サイトアイコン プロ翻訳者の単語帳

In distress

・ Estimated Read Time ( 推定読了時間 ): 3 minutes

苦境にある

日常的に見聞きするが、なぜか日本人学習者には
親しまれない “distress”。

私たちには発音しにくいのが、その一因かもしれない。

【発音】   distrés
【音節】   dis-tress  (2音節)

後半の2音節に強勢(アクセント)を置く。

類義の “suffer” や “pain” に比べ、確かに
重要度も頻出度も落ちる。

◆  重要度と頻出度によるランキング:

suffer  worry  >  pain   distress

  • suffer” ( 自動詞・他動詞 )
    最頻出 かつ 最重要 の英単語

    ■  重要度:最上位 <トップ3000語以内>
    ■  書き言葉頻出度:最上位 <トップ1000語以内>
    ■  話し言葉頻出度:最上位 <トップ1000語以内>

    –  自動詞 「苦しむ」「悩む」
    –  他動詞 「被る」「経験する」
  • worry” ( 名詞・他動詞・自動詞 )
    最重要 だが、文面の 頻出度がやや劣る

    ■  重要度:最上位 <トップ3000語以内>
    ■  書き言葉頻出度:<2001~3000語以内>
    ■  話し言葉頻出度:最上位 <トップ1000語以内>

    –  名詞 「心配(不可算)」「心配の種(可算)」
    –  自動詞 「心配する」「悩む」
    –  他動詞 「心配させる」「悩ませる」
  • pain“(名詞・他動詞・自動詞)

    ■  重要度:最上位 <トップ3000語以内>
    ■  書き言葉頻出度:<2001~3000語以内>
    ■  話し言葉頻出度:<2001~3000語以内>

    –  名詞 「苦痛(不可算)」「局部的な痛み(可算)」
    –  他動詞 「苦しめる」「悩ます」
    –  自動詞 「悼む」    ※  まれ
distress ”  ( 名詞・他動詞・形容詞 )

■  重要度: <3001~6000語以内>     ※  名詞用法
■  書き言葉頻出度:ランク外
■  話し言葉頻出度:ランク外

  名詞 「苦しみ(不可算)」「災難(不可算)」
「苦しみの種(可算)」
–  他動詞 「悩ませる」「苦しめる」
–  形容詞 「救済の」「投売りの」

以上、 ロングマン “LDOCE6” 表記より

最高レベルの “suffer” と比肩できないものの、
“distress” もそれなりに重要であることが分かる。

普段使いの  “distress”  は、ネガティブを貫く

そして、”distress” の日常用法は、不可算名詞中心。

可算名詞・他動詞・形容詞は、めったに出てこない。

出てきたとしても、後述の基本さえを理解しておけば、
容易に推察できる。

つまり、ポイントが明確で、把握しやすいのが特色。

これからご紹介する内容だけで、日常的には十分。

さっと覚えてしまうとよい。

◆  英文解説(ケンブリッジ、CALD4)とイメージでまとめてみた。

distress

1.
a feeling of extreme worry, sadness, or pain.

 

きつすぎる

 

2.
a situation in which you are suffering or are in
great danger and therefore in urgent need of help.

 

Help is on the way

 

【発音】   distrés
【音節】   dis-tress  (2音節)

 

※  下線は引用者


日常的に出てくるのはこの2つで、両方とも不可算名詞

◇  ポイントは下線部

1 「極めて」 →  些細でなく、非常な苦しみ
2 「大きな危険」と「緊急の支援を必要」
→  「遭難」 などの危険な状態

船舶や航空機などの「遭難信号」の英訳は、
distress signal または “distress call“。
※ 後者は、信号の<呼び出し>も含む

これは救助を求めるための国際的な手段であり、
モールス符合の「SOS」が最も有名である。

米海軍の遭難信号例は、次の通り。

【出典】  NAVEDTRA 12968-D Lookout Training Handbook
※  漢字は追加

◆  “distress” の頻出用法をまとめると、

distress

1.  非常な苦しみ
2.  緊急で危険な状態

この2つの意味と  ” in distress ”  及び  be動詞
に続く用法を押さえれば、通常は間に合う。

“in” は、状況の前置詞 「 ~の状態で 」

ここでは不可算名詞なので、無冠詞。

 

◆  具体的にみていこう。

まずは、上掲枠内の2人の台詞から。

下線が 「be動詞」 =  be、am、was、been、will be、is、were、are。

次に、よく使われる文言(太字)を8つ挙げる。

以上の10文が理解できれば、基本は大丈夫であろう。

 

Whoever is  in distress  can call on me.
I will come running wherever they are.

( 苦しんでおられる人は、誰でも私を頼りにしてね。
その人がどこにいても、駆け付けるから。)

Princess Diana ( 1961-1997 )

 

< 注意喚起の事前通知 >

“Plan accordingly”
https://mickeyweb.info/archives/2372
(それを考慮して、行動してください。)

“reminder”
https://mickeyweb.info/archives/3312
(思い出させるための表現)

“Action required”
https://mickeyweb.info/archives/3719
(要行動、対応必須)

“raise awareness”
https://mickeyweb.info/archives/8831
(意識を高める)

“heads-up”
https://mickeyweb.info/archives/9871
(注意喚起の通知)

“wake-up call”
https://mickeyweb.info/archives/6572
(警鐘)

“send a clear signal”
https://mickeyweb.info/archives/12260
(明確なメッセージを送る、警告を送る)

“false alarm”
https://mickeyweb.info/archives/21482
(誤報、いたずら、誤作動)

 

 

 

モバイルバージョンを終了