猥談を話す
性的な話が出てくる場面は、
日常に意外とありふれている。
勤務時間中 なら問題( 後述 )だが、 談笑時に
さらりと触れる流れが生じることはあるだろう。
自ら持ち出す機会もなくはない。
性に関する話題を、 英語でどう表現するか。
変態や下品と思われたくない。
ましてやセクハラで訴えられるリスクは、絶対避けたい。
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【参考】 ※ 外部サイト
- 変態人間ランキング 「 変態番付 」
https://ansaikuropedia.org/wiki/%E5%A4%89%E6%85%8B%E7%95%AA%E4%BB%98
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分かりやすく、品よく、無難に、性的話題を表現するには、
次の2つを押さえておくとよい。
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【動詞】 talk dirty 「 猥談を話す」
【名詞】 a dirty talk 「 猥談 」
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今風に表せば、「 下ネタトーク 」。
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わいだん【猥談】性に関する みだらな 話。
–しもねた【下ねた】
性に関する 下品な 話題。
( 広辞苑 第六版 )
※ 下線は引用者
◆ “ dirty ” には、 形容詞・他動詞・自動詞・副詞がある。
【発音】 də́ːrti
【音節】 dirt-y (2音節)
語源は、 古ノルド語 「 排泄物( うんち )」( drit )。
これが、 ” dirt ” ( ちり、 土、 泥、 悪口 )となり、 ” dirty ” に。
【発音】 də́ːrt
【音節】 dirt (1音節)
- 形容詞 「 汚い 」 「 卑わいな 」 「 不快な 」
- 他動詞 「 汚す( よごす、 けがす )」 「 傷つける」
- 自動詞 「 汚れる 」
- 副詞 「 卑わいに 」 「不正な」
どれも 「 汚い 」 イメージで、 ネガティブ満載。
まさしく語源を継いでいる。
- ” talk dirty ” の ” dirty ” → 副詞 「卑わいに」
- ” a dirty talk ” の ” dirty ” → 形容詞 「卑わいな」
◆ “ talk ” には、 自動詞・他動詞・名詞がある。
【発音】 tɔk
【音節】 talk (1音節)
語源は、 中期英語「 話す 」( talken )。
名刺 ” tale “( 物語 ) と同源である。
【発音】 téil
【音節】 tail (1音節)
「 話す 」 の意味合いで共通しており、分かりやすい。
- 自動詞 「 話す 」「 相談する 」「うわさ話をする」
- 他動詞 「 話す 」「 論じる 」「 説得する 」
- 名詞 「 話 」「 話し合い 」「 うわさ 」 ※ 可算・不可算
“ speak ” に比べると、 気軽な内容のおしゃべりも広く含む。
“ casual talk ” は普通だが、 “ casual speak ” は不自然。
1970年代までの日本では、 「 スピーク 」の方がずっと普及していた印象がある。
「 トーク力 」 「 トークがうまい 」 などの表現が1980年代に広まってからは、
「トーク」 が目立つようになった。
- ” talk dirty ” → 他動詞 「 話す 」
- ” a dirty talk ” → 可算名詞 「 話 」
したがって、
【動詞】” talk dirty ” 「 猥談を話す 」
他動詞「 話す 」+ 副詞「 卑わいに 」
【名詞】” a dirty talk ” 「 猥談 」
不定冠詞 ” a ” + 形容詞「 卑わいな 」+ 可算名詞「 話 」
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文脈次第で、 和訳は 「 下ネタ 」 「 エッチな 」
「 すけべな 」 「 エロな 」 「 下品な 」 などを用いる。
- ” He likes to talk dirty.”
( 彼は猥談を話すのが好き。)
– - ” He likes dirty talks.”
( 彼は猥談がお好き。)
– - ” We fended off his dirty talks.”
( 私たちは彼の猥談を受け流した。)
– - ” Don’t talk dirty here.”
( ここで猥談を話すな。)
– - “ Dirty talks are big no-nos in the office.”
( オフィスでの猥談は絶対にご法度です。)
– - ” No dirty talk.”
( 猥談は禁止。)
- a dirty old man
( すけべジジイ )
– - a dirty joke
( エッチなジョーク )
– - a dirty book
( エロ本 )
– - a dirty mind
( すけべ心 )
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すけべえ【 助兵衛 】( 好(すき)兵衛の転という ) 紅色の人。
すきもの。
助平( すけべい )。
( 広辞苑 第六版 )
◆ 性的話題は、どの道無難でない。
一歩間違えると、とんでもない苦境に陥る。
普段、 真面目な人が実は “dirty talk” 好きだったり、
一見、 好みそうな人にドン引きされたり。
この辺りは、 外国人も大きく変わらないと感じる。
その判断を誤り、 私はどれほど赤っ恥をかいてきたことか。
ひんしゅくのオンパレード。
要はリスクが高い。
◆ 1989年 「 新語・流行語大賞 」 新語部門の金賞を受賞した、
「 セクシャルハラスメント 」 sexual harassment 。
日本上陸は、 前年の1988年。
女性誌が特集を組み、 話題になって日本に広まった。
今や完全に根付き、 幅を利かせている。
先進国の中には、 セクハラ研修を行っている企業は珍しくはない。
特に多様性を誇る国際企業では、 普通に実施されている。
◆ 先日、 職場で受けた英文の 「 2017年従業員意識調査 」。
セクハラに関する質問は、 以下の通り。
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” Unwanted Workplace Experience “Individuals from my workplace – ( 私の職場の人は ~ )
- talk about sexual topics at work.
( 職場で性的な話をする。)
–- use offensive gestures that are sexual in nature.
( 性的な身振りをする。)
–- inappropriate touching and groping
( 不適切に身体に触れたりつかんだりすること )
–- make repeated sexual comments that
make you uncomfortable.
( 性的発言を繰り返し、 私を不快にする。)
–- repeatedly tell sexual “jokes” that make you angry.
( 性的 「 冗談 」 を繰り返し述べて、 私を怒らせる。)
–- refer to coworkers as “honey”, “sweetie”, etc.
( 同僚を 「 ハニー 」 「 かわい子ちゃん 」などと呼ぶ。)—
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どうだろうか。
悪ふざけの気もしないでもない内容である。
私の職場では、いずれもセクハラ行為とされている。
一方、 日常全般から ” dirty talk ” が消えることは、
ほぼありえないだろう。
程度の差はあれど、 性的な要素は本能的であり、
人間社会から切り離すことはできない。
したがって、 絶対的な ご法度 にするのも現実的ではない。
性的な話題に注意喚起しつつも、 エロい表現を取り上げたのは、
この不変の現実があるからに他ならない。
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「 エロい 」
《形》
(「 エロ 」の形容詞化 )
好色である。 官能的である。
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第七版( 2018年1月発行 )に 初登場 !
【関連表現】
- ” private parts ”
https://mickeyweb.info/archives/18907
( 陰部 )

