【時間管理】視覚化して脳を安心させる
2022/12/15
私は時間管理が苦手で、 過去30年以上( ※ )に渡り、
日英合わせて 700冊前後 の関連本を読み漁ってきた。
※ 2016年12月5日 初稿時点
新聞・雑誌の何十年分かの関連記事を入れると、
その数は倍増するだろう。
市販書籍に加えて、 時間管理の < 情報商材 >
にも投資した。
振り返ると、 なんて不器用かと心底あきれる。
もう筋金入りの「 ぐず 」。
だが現在、 その苦手意識は克服できている。
きっかけは、 時間管理の「 基本中の基本 」
を身につけたこと。
すなわち、
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やるべきことを書き出す
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= 脳内の視覚化
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これが契機になった。
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◇ 時間管理が 不得手な方の 共通点 :
やるべきことが「 あいまい 」で、頭の中がごちゃごちゃ
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「 頭の中がごちゃごちゃ 」の 典型パターン
- 今、なすべきことを把握できていない
- やるべきことを書き出すことができない
- 何をどうすればよいか分からない
- 課題の【 全体像 】が全然見えてこない
- 課題の「 意義 」と「 目的 」が理解できない
- 目標や自分のやりたいことが分からない
- 「 やらされ感 」と「 焦り 」「 怒り 」で頭がいっぱい
- これらの自覚が足りない
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◇ できる人 :
「 今、やるべきこと 」はもちろん、
「 プロセス 」まで見通しており、
迷いなく、 イメージ通りに実行できる
–
◆ 目下、 こなすべきことを書き出して、–
やるべきことの 【 全体像 】
を自分の脳に 教えてあげる
–
課題の「 範囲 」が分かった脳は、 ほっと安心する。
「 これさえ 終えれば、今日は上がり 」 と喜ぶ。
もやもやした不安 が低減し、 集中しやすくなる。
そして、 意識は目標達成に向けて動き出す。
–
–
Uncertainty is difficult for the brain
because it makes it hard to figure out
what to do and what decisions to make.
Mar. 29, 2016
http://time.com/4274201/uncertainty-stress/–
【 参考和訳 】不確実( ≒ あいまい )な状態は、
やるべきこと・決めるべきことが把握できないため、
脳にとって負担が重い。
自分の課題を最低限理解していれば、
書き出すことくらいは、できるはず。
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これが試金石。
■ 四の五の言わずに、紙に書いてみる
■ ごく簡単なメモや殴り書きでOK
■ 自分だけが読めれば充分
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もし、 まともに書き出せないなら、
やるべきことを一から練り直す必要がある。
この場合、 おそらく、
時間管理より も「 前の段階 」で、
既に大きく行き詰まっている。
これを自覚していない。
だからできない。
私もそうだった。
■ やるべきことを書き出す
■ 【 全体像 】を見せてやる
■ 自分の脳を一安心させる
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これが、 時間管理の 「 基本中の基本 」 と考える。
プロセス( 優先順位 など )の決定は、 その後の作業。
–
–
◆ とにかく、
「 思考 」と「 作業 」を 同時にやらない
「 手順 」を決めてから、「 作業 」を開始
迷いつつ作業すると、 脳が混乱
–
◇ 慣れると、 いろいろ同時にできるようになってくる
それまでは、 しっかり切り分ける。
私が同時にできるようになり始めたのは、 40歳代。
心に余裕をもって、 同時進行できるようになったのは、 50歳代。
奮闘のかいなく、 長い間、 からっきしダメだった。
どんなに努めても、 まるで効果が出なかったのである。
つらく、 悔しく、 情けなく、 自己嫌悪と屈辱的な思い出だらけ。
- I just wasn’t able to connect the dots until later in life.
これは、 ” aware ” に記した一文だが、
種種の方面の 「 点と点 」 がつながり始めたのが、
だいぶ遅かった。
それでも、 めげずに試行錯誤し続けたおかげか、
遅ればせながら、 どうにか自信がついてきた。
焦りすぎなかったことも、 役立った気がする。
粘る割には首尾よく進まない具合が、 幾十年も常態化
していたためか、 ついに怒りも焦りも消え去っていた。
こうして晩成する可能性は残る。
諦めずにトライする価値ありと感じる。
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■ 大まかでOK なので、「 手順 」 を決めてしまう
■ 自分で決定した「 流れ 」を、 ざっと書き出してみる–
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ざっくりでよいのだ。
自分専用なんだから。
その通りやってみて、 どうもダメなら、 修正していけばよい。
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ゴム印で楽しく工夫
( シャチハタ 既製品 )
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▲ 幼稚園のご褒美シールみたいに、 ぺたぺた押している。
実行時間の表示だが、 リズムとなり、 気持ちよく愉快。
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◆ 「 ちゃんと書き出して、その通り実行したが、うまくいかない 」
こんなことも、珍しくない。
しかし、 失敗原因は「 時間管理 」にない ことも多い。
例えば、 「 事実誤認 」「 分析不足 」「 戦略ミス 」。
結果的に、 書き出したものが 「 的外れ 」 だったりする。
そもそも、 努力の方向が間違っている。
◆ 原因が別に存在する場合は、
時間管理と 切り離し 、改めて 確認してみよう。
きっちり 分けて、 検討すべきなのに、
「 ごちゃ混ぜ 」 のまま扱ってしまう。
しかも、無意識。
この傾向も、 時間管理が苦手になる最大原因の一つ。
これまた私が陥った落とし穴であった。
◆ 「 書き出す 」 大切さは、 誰でも一度は聞いたことがあるだろう。
基本的な行為であり、 やるべきことを把握していれば、 難しくない。
しかし、 私が長年そうであったように、時間管理が苦手な方の場合、
ずっと前の段階 で問題を抱えているケースが多いと推察する。
それに気づかなければ、 改善は困難。
実にもったいない話だと思う。
–
まず、ざっと書き出してみよう–
【参照】 単語の覚え方