うざい、 うっとうしい
形容詞 “annoying” とは、人をいらつかせる面倒な様子。
【発音】 ənɔ́iiŋ
【音節】 an-noy-ing (3音節)
語源は、ラテン語「非常に不快な」(inodiāre)。
「うざったい」の省略形「うざい」こそ、
どんぴしゃりの語感。
「うざい」
形容詞(うざったいを略した俗語)
わずらわしい。うっとうしい。気持が悪い。
(広辞苑 第七版)
“annoy” は他動詞・自動詞で、
「困らせる」「いらいらさせる」。
【発音】 ənɔ́i
【音節】 an-noy (2音節)
–
日常的には、形容詞 “annoying” の方が多く使われる。
LDOCE6(ロングマン)の表記によれば、
■ 形容詞 “annoying”
– 重要度:最上位 <トップ3000語以内>
– 書き言葉の頻出度:3000語圏外
– 話し言葉の頻出度:<1001~2000語以内>
–
■ 動詞 “annoy”
– 重要度:最上位 <トップ3000語以内>
– 書き言葉の頻出度:3000語圏外
– 話し言葉の頻出度:<2001~3000語以内>
強勢( 強さアクセント )は、どちらも第2音節 “noy” に置き、
鼻に音を抜くように発する。
日本語の 「 鼻濁音 」 に似通う感触。
ネガティブイメージ満載 の言葉。
人間に限らず、神経に障る森羅万象が対象
目障り、耳障り、気障り、足障り
なんでもござれ
この点、
“get on my nerves“(神経に障る。むかつく。)
と共通する。
“My mom is so annoying. I’ve had it.”
(私の母親はとてもうざい。もうたくさんだ。)
“I really hate his annoying habits.”
(彼のうっとうしい癖が大嫌い。)
“an annoying boss”
(うるさい上司)
“annoying ads”
(迷惑な広告)
“annoying calls”
(迷惑電話)
“I’m getting so annoyed.”
(すごくいらいらしてきた。)
“My dad is annoying because
he keeps tabs on me.”
(私を監視する父がうざい。)
“The sound she makes when
she eats is annoying.”
(彼女が食べる時の音が癇に障る。)
“Am I annoying you ? ”
(あなたを不快にしていますか?)
(私って、うざい?)
“The most annoying word or phrase
used in casual conversation is ‘whatever‘. ”
(日常会話中、最も煩わしい言葉は
「どうでもいいけど」。)
“We are annoyed by the noise from next door.”
(隣家からの騒音に困っている。)
“You are annoying. Don’t stick your nose in this.”
(あんた、うざいよ。出しゃばるな。)
“No offense, but you are annoying.”
(悪気はないけど、あんたはうざい。)
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◆ “annoying neighbors” (面倒な隣人)は
他国でも問題になるらしく、ネット検索すると、
英文記事がごまんと出てくる。
実際には、相性の問題や「お互い様」が多いから難題だ。
ー
【類似表現】
–
“Distract / Distracting / Distraction”
https://mickeyweb.info/archives/3965
(気を散らす、気が散る、気を散らすもの)
“offensive”
https://mickeyweb.info/archives/6908
(無礼な、不快な、侮辱的な、攻撃的な)
↑ 単に迷惑で不快な “annoying” と異なり、
“offensive” には「侮辱」が含まれる場合が多い。
程度も深刻で甚だしい。
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【関連表現】
“Am I disturbing you ? ”
https://mickeyweb.info/archives/4177
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