Workplace
2024/10/28
職場
「 職場 」を表す 最も一般的な英単語 として、
” workplace ” を挙げたい。
【発音】 ˈwɝːk.pleɪs
【音節】 work-place (2音節)
職 場
主要な和英辞典や『 英辞郎 on the WEB 』の「 職場 」の
英訳は、あまり使われていない言い回しが少なくない感じ。
( 2017年3月 初稿時点 )
以前より気になっていた点なので、ここで取り上げてみる。
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◆ ” workplace ” なら、 業界を問わず、 一発で通じる。
これで 「 職場 」。
シンプルで分かりやすい。
” place ” は、 別稿 ” in place ” で事細かに解明している。
◆ ” workplace ” は、 可算名詞 である。
【発音】 ˈwɝːk.pleɪs
【音節】 work-place (2音節)
–
【複数形】
- workplaces
- 実際は単数( workplace )が目立つ印象
【冠詞】
- 定冠詞 ” the ” を伴うのが原則
–
→ 無冠詞でも見聞きするが、” the ” なしは「 間違い 」
と専門家が断定しているサイトもある。–
There needs to be a definite article ( ” the “)
before the noun ” workplace.”
–
https://textranch.com/26730/at-workplace/or/in-workplace/
——この記事には、” the ” 抜きの「 無冠詞 」の実例も掲げている。
——文中の無冠詞は、” workplace ” の場合、そう珍しくない感。
——「 見出し 」用途であれば、 なおさら無冠詞が見られる。
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- ” the workplace ” なら「 単数名詞 」と、OALD に記載がある
→ ” often the workplace [singular] ”
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– - 冠詞の代わりに、人称代名詞の「 所有格 」も多用される
→ my / your / his / her /their / our
【前置詞】
- in または at
どちらが適切か … この論点は、 英語圏でも昔から存在し、諸説紛々
→ 通常使用では、どちらも正しい
–
◆ 「 職場 ~ 」 と表現したい熟語があれば、
” workplace ” に続けると英訳しやすい。
どんぴしゃりでないにせよ、 大きく外すことはない。
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- 「 職場環境 」
workplace environment
– - 「 職場文化 」
workplace culture
– - 「 職場における活動 」
workplace activity
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- 「 職場事故 」
workplace accident
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- 「 職場恋愛 」
workplace romance
–
- 「 職場安全 」
workplace safety
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- 「 職場規定 」
workplace regulation
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- 「 職場方針 」
workplace policy
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- 「 職場倫理 」
workplace ethics
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- 「 職場衛生 」
workplace hygiene
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- 「 社内政治 」
workplace politics
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- 「 職場における衝突 」
workplace conflict
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- 「 職場における態度 」
workplace behavior
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- 「 職場における紛争 」
workplace dispute
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- 「 職場におけるいじめ 」
workplace bully
workplace bullying
–
- 「 職場におけるコミュニケーション 」
workplace communication
–
- 「 職場における差別 」
workplace discrimination
–
- 「 職場における多様性 」
workplace diversity
–
- 「 職場における危険 」
workplace hazards
–
- 「 職場における死 」
workplace death
–
- 「 職場における負傷 」
workplace injury ( 労災の通称 )
–
- 「 職場における障壁 」
workplace obstacles
–
- 「 職場における人間関係 」
workplace relations
workplace relationships
– - 「 職場における満足(度) 」
workplace satisfaction
–
- 「 職場におけるストレス 」
workplace stress
–
- 「 職場におけるワクチン接種 」
workplace vaccination
–
- 「 職場における暴力 」
workplace violence
–
- 「 職場における乱射 」 → ” open fire ” 参照
workplace shooting
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- 「 職場における嫌がらせ 」
workplace harassment
– - 「 職場における敵意 」
workplace hostility
–
- 「 職場改善 」
workplace improvement
– - 「 敵意に満ちた職場 」
hostile workplace
– - 「 不公平な職場 」
unfair workplace
– - 「 有害な職場 」 → ” toxic relationship ” 参照
toxic workplace
※ < 通称 > を含む
◆ 多彩に表現できると素晴らしい。
その前提として、 まずは、
応用の効く 基礎表現1つ を押さえる
努力が、 私たち英語学習者には大切だと考える。
–
「 職場 」 の場合、 ” workplace ”
- “We need to improve our workplace.”
(職場を改善する必要がある。)
– - “I just want to return to the workplace soon.”
(とにかく早く職場に復帰したい。)
– - “Please stay at your workplace until noon.”
(正午までご自分の職場にいてください。)
– - “I couldn’t return to my workplace to gather
my personal belongings.”
(私物を取りに職場に戻ることができなかった。)
– - “She called his workplace to get the info.”
(その情報を得るため、彼女は彼の職場に電話した。)
– - “I like my workplace.”
(自分の職場が好きです。)
‐ - “Employees are granted up to 2 hours of time off
to travel safely to their workplace.”
( 職場への安全な移動のため、 最大2時間の休暇が
従業員に与えられる。)
– - “Keep all workplaces clean and orderly.”
(全職場をきれいで整理された状態にしておく。)
– - “He fell asleep in his workplace.”
(彼は職場で眠ってしまった。)
– - “Groping is a big no-no in our workplace.”
(身体をまさぐるのは、私たちの職場ではご法度です。)
– - “He was fired for inappropriate behavior
in the workplace.”-z
(職場での不適切な言動のため、彼は解雇された。)
– - “Employers should implement COVID-19 Prevention Programs
in the workplace.”
(雇用主は、職場の新型コロナウイルス予防計画を実行するべきである。)
– - “All non-consensual recording of conversations
at the workplace is prohibited.”
(この職場における会話の秘密録音は、全面禁止されている。)
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※ ” non ” = 「 否定 」の接頭辞 ( 非 ・ 不 ・ 無 )
旧称 ” G Suite “
Google Workspace のご紹介
https://cloud.google.com/blog/ja/products/workspace/introducing-google-workspace
2020年10月6日付
米国雇用機会均等委員会 「 職場における差別は違法です 」
https://www.eeoc.gov/poster
https://www.eeoc.gov/sites/default/files/2022-10/22-088_EEOC_KnowYourRights_10_20.pdf
2022年10月20日付