私は時間管理が苦手で、 過去30年以上( ※ )に渡り、
日英合わせて 700冊前後 の関連本を読み漁ってきた。
※ 2016年12月5日 初稿時点
新聞・雑誌の何十年分かの関連記事を入れると、
その数は倍増するだろう。
市販書籍に加えて、 時間管理の < 情報商材 >
にも投資した。
振り返ると、 なんて不器用かと心底あきれる。
もう筋金入りの「 ぐず 」。
だが現在、 その苦手意識は克服できている。
きっかけは、 時間管理の「 基本中の基本 」
を身につけたこと。
すなわち、
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やるべきことを書き出す
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脳内の視覚化
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これが契機になった。
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◇ 時間管理が 不得手な方の 共通点 :
やるべきことが 「 あいまい 」 で、頭の中がごちゃごちゃ
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「 頭の中がごちゃごちゃ 」 の 典型パターン
- 今、なすべきことを把握できていない
- やるべきことを書き出すことができない
- なんのためにやるのか不審で不満
- なにをどうすればよいか分からない
- 課題の 【 全体像 】 が全然見えてこない
- 課題の「 意義 」 と 「 目的 」が理解できない
- 目標や自分のやりたいことが分からない
- 頭がこんがらがり、 思考がしっちゃかめっちゃか
- 「 やらされ感 」と「 焦り 」「 怒り 」で頭がいっぱい
- これらの自覚が足りない
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◇ できる人 :
「 今、やるべきこと 」 はもちろん、
「 プロセス 」 まで見通しており、
迷いなく、 イメージ通りに実行できる
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「 成功 」 は保証できないと理解しており、
考えすぎる前に、 とにかく着手している
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→ 「 成功の保証 」 は人智を越える
→ 未来は誰にも分からない
→ どんな人間にも無理筋
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◆ 目下、 こなすべきことを書き出して、–
やるべきことの 【 全体像 】
を自分の脳に 教えてあげる
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課題の「 範囲 」が分かった脳は、 ほっと安心する。
「 これさえ 終えれば、今日は上がり 」 と認知する。
もやもやした不安 が低減し、 集中しやすくなる。
そして、 意識は目標達成に向けて動き出す。
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Uncertainty is difficult for the brain
because it makes it hard to figure out
what to do and what decisions to make.
Mar. 29, 2016
http://time.com/4274201/uncertainty-stress/–
【 参考和訳 】不確実( ≒ あいまい )な状態は、
やるべきこと・決めるべきことが把握できないため、
脳にとって負担が重い。
自分の課題を最低限理解していれば、
書き出すことくらいは、できるはず。
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これが試金石。
■ 四の五の言わずに、紙に書いてみる
■ ごく簡単なメモや殴り書きでOK
■ 自分だけが読めれば事足りる
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もし、 まともに書き出せないなら、
やるべきことを一から練り直す必要がある。
この場合、 おそらく、
時間管理より 「 前の段階 」 で、
既に大きく行き詰まっている。
これを自覚していない。
だからできない。
私もそうだった。
■ やるべきことを書き出す
■ 【 全体像 】を見せてやる
■ 自分の脳を一安心させる
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これが、 時間管理の 「 基本中の基本 」 と考える。
プロセス( 優先順位 など )の決定は、 その後の作業。
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◆ とまれかくまれ、 うまくいっていない時は、
「 思考 」 と 「 作業 」 を 同時にやらない
「 手順 」 を決めてから、「 作業 」 を開始
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迷いつつ作業すると
脳が混乱する
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◇ 慣れると、 いろいろ同時にできるようになってくる。
それまでは、 しっかり切り分ける。
得意分野や好調の際も、 自然と同時進行ができたりする。
私が同時にできるようになり始めたのは、 40歳代。
心に余裕をもって、 同時進行できるようになったのは、 50歳代。
奮闘のかいなく、 長い間、 からっきしダメだった。
どんなに努めても、 まるで効果が出なかったのである。
つらく、 悔しく、 情けなく、 自己嫌悪と屈辱的な思い出だらけ。
- I just wasn’t able to connect the dots until later in life.
