Prioritize
2020/08/19
優先順位をつける、 優先させる
ビジネスで頻出。
時間管理に欠かせない考え方。
“prioritize“ には、他動詞と自動詞がある。
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他動詞 「優先順位をつける」「優先させる」
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自動詞 「優先順位を決める」
主に他動詞として使う。
【発音】 praiɔ́(ː)rətàiz
【音節】 pri-or-i-tize (4音節)
日本のビジネスでも耳にする機会が増えた、
「プライオリティ」(priority、優先事項)の動詞版。
【発音】 praiɔ́(ː)rəti
【音節】 pri-or-i-ty (4音節)
“priority” の語源は、中世ラテン語「前の、前に」
(prioritas)。
形容詞・名詞 “prior“(前の)と同源である。
【発音】 praɪr
【音節】 pri-or (2音節)
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- “Raising kids is my No.1 priority.”
- “Raising kids is my first priority.”
- “Raising kids is my top priority.”
(子育ては私の最優先事項です。)
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この名詞 “priority” に、接尾辞 “-ize” をつけたもの。
“-ize” は、英語で多用される接尾辞のひとつで、
主に自動詞をつくる。
イギリス英語では “-ise” とつづることもあるが、
現在では “-ize” が席巻しつつある。
“prioritize” の初出は、1966年。
比較的、新しい語である。
名詞 “priority” に比べると、頻度・重要度ともに落ちるが、
ビジネスでは大事である。
【発音】 praiɔ́(ː)rəti
【音節】 pri-or-i-ty (4音節)
似た者同士なので、ペアで覚えてしまおう。
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◆ それにしても、発音しにくい “prioritize”。
【発音】 praiɔ́(ː)rətàiz
【音節】 pri-or-i-tize (4音節)
さほど長いスペルではないのに、音節が多すぎる。
なんと、”prioritize” も “priority” も、4音節。
「音節」(syllable、シラブル)とは、発音の最小単位。
日本語の場合、原則として「仮名一字が1音節」。
そのため、音節を意識する機会は乏しい。
両語とも、音の強弱が激しい印象で、
強さアクセントは第2音節の “o”。
おまけに、2つの “R” 入りなので、もう厄介。
“o” にぐっと力を込め、
「プラィオリタイズ」「プラィオリティ」。
繰り返すが、両方「4音節」。
【音節】 pri – or – i – tize (4音節)
【音節】 pri – or – i – ty (4音節)
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カタカナ発音だと通じない英単語の典型。
一旦身につければ訳ないのだが、
日本人なら何度も練習する羽目になるだろう。
私も口がひん曲がる思いをした。
- “We need to prioritize our projects.”
(プロジェクトに優先順位をつけなければならない。)
– - “Please prioritize these translations.”
(これらの翻訳を優先してください。)
– - “I want to prioritize my private life.”
(私はプライベートを優先させたい。)
– - “I need to prioritize my workload.”
(自分の仕事に優先順位をつけなければならない。)ない。)
– - “We still prioritize economy over environment.”
(私たちは今も環境より経済を優先している。)
– - “Allegedly, the manager misjudged the priority of the complaint.”
(マネージャーは、その苦情の優先順位の判断を間違ったらしい。)
ー - “I have prioritized my career over my personal life.”
(私生活より仕事を優先してきた。)
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