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It was a blast.

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とても楽しかったです。 

イベントでアメリカ人と一緒に働いた後に、


It was a blast !

と言われることがある。

「 とても楽しかったよ! 」との歓喜。

うれしいお言葉だ。

頻出には至らないものの、このひと言で
愉快な時を過ごせた喜びを率直に伝えられて便利。

◇  くだけた言い方だが、下品さはない

イベントを共にするような仲間なら、
通常、
口頭でもメールでも気兼ねなく使える


英和辞典にはあまり記載されていない用法なので、

ここで取り上げてみたい。

お礼を込めて、 自ら発してみよう。

◆  ” blast ” は、 やや多義。

【発音】  blǽst  (1音節)

名詞・間投詞・自動詞・他動詞がある。

風が激しく吹く 」 が原義。

語源は、 古英語「 一陣の風 」(blǣst)。

勢いのある語感が奏でる感じで、

躍動的で激しい様子が共通イメージ

 


メンソールカプセルが、 炸裂( blast )
するタバコ「 マルボロ アイス  ブラスト



こちらの表面処理も、” blast ” 。


◆  平板で、 均一なリズムの日本語では、

ブ –  – – ト 」 は 「 4音節 」。

【発音】  blǽst  (1音節)

しかし、 英語では「 1音節 」。

「 音節 」( syllable、シラブル ) とは、 発音の最小単位

「 発音の最小単位 」 に切れ目がない 「 1音節 」 のため、

語源通り「 風が激しく吹く 」 ごとく、 腹の底から ゲロする 迫力で、

ブラ

と一気に吐き出す。

■  blast  / blǽst / 1音節  

【日】  4音節 「  –  –
【英】  1音節

 

音節の日英比較は、” integrity ”  に事細かに述べた。

( 図入り、 動画入り )

  ” blast ” の基本的意味

  •  名詞 「 突風 」 「 爆発 」 「 大きな音 」 「( 野球の )強打 」
  •  間投詞 「 ちくしょう」     ※  俗語
  •  自動詞 「 爆破する 」 「 鳴り響く 」
  •  他動詞 「 爆破する 」 「 攻撃する 」

【発音】  blǽst  (1音節)


原則は可算名詞だが、 用法によっては不可算名詞になる。

◆  表題の  ” blast ” は名詞。

とても楽しい経験 の意。

比較的マイナー用法。

基本的意味には含まれないだろう。

この用法では可算名詞なので、 不定冠詞 “a”。


blast

informal
an enjoyable and exciting experience.

( ロングマン、 LDOCE6 )

※  informal  =  非正式、くだけた表現

【発音】  blǽst  (1音節)


◆  ” It was a blast. ” の 単数主格 ” it “( → 人称代名詞 )

ではなく、 指示代名詞  ” that ”  を用いることもある。

【参考】  it ” 人称代名詞、 ” that ” 指示代名詞
- 

◆  さらに、 ” It was a blast. ”  の 単数主格 ” it “( → 人称代名詞 )

を、 当該イベントに置き換えると応用が利く。

各例文には、 複数主格 ” we ” を主語とする同義文を添えた。

◆  人間関係( 恋愛含む )を終える際にも、

” blast ”  は使える。

この場合、直説法過去形( was )の代わりに、

現在完了形( has been )を使うケースが多い。

日常使用では、 厳密に区分されていない印象もある。

【参考】    ※  現在完了形 ( present perfect )

・  「 現在完了形 」 →  「 過去の事実 」 に 「 現在の視点 」
・  「 完了形 」の代わりに「 過去形 」で口頭表現

 

 

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