これは、 ” aware ” に記した一文だが、
種種の方面の 「 点と点 」 がつながり始めたのが、
だいぶ遅かった。
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You can’t connect the dots looking forward.
You can only connect them looking backwards.
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< YouTube >
スタンフォード公式 動画全長 22分9秒
< 公式発表 >
同大学 公式HP 2005年6月14日付
< 英日原稿 >
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO35455660Y1A001C1000000/
「 ハングリーであれ。 愚か者であれ。」
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それでも、 めげずに試行錯誤し続けたおかげか、
遅ればせながら、 どうにか自信がついてきた。
焦りすぎなかったことも、 役立った気がする。
粘る割には首尾よく進まない具合が、 幾十年も常態化
していたためか、 ついに怒りも焦りも消え去っていた。
◆ 本気の努力をずいぶんと重ねてきたが、 若い頃は全然ダメ。
これほど努力してもダメというのは、 一体どういうことなのか。
本当になにかが足りない、 どこかおかしいのだと思っていた。
「 なんでだよ … 」
しかたがないので、 そんな自分を渋々受容しながらも模索した。
みじめったらしい現実に、ずっと向き合わなくてはならなかった。
当然ながら、 若さに浮かれる暇なく、 暗い歳月の経過に耐えた。
年若い頃、 忍ばなくてはならなかったあの悔しさは今も忘れない。
その分、 地味で地道な継続力の効用を体感できている感触がある。
無残にも無為に帰したと思い込んできたが、 そうでもなかった。
苦労の報われた喜びが実感でき、 静かな安らぎに包まれている。
遅咲き ( a late bloomer ) も悪くないよ。
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◆ こうして晩成する可能性は残る。
諦めずにトライする価値ありと感じる。
どのタイミングで花開くか分からない。
Life can be truly unpredictable.
この点、 英語学習と一緒。
完全に諦めるよりは、 ベビーステップ で、 少しずつ続ける。
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【参照】 語彙力のピークは70歳代、 バイリンガルはぼけにくい
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■ 大まかでOK なので、「 手順 」 を決めてしまう
■ 自分で決定した「 流れ 」を、 ざっと書き出してみる
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ざっくりでよいのだ。
自分専用なんだから。
その通りやってみて、 どうもまずければ、 修正していけばよい。
とりあえず、 流れを大雑把に書き出せば脳が喜ぶ。
ゴム印で楽しく工夫
( シヤチハタ の浸透印 … 既製品 )
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▲ 幼稚園のご褒美シールみたいに、 ぺたぺた押している。
実行時間の表示だが、 リズムとなり、 気持ちよく愉快。
その他にも、 ゴム印を活用して 作業興奮 をあおっている。
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ささやかな出費で救われる
( シヤチハタ、 ブラザー の浸透印 … 特注品 )
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▲ 幣サイトの ファビコン を入稿・注文して製作。
手帳や予定表に押して、 気軽にスケジュール管理。
心理的にきつくならない、 意欲維持のアイデア。
意志力以上に、 よい習慣と仕組みを味方にする。
意志力にいつも頼るのは、 不安定で病みやすい。
自分に合う習慣と仕組みを設ける方が楽に続く。
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★ 「 規則正しい生活 」 の特筆すべきメリットは、
「 習慣パワー 」 を最大限に発揮できること。
「 仕組み → 習慣化 → 無意識 」 で気が楽になる。
なにも考えずに、 反射的・自動的に動けるように。
楽々( effortlessly )できるようになってすごい。
※ 気まぐれな意志力を私はあんまり信用しない
‐
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★ 不規則な生活の恐ろしいデメリットは、
やることなすこと自覚的な努力を要すること。
葛藤に激しく抗って、エネルギーを消耗する。
いちいち決意する労力が必要で疲れがたまる。
頭を振り絞らないとろくすっぽ動けなくなる。
日常がハードモードな生き地獄と化してしまう。
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😵 意志力に頼ると、 辞める・病める人になりがち 😵💫
∵ しんどい
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【参考】 ※ 外部サイト
- 面倒くさいことを、やる気がなくても自動的に終了させる方法。
https://www.youtube.com/watch?v=tQGT5bAw82k
