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Puke / Barf

      2020/01/01

ゲロ、ゲロする

体調不良・食中毒・酔った時など、
嘔吐したことのない成人は皆無であろう。

生きている限り、いつ催すか分からないのが、

吐き気nausea   発音】 nɔ́ːziə

吐くのは、実は卑近な行為なのだ。
汚いとばかり言ってられない。

嘔吐の場合、身振り手振りの意思疎通は、
ちょっと恥ずかしい。

だから、次の4つの表現を覚えておこう。

動詞「嘔吐する」= ゲロする

  1. vomit(自動詞・他動詞)
  2. throw up(句動詞)
  3. puke(自動詞・他動詞)
  4. barf(自動詞・他動詞)

不可算名詞「嘔吐」= ゲロ

  1. vomit
  2. throw-up ※ 通例はハイフン追加
  3. puke
  4. barf

不可算名詞「嘔吐」= ゲロ

  1. vomit
  2. throw-up
  3. puke
  4. barf

中級学習者なら、”vomit” と “throw up” は既習のはず。

すなわち、日常使用の正式な「嘔吐」。

“throw” の語形変化は、
throws – threw – thrown – throwing。

よって、過去形「ゲロした」は “threw up“。

エログロ描写 にはよくあることだが、

おまけに 俗称 も定着している。

それが、pukebarf

【発音】 pjúːk【発音】 bɑ́ːrf

「げろ」

■ へど。嘔吐。
(広辞苑 第七版)

■[俗]
一(名・自サ)
1. へど。
2. 自白。
二(造語)
ひどく
(三省堂国語辞典 第七版)

■[名]
1. 食べた物を胃からはき出すこと。また、
そのはき出した物。嘔吐物。
「ゲロが出る」のような形で、比喩的に
極端な嫌悪感をも表わす。へど。げろげろ。
2. 自白をいう、盗人仲間の隠語。
(精選版 日本国語大辞典)

大人による表現であれば、言うまでもなく、

  “vomit” と “throw up” が主

基本的には、”vomit” と “throw up” だけで、
名詞・動詞とも対応できる。

しかしながら、「ゲロ」が常用語であるように、
“puke” と “barf” も意外に見聞きする。

プライベートなら、大人でも両方使うだろう。

ーー
ーー

重要度と使用頻度は「ゲロ」並みであるものの、
一度は学んでおくとよい。

◆ “puke” には、他動詞・自動詞・名詞がある。

【発音】pjúːk

意味は「嘔吐」関連がすべて。

人を罵る「ゲロ野郎」などにも派生している。

“puke” は、早くも16世紀から使われている。
語源は不詳だが、おそらく擬音語とされている。

擬音語(onomatopoeia)とは、実際の音を真似た言葉。
擬声語」とも言う。

【参照】 “tingling sensation (ASMR)”、“ring a bell

となれば、覚え方はこう。

  ピューと吐くから “puke”  

【発音】pjúːk

◆ “barf” にも、他動詞・自動詞・名詞がある。

さらに、間投詞「げっ」「ちぇっ」が加わる。

【発音】bɑ́ːrf

「間投詞」(interjection)とは、
感動や応答を表す語で、単独で文となりうる呼掛け言葉。

【例】”Oh ! “、”Oops ! “、”Alas ! “、
Whoa ! “、”Gross ! ” 、“Welcome back ! ”、
Well done ! ”、”Snap ! “、”Check!”

“barf” は、1960年初出。
こちらも擬声語由来とされる。

比較的新しい言葉だけあり、「嘔吐」の他に、
ハッカー用の「エラーメッセージ」を意味する。

◆ “puke” と “barf” は、ほとんどの英和辞典に
そして英英辞典の一部にslang と記載されている。

確かに、

  “informal”(くだけた表現)だが、
   卑語では
なく、格別下品でもない。

まさに「ゲロ」がぴったり。
イメージも語感も「ゲロ」そのもの。

上掲「堅さ」ランキング(私見)の通り、
“puke” の方が若干上品な印象かも。

◆ ちなみに、飛行機などの備品「エチケット袋」。

英語では “nausea bag” が一般名称。

だが例のごとく、英日それぞれ 俗称 がある。

barf bag” と「鬼太郎袋(きたろうぶくろ)」
がそれ。

ゲゲゲのゲー の鬼太郎で、擬声語に準じる。

プロの客室乗務員も使っているらしい…

↑「エチケット袋」の俗称

“I’m going to puke.”
“I’m going to barf.”
(ゲロ吐きそう。)


“Sorry, I puked on your bed.”
“Sorry, I barfed on your bed.”
(ごめん、ベッドでゲロしちゃった。)


“He puked all over the place.”
“He barfed all over the place.”
(彼はそこら中にゲロしたんだ。)


“You make me puke.”
“You make me barf.”
(あんたはゲロを催させる。)※ 罵倒



  ピューと吐くから “puke 

 

 

 

 

 

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