今後は自力でやりなさい。
親が子どもを勘当する時の常套句。
「もう助けないから」
物心両面の援助打ち切り宣言。
“own” には、形容詞・他動詞・自動詞(まれ)がある。
語源は、古英語「所有された」(āgen)。
【発音】 óun
日常的に頻出なのは、形容詞「自分自身の」「自分自身で」
及び他動詞「所有する」。
ここでは形容詞で、所有格 “your” のあとに置かれている。
行為主体が<単独>であることを強調している。
これに「手段」の前置詞 “on” をつけて、
“on your own”(あなた自身で)。
- “I would like to learn English on my own.”
(自分で英語を学びたいのです。)
(英語を独学で学びたいのです。)
■ 人生の岐路を描く青春映画に出てきたりする。
“You are on your own.“
【親子】 勘当 → 自立
【労使】 解雇 → 独立
「総称」としての “your”(「あなた」でなく「人は」)
を使う “on your own” の場合、3語ワンセットで、
「自立して」「独立して」を意味するフレーズ。
「勝手にしやがれ」と切り捨てられた後、
どうにか頑張って自立した暁には、
本物の自信と自由が待ち構えているだろう。
You’re on your own.
(好きにしろ。)
–
主人公(トム・クルーズ)の妊娠した
恋人(エリザベス・シュー)が実家から去る際に、
彼女の父親が言い放つ言葉。
<和訳版>
『私のライフスタイル』新潮文庫、1986年
–
【類似表現】※ 突き放す表現
“Have it your way.”
https://mickeyweb.info/archives/8482
(どうぞご勝手に。)
“Believe what you want.”
(好きなように信じるがいい。)
“Do what you want.”
(好きにすれば。)
“Do as you like.”
(好きにすれば。)
“Suit yourself.”
(好きにすれば。)
“Have fun.”
(ご勝手に。)
“Whatever.”
https://mickeyweb.info/archives/1651
(どうでもいいけど。)
“That’s all I’ve got to say.”
https://mickeyweb.info/archives/2227
(自分には、それしか言いようがない。)
“So be it.”
https://mickeyweb.info/archives/11846
(好きにすれば。それならそれでよい。)
【類似表現】※ 好意的で丁寧な表現
“Please feel free to – ”
https://mickeyweb.info/archives/70
(ご自由に、ご遠慮なく)
“As you see fit”
https://mickeyweb.info/archives/2326
(お好きに)–
–
–“It’s all yours.”
https://mickeyweb.info/archives/26580
(あとはご自由にどうぞ。あとはお任せします。)