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Wake-up call

      2020/01/04

警鐘

ニュース・新聞はもちろん、個人の手記など
にも出てくる名詞。

基本的意味は、「目覚まし時計の鳴音」または
ホテルの目覚まし電話サービス「モーニングコール」を指す。

 

しかし、ニュースや手記で使われる場合、目覚まし
でなく、警告や注意喚起を意味する「警鐘」
ほとんど。

  けいしょう【警鐘】

危険の予知、警戒のために鳴らす鐘。
比喩的に、警告の意。

(広辞苑 第六版)

警鐘には、何らかの<衝撃>や<痛み>を伴うのが常。

いきなりガツンとやられ、
無理矢理パッチリ目が覚める。

その覚醒効果は、まさに目覚まし。

だから、”wake-up call“。

“wake-up call”

An experience or event that shocks you
and makes
you realize that you must do
something to change a situation
.

(ロングマン、LDOCE6)

※ 下線は引用者

我が身に苦痛が及ばないと、なかなか変わろうとしない。
上掲の下線に示されている通り、人間とはそういうものだろう。
その時は苦しくても、長期的には好転のきっかけになったりする。

◆ おどろおどろしい「警鐘」「警告
を意味するものの、

「まだ間に合った」「救われた」
という安心感も漂わせる

よって、”wake-up call” の基本イメージは、ポジティブ

◆ “wake-up” は、句動詞 “wake up”(目覚める)に
ハイフンを挟み、形容詞にしたもの。
英語に多い「複合語」
(複合形容詞、compound adjectives)。

【例】 “laid-back“、”so-called“、”unheard-of“、
fill-in”、”self-explanatory“、worst-case”、
long-overdue

◆ “call” は多義で、自動詞・他動詞・名詞があるが、
ここでは、可算名詞「(電話などの)呼び出し」。

複合形容詞 “wake-up” を加えた “wake-up call” は、
普通名詞なので、冠詞は “a”。
「警鐘」の用途では、単数が通例。

「~に対する(警鐘)」は、前置詞 “for” または “to” 。

「警鐘を鳴らす」は、”sound a wake-up call”
や “send a wake-up call” など様々な言い方がある。
だが日常的には、be動詞 “was” の直後の方が一般的。

 

◆ 禍福は事後に判明することが多いため、
過去形が多い

“That failure was a wake-up call to me.”
(あの失敗は、私にとっての警鐘になりました。)

“The incident served as a wake-up call for my career.”
(その出来事は、自分のキャリアへの警鐘となった。)

“I think she needs a wake-up call before it’s too late.”
(手遅れになる前に、彼女に警鐘を鳴らす必要があると思う。)

“His absence was a wake-up call for the teacher. ”
(彼の欠席はその先生に対する警鐘であった。)

“The earthquake was a huge wake-up call for my life.”
(あの地震は、私の人生における大きな警鐘となりました。)

“I got a wake-up call when he quit his job.”
(彼の退職をきっかけに、私は目覚めたのです。)

“Her death was a wake-up call.”
(彼女の死は警鐘であった。)

“His downfall was a wake-up call to her.”
(彼の失脚は、彼女にとって警鐘となった。)

 

< 注意喚起の事前通知 >

 

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