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As you see fit

      2019/04/18

お好きに

fit” は、名詞・形容詞・他動詞・自動詞を完備する。

語源は、中期英語「きちんと並べる」(fitten)。
共通イメージは「ぴったり合う」こと。

【発音】 fít

ここでの “fit” は、形容詞「ふさわしい」「適切な」。
“fit” の主要用法である。

 形容詞なので、動詞組んではじめて述語になれる。
→【参照】英語の形容詞は弱すぎて、述語として自立不能


◆ “see” は、ここでは「見る」ではなく、
他動詞「考える」「思う」。

【発音】 síː

よって、直訳は「あなたがふさわしいと考えるように」。

as you please“(お好きなように)と似ているが、
as you see fit” の出番はビジネス場面中心。

◆ 表題の趣旨は、

ご自分の好きなようにしてください

と相手にその後の判断を任せること。

文書ほどではないが、会話にも出てくる。

ビジネス文書の場合、通常は文末に置く。

◆ “Please feel free to“(ご自由に)を伴うと応用が効く。

何かと便利な慣用文言なので、ぜひ覚えておこう。

  • Please feel free to modify it as you see fit.”
    (ご自由に修正してください。)
  • Please feel free to delete it as you see fit.”
    (ご自由に削除してください。)
  • Feel free to use any part of this as you see fit.” (どの箇所もご自由にご自由にお使いください。)
  • “You may add messages as you see fit.”
    (お好きにメッセージを追加してください。)


◆ ここでの “as” は、様態の接続詞

  • ~のように
  • ~の通りに

接続詞としての “like” にも同じ意味合いがある。

””as” も “like” も、この意味の接続詞として使う
のは不適切とする解釈が昔から根強く存在する。

しかし、少なくとも話し言葉(口語)としては、
とっくに確立した用法である。

中型以上の英和、英英辞書の “as” “like” の各語義に欠かせない。
ただし、「口語体」扱いする辞書が目立つ。

それでも、既述の通り、ビジネスでも頻繁に使われている。
そう神経質になるべき問題ではない。


◆ 接続詞 “as” なしでも、同趣旨で使える言い回しもある。

  • “Do whatever you see fit.
  • “Do whatever as you see fit.
    (お好きにしてください。)

【類似表現】※ 好意的で丁寧な表現

“Please feel free to – ”
https://mickeyweb.info/archives/70
(ご自由に、ご遠慮なく)

“It’s all yours.”
https://mickeyweb.info/archives/26580
(あとはご自由にどうぞ。あとはお任せします。)

【類似表現】※ 突き放す表現

“Have it your way.”
https://mickeyweb.info/archives/8482
(どうぞご勝手に。)

“Believe what you want.”
(好きなように信じるがいい。)

“Do what you want.”
(好きにすれば。)

“Do as you like.”
(好きにすれば。)

“Suit yourself.”
(好きにすれば。)

“Have fun.”
(ご勝手に。)

“Whatever.”
https://mickeyweb.info/archives/1651
(どうでもいいけど。)

“That’s all I’ve got to say.”
https://mickeyweb.info/archives/2227
(自分には、それしか言いようがない。)

“You are on your own.”
https://mickeyweb.info/archives/3445
(今後は自力でやりなさい。)

“So be it.”
https://mickeyweb.info/archives/11846
(好きにすれば。それならそれでよい。)

 

 

 

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