プロ翻訳者の単語帳

Professional Interpreter / Translator at Government Agency

「Gmail」で作る単語帳

      2020/09/26

Gmail(ジーメール)を活用した「単語帳」の作り方を
ご紹介してみたい。

長年蓄積してきた「紙」の単語帳(日本語用と英語用)
の維持管理に困り果てた挙句、現在はウェブメールの
「Gmail」に軸足を置いて作成している。

この経緯は「語彙採集」で触れた。

Gmail のバックアップは毎日行い、
他社メルアドにも同時送付(CC)し、
データ消滅のリスク分散を図っている。

Gmail のサービスが突如終わる可能性を踏まえ、
使用したすべての設定を忘れずに控えておく。

別環境において、他者を煩わせることなく、自力で再現
できるように準備しておけば、とりあえず心丈夫である。

◆  2009年11月より、「紙」から「Gmail」に移行開始した。

送付または受信すると、自動貼付される私のラベルの一部はこちら。


自分の需要に合わせて、フィルタの条件を設定しておけば、
送信・受信の際に、希望通りのラベルが自ずと貼り付けられる。

◆  Gmail の「ラベル」は、「フォルダ」のような役割を担う。

自動的にメールをラベル付けするフィルタ機能が作動し、
知らず知らずのうちにフォルダ分けされるに等しい具合。

ラベルをクリックすれば、当該ラベル内の全メールにたどり着く。
必要情報の入ったフォルダに直行する感覚が、たまらなく爽快。

そのおかげで、過去分の検索と追記 がしやすくなる。

  •  検索により、適所に加筆修正 でき、新たな学びを続々と反映可能
  •  それが意欲を刺激し、記憶の定着が強化 される効果を感じている

自分の学習プロセスを、時系列の記録として、しっかり残せる。

結果的に、簡便な勉強道具となり、「将来への投資」につながる。

◆  例文作成時は、いの一番に手持ち資料を調べるのが常例。

■  投稿記事の用例選出時の、恰好のデータベース

 題名も本文も横断検索( = 串刺し検索)可能
自炊した蔵書 同然

スキャン 及び OCR した書籍を Dropbox(有料版)にアップロード後、
検索にかけると、全書籍の中身から、求めた文字列が瞬時に抽出される。

欲しい情報が、目の前に一挙に現れるのは、実にうれしいこと。

しかも、インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもOK。

電子化していなければ到底不可能であり、個人がこれほど手軽
に実行できるようになったのは、技術が進歩したためであろう。

Gmail でも同様なので、年がら年中、すこぶる重宝している。

◆ 「ラベル」と「フィルタ」の設定は、慣れれば造作ない。

Gmail の一般的な条件設定に、プログラミングの専門知識は不要

◇  ちなみに申し上げると、弊サイト程度のワードプレス
——-サイトなら、プログラミングのスキルがなくても作れる

また、本稿のスクショや条件設定は英語表示となっているが、私の
環境設定がたまたま英語になっているだけで、日本語でも大丈夫。

個々の「条件」を決定するまでは、相応に頭を絞るものの、
ラベルは15秒、フィルタは25秒ほどで新規登録できる。

  •  設定後は手間なし、変更も容易
  •  手近な割に、かなり自由が利く
  •  とにかく手離れがよく、気が楽

機密・個人情報に関わる情報のやり取りは回避すべきだが、
最強レベルの検索力を誇る「Gmail」は確かに便利である。

「単語帳」に打って付けの特長を備えているのだ。

◆  テーマの重要性・緊急性に従って、ラベルに色付けしている。

着色は約10秒。数クリックで、ささっと仕上がる仕様が強み。

重要項目には、鮮烈な色合いのラベルを割り当てておく。
視認性を高めて、見逃しを防ぎたいから。

読者様よりいただいたフィードバックも、Gmail に転送されて
くるが、見落としようのない仕組みを、己に仕掛けている。

■  コメント

■  お問い合わせ

ひと目で気づくよう、真っ赤っ赤にして、
早めに対応すべく優先順位を高めている。

さらに「訃報」を例に、”terminally ill” より再掲すると、

◆  同じく2018年8月、ある米上院議員のご逝去後、
私の Gmail はこんな感じに埋まった。

※  モザイクは故人名


速報(breaking news、news alert)の受信時刻をチェック(右端)。
わずか30分余りで、8本届いた。

次いで、2018年9月。  国際的に有名な映画スターの死。


これらの迫力に、ぎょっとしないわけにいかない。

■ 上記のGmail の全ラベルは自動貼付された。

事前にフィルタを設定しておいたおかげ。

例えば、黒地に白字の “Obituary“(訃報)ラベル。

Obituary

フィルタ設定はこういう風。

・ subject : dead
・ subject : died
・ subject : dies
・ subject : obituary
・ subject : 訃報
・ subject : 死去
・ subject : 死亡
・ subject : 死す

