの4つ。

  • airworthy ( 耐空性のある )
    →  航空機の強度などが基準に適合すること
  • seaworthy ( 耐航性のある )
    →  船舶が正常に航海できる状態のこと
  • crashworthy ( 衝撃に耐える )
  • roadworthy ( 路上使用に適した )

 


有名な 警句aphorism

  • “A dog biting a human isn’t newsworthy,   ↑ 
    but a man biting a dog is.”
    (犬が人間をかみつくことに報道価値はないが、
    人間が犬にかみついたらニュースになる。)
  • “The 2018 FIFA World Cup opening ceremony
    was a newsworthy event.”
    (2018年FIFAワールドカップの開会式は、
    報道価値のあるイベントだった。)
  • “The high number of deaths made the disaster
    more newsworthy.”
    (死者が多数に上り、その災害の報道価値が高まった。)
  • “I don’t consider that a newsworthy topic.”
    (それが報道価値のある話題とは思えない。)
  • “Nothing newsworthy ever happens here.”
    (報道価値のあることは、何もここでは起こらない。)

 

 

 

 

 

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