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To what extent

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どの程度まで、  どこまで

ビジネス・プライベートを問わず、
程度 > の確認を要する場面は多い。

「 どのくらいまで 」 と尋ねたい時、 便利なのが、

  To what extent  

から始まる疑問文。


強弱、 長短、 高低、 優劣 
など、
基本的な度合い ( degree ) を
カバーする応用力がある。

【発音】  digríː
【音節】  de-gree  (2音節)

◆  会話中であれば、3語のみで通じる
場合が多い。

  • To what extent ?
    ( どの程度

以下もほぼ同義で、同様に使える。

  • To what degree ?
    ( どの程度

【参照】

  • In what context ?
    ( どんな文脈で    どんな状況で


まさしくどの程度 ? という感じ。

“  What is this ?  “  や  “  How much ?  “  と似通う雰囲気。

◇  いずれも  特に丁寧ではないが、 簡明直截で分かりやすい


とはいえ、 3語だけだと、 ぶっきらぼうな印象を帯びる。

口調 ( tone )・相手・状況によっては、 非礼となる。

中級者であれば、 ぜひ押さえておきたい注意点である。

この弱みは  ” What time is it ? ”  にも共通する。


現在の時刻 ( current time ) を他者に尋ねる英語表現として、

What time is it ?   と学校では学んだりするが、

これは実は相当ぶしつけな尋ね方。

今、何時 ? 」 同然の響き。

露骨でむき出しゆえ、 いきなり聞かれた側は不快かも。

赤の他人やさほど親しくない人に時間を聞くには、 先述の

Do you have the time ? ” ( 今、何時でしょうか


” Time frame “  より


しっかり通じるものの、  上品ではないということ。

「  どの程度 」 「 どんな文脈で 「 今、 何時

「  これなに 」 「 これいくら 「 なんで ?

これらの日本語と同程度。

【参照】  緊急時は、上品な言葉遣い以上に、 有用な援助が大事

 

◆  次の通り、how far   と  how much
で語釈が完結するほど。



メリアム ウェブスター
https://www.merriam-webster.com/dictionary/to%20what%20extent

※  赤枠は引用者


以上が全文である。

“  idiom  ” ( イディオム )と明記する。

すなわち、「 慣用句 」「 成句 」「 熟語 」 。

【発音】  ídiəm
【音節】  id-i-om (3音節)



■  ” extent ” は、 不可算名詞 のみの単語。

【語源】 ラテン語 「 広げる 」( extenta )


【発音】  ikstént
【音節】  ex-tent  (2音節)


  ” extent ” の基本的意味は、

広さ 」 「 大きさ 」 「 長さ 」 「
さらに、
範囲 」 「 限度


「 程度 」 を 概ね網羅

 

→   語源に忠実な  「 広がり 」 具合   


■ 
to ” は、範囲の前置詞「 ~ まで 」。

疑問代名詞  ” what ” は、「 どの 」。

よって、 to what extent  の直訳は、

どの程度ま

どんくらい

こんくらい

◆  ” what ” なので、疑問文が目立つ印象。

しかし、それ以外の用法も普通にある。

まずは、 疑問文 ( interrogative ) からご案内。

< 疑問文以外の用法 >

 

◆  とある調査 ( survey ) の質問がこちら。

2023年1月実施。


※  赤枠は引用者


【 参考和訳 】

個人的成長 について、 下記の記述に どの程度まで 賛成・反対しますか。

スライダーを 左右に気兼ねなく動かして ご回答ください。

何を学ぶにせよ、私にとっての個人的成長は、楽しい経験でなければならない。

強く反対する  ( スライダー付きスケールの図 )  強く賛成する

 

 

【参考】    ※  外部サイト

【関連表現】

 

 

 

 

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