プロ翻訳者の単語帳

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Prioritize

      2021/08/18

優先順位をつける、  優先させる

ビジネスで頻出。

時間管理 に欠かせない考え方。

” prioritize  には、他動詞と自動詞がある。

  • 他動詞 「 優先順位をつける 」 「 優先させる
  • 自動詞 「 優先順位を決める

主に他動詞として使う。

【発音】  praiɔ́(ː)rətàiz
【音節】  pri-or-i-tize  (4音節)


◆  日本のビジネスでも耳にする機会が増えた、名詞の
「プライオリティ」( priority、優先事項 )の動詞版。

【発音】   praiɔ́(ː)rəti
【音節】   pri-or-i-ty   (4音節)

名詞  ” priority ” は、可算・不可算を兼ねる。
原則は、不可算名詞。

ざっくりした「 優先度 」 の意味合いでは、不可算名詞。
具体的な「 優先事項 」となると、可算名詞となる。


◆  ” priority ” の語源は、中世ラテン語「前の、前に」
(prioritas)。

” priority ” の初出は、14世紀。

形容詞・名詞  prior (前の)と同源である。

【発音】   praɪr
【音節】   pri-or   (2音節)


” prior ” は出遅れて、初出が18世紀。


  • “Raising kids is his No.1 priority.”
  • “Raising kids is his first priority.”
  • “Raising kids is his top priority.”
    ( 子育てが彼の最優先事項です。)
  • ” Your safety is our No.1 priority.”
  • ” Your safety is our first priority.”
  • ” Your safety is our top priority.”
    ( 皆様の安全こそ、我々の最優先事項です。)
  • ” My health is my No.1 priority.”
  • ” My health is my first priority.”
  • ” My health is my top priority.”
    ( 健康第一。)

この名詞 ” priority ” に、接尾辞 ” -ize ” がついた動詞が、
” prioritize “。

” -ize ” は、英語で多用される接尾辞のひとつで、
名詞または形容詞について、主に自動詞をつくる。

  • 自動詞 「 ~ になる」
    apologize、  agonize、  crystallize
  • 他動詞 「 ~ にする」
    organize、  civilize、  Americanize

イギリス英語では ” -ise ” とつづることもあるが、
現在では ” -ize ” が席巻しつつある。

動詞 ” prioritize ” の初出は、1966~1967年。

比較的、新しい語である。

名詞 ” priority ” に比べると、頻度・重要度ともに落ちるが、
ビジネスでは大事である。

【発音】   praiɔ́(ː)rəti
【音節】   pri-or-i-ty   (4音節)

似た者同士なので、ペアで覚えてしまおう。

 

◆  名詞 ” prioritization ” も、同時期( ’66~’67 )にできた。

「 優先順位付け 」の意。

動詞 ” prioritize ” に、接尾辞 ” -ation ” をつけたもの。

” -ation ” は、動詞につけて、「 動作・状態・結果 」
を表す名詞を作る。

  •  prioritize(優先順位を付ける)  +  ation  →  prioritization
  •  decorate(装飾する)  +  ation  →  decoration
  •  examine(調査する)+  ation  →  examination

【発音】   praiɔ̀rətəzéiʃən
【音節】   pri-or-i-ti-za-tion   (6音節)

◆  それにしても、発音しにくい ” prioritize “。

【発音】   praiɔ́(ː)rətàiz
【音節】   pri-or-i-tize   (4音節)

さほど長いスペルではない割に、音節が多すぎる。

なんと、” prioritize ” も ” priority ” も、4音節

「音節」( syllable、シラブル )とは、発音の最小単位。

日本語の場合、原則として「 仮名一字が1音節 」。

そのため、音節を意識する機会は乏しい。

→  「音声」「音節」と日英比較は、” integrity ” で詳述

両語とも、音の強弱が激しい印象。

強さアクセントを置くのは、第2音節の  ” o ” 。

おまけに、2つの  ” R ”  入りなので、もう厄介。

” o ” にぐっと力を込め、
「 プラィ リ  タイズ 」  「 プラィ リ ティ 」。

繰り返すが、両方「 4音節 」。

【音節】   pri – or – i – tize   (4音節)   praiɔ́(ː)rətàiz
【音節】   pri – or – i – ty   (4音節)   praiɔ́(ː)rəti


カタカナ発音だと通じない英単語の典型。

一旦身につければ訳ないのだが、
日本語母語話者なら、何度も練習する羽目になるだろう。

私も口がひん曲がる思いをした。

  • “We need to prioritize our projects.”
    (プロジェクトに優先順位をつけなければならない。)
  • “Please prioritize these translations.”
    (これらの翻訳を優先してください。)
  • “I want to prioritize my private life.”
    (私はプライベートを優先させたい。)
  • “I need to prioritize my workload.”
    (自分の仕事に優先順位をつけなければならない。)ない。)
  • “We still prioritize economy over environment.”
    (私たちは今も環境より経済を優先している。)
  • Allegedly, the manager misjudged the priority of the complaint.”
    (マネージャーは、その苦情の優先順位の判断を間違ったらしい。)
  • “I have prioritized my career over my personal life.”
    (私生活より仕事を優先してきた。)

 

 

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