不具合
パソコンや情報システムのトラブル時に、
よく顔を出す単語。
一度目にしたら忘れにくい字面ゆえ、
ぜひ覚えてしまおう。
【発音】 glítʃ
【音節】 glitch (1音節)
複数形 ( plural ) は、 ” glitches “。
複数形になると、 2音節になる単語である。
【音節】 glitch-es (2音節)
日英の 「 音節 」 については、 ” integrity ” に詳述した。
( 図入り )
◆ 語源は、 ドイツ語 ” glitschen ” ( 悪化する )。
「 技術的なミス 」 「 機械類の故障 」 がもともとの意味。
1960年代前半から、 アメリカの技術者間で使われ始めた
<俗語> 由来の名詞。
–
” glitch ”
a small fault in a machine or
piece of equipment, that stops it working.
SYN : fault
( ロングマン、 LDOCE6 )
–
米技術者間の <俗語> から昇格して、 現在では、
–
「 不具合 」 全般
–
こうして世間一般に広く使われるようになってからも、–
–
技術関連 が主要用途
–
機械・コンピュータ分野を中心とする。
◆ 例えば、 1999年に騒がれた 「 Y2K問題 」 は、
- Y2K computer glitch
- Year 2000 glitch
日本の技術者の場合、「 グリッチ 」 のまま使うことも。
定訳に近いのは、
- 不具合
- トラブル
- 故障
- “I reported a software glitch that occurred over the weekend.”
(週末に起きたソフトウェアの不具合について報告した。)
– - “We are experiencing a glitch in the system.”
(システムに故障が発生しているようです。)
– - “It’s a glitch on Google Maps.”
(グーグルマップの不具合です。)
– - “I have to fix a glitch in my computer.”
(パソコンのトラブルを解消しなければ。)
– - “We have encountered network glitches.”
(ネットワークに不具合が生じた。)
– - “My website is up and running without glitches.”
(私のウェブサイトは、不具合なく稼動している。)
– - “I want to avoid a communication glitch.”
(意思疎通のトラブルを避けたいのです。)
– - “I have uploaded a glitch-free version.”
(修正版をアップロードしておきました。)