問題を解決する
新聞などの文面によく出てくるが、口頭でも使う。
ビジネス英語では重要な句動詞。
◆「アイロン(iron)で、徹底的に伸ばす(out)」
イメージ。
アイロンかけて、しわをスムーズにする様子から
転じて、積極的に「問題を解決する」。
自らアイロンを握り、きれいに伸ばす場面
を思い描けば、覚えやすいだろう。
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◆ “iron” には、名詞・形容詞・他動詞・自動詞がある。
基本的意味は、
– 名詞「鉄」「アイロン」
– 形容詞「冷酷な」
– 他動詞「アイロンをかける」
– 自動詞「アイロンをかける」
ここでは他動詞。
副詞 “out” 「徹底的に」「最後まで」
を伴い、句動詞となる。
同じ用法の副詞 “out” の句動詞の例
- clean out(徹底して掃除する)
- tired out(疲れきった)
- burn out(燃え尽きる)
- hash out(徹底的に議論する)
- spell out(詳しく説明する)
- map out(綿密に計画を立てる)
- talk things out(徹底的に話し合う)
- smooth out(問題を解決する)
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◆ 「アイロン」を用いることが示唆するように、
小規模な問題を対象とする。
次の下線の通り。
“iron out”
To solve or get rid of problems or difficulties,
especially small ones.
(ロングマン、LDOCE6)
※ 下線は引用者
“We have to iron out these problems.”
(これらの問題を解決しなければならない。)
“We ironed out the differences.”
(食い違いを解決した。)
【類似表現】
“Get it over with”
https://mickeyweb.info/archives/1142
(けりをつける)
“Sort things out”
https://mickeyweb.info/archives/1464
(解決する。対処する。けりをつける。)
“work things out”
https://mickeyweb.info/archives/9698
(問題を解決する)
“We can work it out.”
https://mickeyweb.info/archives/685
(なんとかなるさ。)
“smooth out”
https://mickeyweb.info/archives/24488
(問題を解決する)