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On duty / Off duty

      2020/10/16

  • on duty  勤務時間中・当番
  • off duty  勤務時間外・非番  =  out of duty

昔から
公務系、とりわけ警察・消防・救急・軍隊
で使われてきた。

主として、「当番」「非番」が明確な職種  
の用語
ある。

「昔から」と述べたが、次のハイフン入りの複合語
複合形容詞)の初出は 1743年
語源サイトより

  • on-duty (勤務時間中の・当番の)

  • off-duty (勤務時間外の・非番の)

“be on / off duty”

to be working or not working at a particular time,
especially when you are doing a job
which people take turns to do,
so that someone is always doing it.

(ロングマン、LDOCE6)※ 下線は引用者

【発音】   dúːti
【音節】   du-ty  (2音節)

<下線部 参考和訳>
特に、常時従事する者を必要とする当番制の仕事

【英英辞典の基本表記】 スラッシュ( / )=「または (or) 」
→ “be on duty” または “be off duty”

現在では「勤務中」「勤務外」を示す表現として、
他業種に広まった。

分かりやすいシンプルさが、普及した一因だろう。

◆  “duty” は名詞のみ。

【発音】   dúːti
【音節】   du-ty  (2音節)

語源は、古フランス語「負う」(deu)。

可算名詞不可算名詞を兼ねる。
この区別が難しい。

 基本的意味は「職務」「任務」 

この場合は可算名詞が原則。

だが、「軍務」「兵役」は不可算名詞。
義務」は可算・不可算兼用。

非常に分かりにくいが、抽象的に「仕事」
を指す際は、無冠詞の不可算名詞で使われる。
表題にも該当。

名詞 “duty” は多義だが、その多くが
「職務」から派生したもの。

「職務」として単独で用いる場合、
複数形dutiesで使われることが多い。


◆  “on duty” と “off duty” は、「職務」に
“on” や “off をつけただけなので、小学生にも理解しやすい。

この “on” と “off” は、前置詞形容詞
どちらにもなるという説が有力である。

  • 前置詞
    副詞句(adverb phrase)。
    当番で」「非番でを意味する。
  • 形容詞
    名詞 “duty” に伴い、
    形容詞句(adjective phrase)として、
    当番日」「非番日を意味する。
  • “He is now on duty.”
    (彼は今は勤務中だ。)
  • “She is off duty until tomorrow.”
    (彼女は明日まで非番だ。)
  • “They go on duty later today.”
    (彼らは今日これから当番につきます。)
  • This rule prohibits employees from
    engaging in political activity while on duty.”
    (この規定は、従業員が勤務中に政治活動
    に携わることを禁じています。)
  • “She went off duty this morning.”
    (彼女は今朝非番になった。)
    (彼女は今朝勤務を終えた。)
  • “She was off duty this morning.”
    (彼女は今朝は非番だった。)
    (彼女は今朝は勤務外であった。)
  • “Every employee here should always
    be prepared, whether on-duty or off-duty.”
    (当番・非番に関わらず、ここの全従業員は
    常に備えていなければならない。)

◆  注意喚起の掲示板

 

 

■  番犬(a guard dog)の存在に対する注意を促す、

GUARD DOG ON DUTY

勤務中の番犬がいます」「当番の犬がいます」
よりは、「番犬がいます」くらいが適訳。

■  同様に、海水浴場やプールで見かける、

LIFEGUARD ON DUTY

は「監視員がいます」。

<勤務中><当番><稼働中>の趣旨は変わらない。

◆  最後に強調しておきたいこと。

「仕事中」は、“at work” が一般的


“I’m on duty now.” と唐突に言われれば、
今、当直なのと聞こえても不思議でない。

既記の通り、もともと「当番制」「交代制勤務」の用語。

 

◇  冒頭の職種周辺以外は、

「今、仕事中です」「今、職場にいます」

 “I’m at work now.” 

この方が普通。

【関連表現】

“On and off”
https://mickeyweb.info/archives/4956
(断続的に)

“paperwork”
https://mickeyweb.info/archives/16535
(事務手続き、事務作業、文書業務)

 

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