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Target date

・ Estimated Read Time ( 推定読了時間 ): 5 minutes

目標期日


When is the deadline ?

( いつまででしょうか


翻訳の仕事を課せられた際、 私がまず確認するのは、

due date ” ( 締切日 )。

  •  due date
    ( 締切日、  支払期限、  出産予定日 )

    →  形容詞  ” due ” ( 満期の ) より

    【発音】  dúː
    【音節】  due  (1音節)
  •  cutoff date
    ( 締切日、  期限 )

    →  他句動詞  ” cut off ” で 「 切り離す日 」 より

    【発音】  kʌ́tɔ̀f
    【音節】  cut-off  (2音節)

  •  deadline
    ( 最終期限 )

    →  囚人が越えると射殺される 「 死線 」 より

    【発音】  dédlàin
    【音節】  dead-line  (2音節)

    ※  以上、 3点すべて可算名詞

The deadline is quickly approaching. 

◆  自分一人で行う仕事は、 提出期限 ( submission deadline )
から逆算して、 スケジュールに落とし込み、 その通りに仕上げる。

外部要因に左右されにくいため、 実行しやすい。

締切日を確認し、 マイペースで進めれば基本的にOK。

ところが、 大勢が参加する中長期プロジェクトともなると、
不確定要素に満ちている。

◆  プロジェクト管理 ( project management ) では、

一般的に「 目標 」とする期日を、 ” target date ” という。

「 目標完了日 」は、 ” target completion date “。

「 完了予定日 」は、 ” estimated completion date “。

” date ” を省略した表記も普通に使われている。

一人作業ほど単純でないため、小分けにした目標設定
と綿密な工程管理が求められる。

そのためガントチャート( Gantt Chart )などを作成し、
幾つもの目標期日( target dates )を設定したりする。

マンパワーと予算の兼ね合いや種々の制限を踏まえ、
予期せぬ変更や遅延にも確実に対応できるように
随時計画を見直し、 最終期限( 納期 )に間に合わせる。

プロジェクトマネージャーやコーディネーターの
手腕を問われるのが、 この工程管理である。


ターゲットよ

 

◆  ” target ”  には、名詞・形容詞・他動詞がある。

語源は、 中期フランス語 「 小盾 」。

このため、 軍事用語扱いする説もある。

この点、  ” campaign ” ( キャンペーン )と似通う。 

ラテン語  ” campus ” ( 野原 )
→  戦場  →  戦い  →  政治的・社会的活動

【発音】  kæmpéin
【音節】  cam-paign  (2音節)

” target ” は、 「 小盾  →  標的  →  目標  」。

–  名詞 「 標的 」 「 目標・目標額 」 「 対象 」
–  形容詞 「 目標の 」 「 対象の 」 「 標的の 」
–  他動詞 「 目標にする 」 「 攻撃対象にする 」

どれも 「 ターゲット 」 のイメージ通りで、 分かりやすい。

名詞は、 可算名詞  のみ。

target

1.  something that you are trying to achieve,
such as a total, an amount, or a time.

2.  an object, person, or place that is deliberately
chosen to be attacked.

( ロングマン、LDOCE6 )

【発音】  tɑ́ːrgət 
【音節】  tar-get  (2音節)
【同義語】  goal  (1音節)


スポーツやゲームではもちろん、
広告  マーケティング  にも欠かせない語。

先述のように、 軍事由来とされる語が少なくない分野。

  • target audience
    ( 標的視聴者 )
    ( 想定対象者 )
    ※  セミナー受講者など
  • target area
    ( 標的領域 )
  • target customer
    ( ターゲット顧客 )
  • target company
    ( 標的企業 )
  • target group
    ( 標的集団 )
  • target language
    ( 目標言語 )
  • target ship
    ( 標的船 )
  • revenue target
    ( 収入目標 )


上記いずれも、可算名詞を伴い、

日本でも、 今や「 ターゲット 」のままで通じやすくなっている。

ここでの ” target ” は、名詞または形容詞。

” target date ” も同様で、可算名詞  ” date “( 期日 )
を合わせて「 目標期日 」。

中長期の工程管理の他に、小規模な計画管理にも
使われ、 レジメなどの配布物でよく見かける。

deadline “、” due date “、” target date ” は、
すべて可算名詞なので、 基本となる冠詞は ” a “。

周知の規定期日 を指す場合は、定冠詞 ” the “。

関係者にとって、大事な日として、特定 しているから 定冠詞

すなわち、誰もが知っている期日だから ” the “。


◆  3つに共通する主な動詞を挙げる。

基本はこれで十分である。

  •  have  a target date
    ( 目標期日を抱える )
  •  work to  a target date
    ( 目標期日に向けてがんばる )
  •  meet  a target date
    ( 目標期日に間に合う )
  •  miss  a target date by 3 days
    ( 目標期日に3日遅れる )
  •  set  a target date
    ( 目標期日を設定する )
  •  change  a target date
    ( 目標期日を変更する )
  •  ignore  a target date
    ( 目標期日を無視する )
  •  extend  a target date
    ( 目標期日を延長する )
  •  move up  a target date
  •  shorten  a target date
    ( 目標期日を繰り上げる )


日程や期間については、これらの動詞が
そのまま活用できる場合が多い。

難しい動詞は、何一つない。

自ら使えるように覚えておくとよい。

【関連表現】

■  ” out of date
https://mickeyweb.info/archives/24084
( 期限切れの、 無効の、 時代遅れの )

■  ” TBD ”  =  ” to be decided ”   または   ” to be determined ”
https://mickeyweb.info/archives/1948
( 未定 )      こちらで詳述 ( アプリ写真あり )

■  ” NLT ”  =  ” no later than ”   または   ” not later than ”
( ~ よりも遅れることなく)

締切日の明示に用いる略語。

「 業務上の締切厳守 」 の場面で多用される。

前者 ” no ” は、 形容詞。
後者 ” not ” は、 副詞。

どちらも 形容詞 ” later ” を否定する「 語否定 」。

否定の働きが修飾している ” later ” のみにとどまる。

文全体を否定する「 文否定 」ではないということ。

【発音】  léitər
【音節】  lat-er  (2音節)

「 時間の限界 」を表す前置詞  ” by ” が、
直前についてもつかなくても同義。

実務では両方使われている。

 

 

 

 

 

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