プロ翻訳者の単語帳

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It was a blast.

      2021/01/01

とても楽しかったです。 

イベントでアメリカ人と一緒に働いた後に、

It was a blast !

と言われることがある。

「 とても楽しかったよ! 」との歓喜。

うれしいお言葉だ。

頻出には至らないものの、このひと言で
愉快な時を過ごせた喜びを率直に伝えられて便利。

◇  くだけた言い方だが、下品さはない

イベントを共にするような仲間なら、
通常、
口頭でもメールでも気兼ねなく使える

英和辞典にはあまり記載されていない用法なので、
ここで取り上げてみたい。

お礼を込めて、自ら発してみよう。

◆  “blast” は、やや多義。

【発音】  blǽst  (1音節)

名詞・間投詞・自動詞・他動詞がある。

風が激しく吹く 」が原義。

語源は、古英語「一陣の風」(blǣst)。

勢いのある語感が奏でる感じで、
躍動的で激しい様子が共通イメージ

 


メンソールカプセルが、 炸裂(blast)
するタバコ「 マルボロ アイス  ブラスト

 

◆  平板で、均一なリズムの日本語では、
ブ –  – – ト 」は「4音節」。

【発音】  blǽst  (1音節)

しかし、英語では「1音節」。

音節(syllable、シラブル)とは、発音の最小単位。

まさしく、語源通り「 風が激しく吹く 」かのごとく、
または、腹の底から ゲロする 迫力で、

ブラ

と一気に吐き出す。

→  音節の差異が顕著な日英比較は、”integrity” 参照

■  ” blast ” の基本的意味

  •  名詞 「突風」「爆発」「大きな音」「(野球の)強打」
  •  間投詞 「ちくしょう!」     ※  俗語
  •  自動詞 「爆破する」「鳴り響く」
  •  他動詞 「爆破する」「攻撃する」

【発音】  blǽst  (1音節)

原則は可算名詞だが、用法によっては不可算名詞になる。

◆  表題の “blast” は名詞。

とても楽しい経験の意。

比較的マイナー用法。
基本的意味には含まれないだろう。

この用法では可算名詞なので、不定冠詞 “a”。

blast

informal
an enjoyable and exciting experience.
(ロングマン、LDOCE6)

※  informal  =  非正式、くだけた表現

【発音】  blǽst  (1音節)

“It was a blast.” の 単数主格 “it”( = 人称代名詞)
ではなく、指示代名詞 “that” を用いることもある。

【参考】  it” 人称代名詞、 ”that” 指示代名詞
- 

◆  さらに、”It was a blast.” の 単数主格 “it”( = 人称代名詞)
を、当該イベントに置き換えると応用が利く。

各例文には、複数主格 “we” を主語とする同義文を添えた。

  • “The party was a blast.”
    “We had a blast at the party.”
    (パーティーはとても楽しかった。)
  • “The concert was a blast.”
    “We had a blast at the concert.”
    (コンサートはとても楽しかった。)
  • “The cookout was a blast.”
    “We had a blast at the cookout.”
    (バーベキューはとても楽しかった。)

◆  人間関係(恋愛含む)を終える際にも、
“blast” は使える。

この場合、直説法過去形(was)の代わりに、
現在完了形(has been)を使うケースが多い。

もっとも、日常使用では、厳密に区分されていない印象がある。

【参考】 「完了形」の代わりに「過去形」で口頭表現

  • “It’s been a blast.   Goodbye.   Take care.”
    (これまでとても楽しかった。さよなら。元気でね。)

    ※  It’s  =  “It has”  の縮約形

 

 

 

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