2024年7月8日付 ※ 動画全長 19分14秒
–
– - 先延ばしは変化を嫌う脳の防衛本能、 過大目標・恐怖・疲労が原因
https://www.youtube.com/watch?v=oicEi-YTMlY
2024年6月24日付 ※ 動画全長 19分53秒
–
– - ベビーステップ、 小さな一歩がもたらす習慣と成功
https://www.youtube.com/watch?v=Qn6lA95UAFE
2024年8月16日付 ※ 動画全長 17分18秒
◆ 一個人が専門店に物事をあつらえるのは、 やや敷居が高い。
幸いなことに、 素人が専門家に手頃に依頼できる様々なプラットフォームが
現在は世界各地で確立しているため、 以前のように気後れしなくてもよい。
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日本において一点物の物品を作ってもらうには 「 クリーマ 」、 ウェブサイト
の構築などスキル面で困った時は 「 ココナラ 」 で私は年中相談している。
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崖っぷちに自ら追い詰めるやり方を、 私はおすすめしない。一夜漬けの短期決戦はいざ知らず、 長くは続かないからである。
その反動で燃え尽きたり、 得体の知れない疲れが残ることもある。
50年以上生きて振り返ると、 その潜在的な危険性が透けて見える。
なによりも、 心の状態に左右されない仕組み作りが大事 と考える。
先のゴム印は好例で、 粗っぽく押すだけで心に弾みが芽生えてくる。
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「 単語の覚え方 」 より
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◆ 「 ちゃんと書き出して、その通り実行したが、うまくいかない 」
こんなことも、珍しくない。
しかし、 失敗原因は「 時間管理 」にない ことも多い。
例えば、 「 事実誤認 」「 分析不足 」「 戦略ミス 」。
結果的に、 書き出したものが 「 的外れ 」 だったりする。
そもそも、 努力の方向が間違っている。
◆ 原因が別に存在する場合は、
時間管理と 切り離し 、改めて 確認してみよう。
きっちり 分けて、 検討すべきなのに、
「 ごちゃ混ぜ 」 のまま扱ってしまう。
しかも、無意識。
この傾向も、 時間管理が苦手になる最大原因の一つ。
これまた私が陥った落とし穴であった。
◆ 「 書き出す 」 大切さは、 誰でも一度は聞いたことがあるだろう。
基本的な行為であり、 やるべきことを把握していれば、 難しくない。
しかし、 私が長年そうであったように、時間管理が苦手な方の場合、
ずっと前の段階 で問題を抱えているケースが多いと推察する。
それに気づかなければ、 改善は困難。
実にもったいない話だと思う。
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ひとまずざっと
書き出してみよう–
【参照】 単語の覚え方
◆ 50歳代で、 やっと身についたのが、 次の基本流儀。
生真面目 で 神経質 な気質の持ち主は、 特に注意。
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完璧主義者 ( perfectionist ) は自滅しやすい模様。
もったいない。
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Trying to be perfect leads to procrastination.( 完璧を目指すと、 先延ばしを招く。)
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妥当な判断ができるようになるまでに、 半世紀以上かかった。
ああでもないこうでもない、 と懲りずに何十年も試し続けた。
冷静に回顧すると、「 完璧主義 」 が相当な悪さを働いていた。
心ならずも破滅への道をたどっていたのが常。
(2) 全工程をざっくり細分化する。
単純にぶつ切りするだけでOK。
最初から凝りすぎない、 考えすぎない。
今すぐできそうなことから、やってみる。
とりあえず別の項目にスイッチして、
今すぐできそうなことから、やってみる。
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◆ まあまあ健康な人が、 基本的な運動習慣をつけるためには、
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まず起き上がる。
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■ 都合のよい時間帯に5分ほど散歩、
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無理ならその場で1分ほど足踏み。
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■ または、 軽量 ( 男性3kg以下、 女性2kg以下 )
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ダンベルを手に取ってみる。
【参考】 ※ 外部サイト
- 「 考えすぎ 」 と 「 心配 」 はどう違うのか
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2022/11/post-100194.php
2022年11月25日付
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