これで、英日のほとんどの訃報に対応できる。


2020年7月。  米公民権運動の偉大な指導者が旅立った。


◇  上掲の英文速報は、日本からも無料で登録可能。

【参照】   「自分の世界」が広がる英語

世界中の著名人の訃に接するたびに、こうしたインパクト満載
の画面を目にする。

なおかつ、日本語の訃報が合流し、壮観を呈する。 不謹慎だな。

◆  悲報に限らず、愉快なテーマも同様にフィルタ設定している。

目下の興味の度合いによって、ラベルは目立つよう調整する。

海外の事件ならば、リアルタイムの英文速報がいち早く届く。
時差の関係で、日毎夜毎、どきどき刺激的なので退屈しない。

日本国内の衝撃ニュースですら、英語が先に流れてくることも。

2020年8月。


海外メディアが先んずるのは、なんだか妙。

忖度抜きだからなのか。

抑えきれない知的興奮、驚き、楽しみが、どんと押し寄せる「Gmail」。

思わずわくわくしてしまう雰囲気が、伝わってこないだろうか。

◆  「英語に親しむと、人生に退屈しにくくなる」と考えるのは、
ささやかな工夫次第で、ご機嫌のきっかけを得られるからである。

退屈すぎると、よからぬ雑念に惑わされがち。 これはしんどい。

没頭できる対象をいくつか持っておくと、生きることは楽になる。

日頃の生活圏が半径5kmであっても、自宅に居ながら にして、
たった独り で、異次元の世界に触れ合える時代に生きている。

英語を介して眺めると、この世には、息もつかせぬ快味が盛り沢山。
哀しみや不条理の多い衆生界だが、胸弾む喜びと慰みも果てしない。

ちびっと勇気を奮い、踏み出してみると、無為無聊の苦しみは減る。
良くも悪くも心が躍り、軽微な不平不満にかまう隙が消えたりする。

自己の関心に沿って構築しているので、心地よいのは至極当然。
条件の策定に思案を巡らすのも、じわじわと面白くなっていく。

自分好みに巧みに仕立てれば、頼れる秘書 の存在になってくれる。

基本的なやり方を覚えるのは難しくなく、すぐ身につく。
ごく普通の中学生くらいの学力で、充分に事足りる。

たとえ間違えても、やり直せばよく、他人様に迷惑かからない。

要は、自身に都合よく、好きなように、思う存分やってよいのだ。

低コストで、自己コントロールの効く情報管理がたやすい昨今 
日常を豊かにするのに、この現代の恩恵を生かさない手はない 

本連載にて共有したいのは、すっと手が届く身近な方法である。

骨子を大まかに述べると、受信記事を教材にしてしまう。

他で見つけた気になる資料も、自分宛にメールし教材化。
単語帳作りの一環に、メールを縦横無尽に組み込む案配。

市販の単語帳には欠けている、飛び切り新鮮な味わいが、グー。

最近の出来事であれば、生々しく記憶に刻まれやすい。
なぜか私生活とリンクしたりして、習得がより自然に。

記事で使用された単語や表現を自学自習し、知識を整理。
単語帳ばりに打ち込み、記事もろとも送付し、受信する。

あら簡単。

◆  2009年以来、10年以上かけて、こつこつ築いてきた。

ふとした思いつきや必要性を感じる都度、気まま思いのまま、
次々に「ラベル」と「フィルタ」を付け足していく日々。

無数の試行錯誤を重ねたとはいえ、得手勝手にやりたい放題
だったので、割かし気軽な取り組みだった。

時が経つにつれて、作業はどんどん楽になっていった。

生活にリズムがもたらされ、気分も上向き、毎日が楽しい。
ほどよい習慣は、心身バランスの大崩れを遠ざける。

同時に「紙」の利点は捨てがたく、紙の単語帳も適宜併用
し続けているが、今の主力は「Gmail」。

普段の「単語帳」に加え、弊サイトの材源の集積地としても
役立っているため、ご参考までに、ご案内できればと願う。

 

———————————————————————

「Gmail」で作る単語帳 は、
不定期連載として、続けてまいりたいと考えています。

引き継ぎ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sponsored Link




Jetpack

 - ツール, 効率化, 英語, 英語学習法