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Puke / Barf

      2020/10/20

ゲロ、 ゲロする

体調不良・食中毒・酔った時など、
嘔吐したことのない成人は皆無であろう。

生きている限り、いつ催すか分からないのが、

■  吐き気 nausea  

【発音】  nɔ́ːziə
【音節】  nau-se-a  (3音節)

吐くのは、実は卑近な行為なのだ。
汚いとばかり言ってられない。

嘔吐の場合、身振り手振りの意思疎通は、
ちょっと恥ずかしい。

だから、次の4つの表現を覚えておこう。

■  動詞 「嘔吐する」 = ゲロする

  1. vomit(自動詞・他動詞)
  2. throw up(句動詞)
  3. puke(自動詞・他動詞)
  4. barf(自動詞・他動詞)

■  不可算名詞 「嘔吐」 = ゲロ

  1. vomit
  2. throw-up –  ※  通例はハイフン追加
  3. puke
  4. barf

■  不可算名詞 「嘔吐」 = ゲロ

  1. vomit
  2. throw-up
  3. puke
  4. barf

中級学習者なら、”vomit” と “throw up” は既習のはず。

すなわち、日常使用の正式な「嘔吐」。

【活用形】
vomits – vomited – vomited – vomiting
throws – threw – thrown – throwing

よって、過去形「ゲロした」は、”vomited” と “threw up“。

◇  エログロ描写 にはよくあることだが、

俗称 も定着している。

それが、pukebarf

【発音】  pjúːk  (1音節) 
【発音】  bɑ́ːrf  (1音節)

2語とも、「1音節 (one syllable)

発音の際は、 腹の底から、
ゲロする迫力 で、 一気に吐き出す

音節」(syllable、シラブル)とは、発音の最小単位。

日本語の場合、原則として「仮名一字が1音節」。
そのため、音節を意識する機会は乏しい。

→  音節の差異が顕著な日英比較は、”integrity” 参照

「げろ」

■  へど。 嘔吐。
(広辞苑 第七版)

■  [俗]
一(名・自サ)
1. へど。
2. 自白。
二(造語)
ひどく
(三省堂国語辞典 第七版)

いずれも語釈全文。

日本国語辞典名を誇る『日国』の全文はこちら。

日本国語辞典 第二版』第4巻、p. 1440、
小学館(2001年刊)より転載


◆  大人による表現であれば、言うまでもなく、

  “vomit” と “throw up” が主

基本的には、”vomit” と “throw up” だけで、
名詞・動詞とも対応できる。

しかしながら、「ゲロ」が常用語であるように、
“puke” と “barf” も意外に見聞きする。

プライベートでなら、大人も両方使うだろう。



♪ ゲゲゲのゲー♪
ーー

 

重要度と使用頻度は「ゲロ」並みであるものの、
一度は学んでおくとよい。

◆  “puke” には、他動詞・自動詞・名詞がある。

【発音】  pjúːk (1音節) 

意味は「嘔吐」関連がすべて。

人を罵る「ゲロ野郎」などにも派生している。

“puke” は、早くも16世紀から使われている。
語源は不詳だが、おそらく 擬音語 (ぎおんご)とされている。

擬音語 (onomatopoeia) とは、実際の音を真似た言葉。
擬声語」とも言う。

【参照】  “tingling sensation (ASMR)”、 “ring a bell

となれば、覚え方はこう。

  ピューと吐くから “puke”  

【発音】  pjúːk (1音節) 

「1音節」なので、腹の底から ゲロする勢い で一息に発声。

◆  “barf” にも、他動詞・自動詞・名詞がある。

さらに、間投詞「げっ」「ちぇっ」が加わる。

【発音】  bɑ́ːrf  (1音節)

「間投詞」(interjection)とは、
感動や応答を表す語で、単独で文となりうる呼掛け言葉。

【例】”Oh ! “、”Oops ! “、”Alas ! “、
Whoa ! “、”Gross ! ” 、“Welcome back ! ”、
Well done ! ”、”Snap ! “、”Check!”

“barf” は、1960年初出。
これまた、擬声語由来とされる。

比較的新しい言葉だけあり、「嘔吐」の他に、
ハッカー用の「エラーメッセージ」を意味する。

◆  “puke” と “barf” は、ほとんどの英和辞典に【】、
そして英英辞典の一部に “slang” と記載されている。

確かに、

  “informal” → 非正式、くだけた表現

ただし、

  卑語ではなく、格別下品でもない

まさしく 「ゲロ」。
イメージも語感も 「ゲロ」 そのもの。


上掲「堅さ」ランキング(私見)の通り、
“puke” の方が若干上品な印象かも。

◇  ちなみに、飛行機などの備品「エチケット袋」。

英語では “nausea bag” が一般名称。

【発音】  nɔ́ːziə
【音節】  nau-se-a  (3音節)

だが例のごとく、英日それぞれ 俗称 がある。

barf bag” と「鬼太郎袋(きたろうぶくろ)」がそれ。

 ♪ ゲゲゲのゲー♪

 の鬼太郎で、擬声語に準じる。

「鬼太郎袋」は、プロの客室乗務員も使っている語らしい…

↑「エチケット袋」の俗称

 ♪ ゲゲゲのゲー♪

“I’m going to puke.”
“I’m going to barf.”
(ゲロ吐きそう。)


“Sorry, I puked on your bed.”
“Sorry, I barfed on your bed.”
(ごめん、ベッドでゲロしちゃった。)


“He puked all over the place.”
“He barfed all over the place.”
(彼はそこら中にゲロしたんだ。)


“You make me puke.”
“You make me barf.”
(あんたはゲロを催させる。)ー  ※  罵倒



  ピューと吐くから “puke 

 

 

 

 

 

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