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Out of date

      2019/05/22

期限切れの、時代遅れの 、無効の 

「期日が過ぎた」状態が “out of date”。

  • 副詞  “out“(外れて)
  • 前置詞  “of“(~から)
  • 名詞  “date“(期日)

なので、「期日から外れて」→「期日が過ぎた」

「期日が過ぎた」とは「期限切れ」の状態。
となれば、状況によっては「無効」となりうる。

また、旬が過ぎ、時代の傾向から外れてしまい、
時代遅れ」とも考えられる。

以上が “out of date” の概要。
素直な流れで分かりやすい。

意味もシンプル。公私問わず、普通に出てくる
のは、容易に想像できるだろう。

青字の和訳とほぼ同じように使えるため、
学びやすい表現である。

◆ 上記青字は<状態>を表す。

青字の内容が、名詞を修飾する場合が「形容詞」。
名詞でないものを修飾する場合が「副詞」。

※「修飾」(modify または qualify)とは、
意味を説明したり、限定したりすること

“out of date” は、形容詞にも副詞にもなるということ。

名詞を飾る形容詞の場合、ハイフンを入れて “out-of-date”
と表記するのが原則。
副詞として使う場合は、ハイフンなしが多い。

ところが、副詞用法は、英和辞典と英英辞典でも論が分かれている。
副詞の表記が一切なく、形容詞のみとする辞典も少なくない。

例えば、形容詞のみ記載する『ジーニアス英和大辞典』は、
叙述的にはハイフンなしで、out of dateと記す。

ハイフンなしの用言も形容詞、ということ。

一方、叙述的な使い方を副詞扱いするのが、コリンズ。
次のように、形容詞と副詞を同列に記載する。

 “out of date in British”

adjective
adverb (out-of-date when prenominal)
no longer valid, current, or fashionable; outmoded.

Collins English Dictionary, 12th Edition

※ “prenominal” = 名詞の前に置かれる

それでも名詞を飾る時に、ハイフンを用いる点は他の辞書と同じ。

2語以上の語が他の語を修飾する場合、ハイフンでつなぎ、
「複合修飾語」にする。

ハイフネートの原則通りである。

3大学習英英辞典の “LDOCE”、”OALD”、”CALD”
を含む、次の5つのオンライン英英辞典では、形容詞のみ
記載されている。

コリンズを含む合計6点のうち、”out-of-date” と
ハイフン入りで<項目立て>されていたのは、次の3点。

残りの3点は “out of date” だったが、コリンズ以外に
「副詞」の表示はなかった。

形容詞と副詞の区分について、辞書間で説が異なることは
それほど珍しいわけではない。

特に、”out of date” の場合、副詞扱いでも用途・用法に
差が出ることは考えずらい。

そう目くじらを立てるべき問題ではないだろう。

◆ 名詞の前に置くのは「ハイフン入り」。

この点、調べた8冊の辞書に争いはなかった。

それ以外ではばらつきが見受けられたため、便宜上、
ハイフン抜きを基本として、以下説明していく。

既記の通り、表題は素直な成り立ちのシンプル表現である。

  • 副詞 “out“(外れて)
  • 前置詞 “of“(~から)
  • 名詞 “date“(期日)

副詞 “out”(外れて)に分離の前置詞 “of”(から)
で “out of – “(~から外れて)。

広義の “out of” の日常用例を挙げると、

  • out of balance
    (不均衡)
  • out of business
    (失業した、廃業した)
  • out of character
    (柄にもない)
  • out of compliance
    (規制に従っていない)
  • out of control
    (コントロールできない、手に負えない)
  • out of context
    (文脈から切り離して)
  • out of court
    (法廷外で、示談で)
  • out of danger
    (危険から脱して)
  • out of doors
    (屋外で)
  • out of fashion
    (時代遅れ)
  • out of focus
    (焦点がずれている)
  • out of hand
    (手に負えない)
  • out of mind
    (正気を失う)
  • out of money
    (金がない)
  • out of order
    (故障した)
  • out of place
    (場違いの)
  • out of public view
    (公の場から姿を消して)
  • out of print
    (絶版の)
  • out of proportion
    (つりあいがとれていない)
  • out of question
    (疑いがない)
    out of the question
    (問題外である、不可能である)
  • out of reach
    (手が届かない)
  • out of season
    (季節外れの)
  • out of service
    (使用不能)
  • out of sight
    (見えなくなる)
  • out of stock
    (在庫切れ)
  • out of the loop
    (蚊帳の外に置かれて)
  • out of the mainstream
    (主流から外れて)
  • out of the picture
    (無関係である)
  • out of touch
    (実態を把握していない、無関心、音信不通)
  • out of town
    (不在の)
  • out of work
    (失業した)
  • out of sync
    (同調しない)

ここでの “date” は、可算名詞「期日」。
target date“(目標期日)と同じ。

語源は、ラテン語「与えられた」(data)。
手紙の冒頭に、「与えられた(= data)」場所や時を
添える役目だった句が、日取り自体を指すようになった。

◆ 3語とも、英単語として最頻出かつ最重要。

  • 重要:最上位 <トップ3000語以内>
  • 書き言葉頻出:最上位 <トップ1000語以内>
  • 話し言葉頻出:最上位 <トップ1000語以内>
    (ロングマン、LDOCE6 の表記より)

すべて、最高ランクの位置づけにある単語ばかり。

「期日から外れて」→「期日が過ぎた
———————————–———–
————–——–「時代遅れ」「無効」

この流れについても、先に触れた。
“out of date” の初出は1628年。古い。

語釈をまとめると、

“out of date”

1. old-fashioned or without the most recent information
and therefore no longer useful.

2. no longer valid.

(オックスフォード、OALD9)

1.「期限切れの」「時代遅れの
2.「無効の

【同義語】※ 形容詞

1.  outdated (発音:aʊtdeɪtɪd
2.  invalid (発音:ɪnvælɪd)。

<発音注意>
名詞 “invalid”(病人)は、前にアクセントが来る
ため、この形容詞とは別単語に聞こえるɪnvəlɪd

“Don’t eat that out-of-date meat.”
(賞味期限の切れたその肉を食べるな。)

“My passport is out of date.”
(私のパスポートの有効期限が切れている。)
(私のパスポートは無効だ。)

“Your approach is out of date.”
(あなたの手法は時代遅れだ。)

“I think this policy has gone out of date.”
(この方針は時代に合わなくなったと思う。)

“She only has an out-of date driving licence.”
(彼女は期限切れの運転免許証しか持っていない。)

“We don’t need such out-of-date technology.”
(そんな時代遅れの技術なんていらない。)

“This hat looks so out of date.”
(この帽子はすごく時代遅れに見える。)

“The information here is out of date.”
(ここにある情報は最新でない。)

“He gave me an out-of-date map.”
(彼は最新でない地図をくれたの。)

“Tell me if it becomes out of date.”
(それが最新でなくなったら、教えてください。)

 

 

 

 

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