プロ翻訳者の単語帳

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Plan accordingly

      2019/02/09

それを考慮して、行動してください。

事務連絡の文書やメールの2語のビジネス慣用句。
状況説明の末尾によく顔を出す。
日本の辞書ではめったに見かけない。

副詞 “accordingly” は、
動詞の後に使う場合(それに応じて)と
接続詞として用いる場合(したがって)がある。

どちらの “accordingly” も、前の文章の内容に対応。
ここでは、動詞 “plan”(計画する)の直後なので、
前者の用法。

「こっちはこんな状況だから、
そっちもそれを念頭に行動して」

 事前注意を促す趣旨

◆ ここでの “plan” は、「計画する」に限定されず、
 相手側の(その後の)行動全般  を指している。

よって、”Schedule work accordingly
などと換言できる。

◆ 本来であれば、”plan” と “accordingly” の間に、
具体的な行動が入るはず。

【例】
・ “Plan your travel accordingly. ”
・ “Plan to travel accordingly.”
(それを考慮して、出張してください。)

しかし、”Plan accordingly.” では省略される。

先に述べたとおり、この2語で行動全般をカバーするから。

そのため、相手の事情を個別具体的に考慮する必要がない。

大抵そのまま起用できる文言。
ビジネス慣用句なので、すこぶる便利である。

◆ こちら側の都合の結果として、
相手を制約する趣旨で使われることが多い。

そのため、”Please plan accordingly.”
と3語で丁寧に表現されるのが通例である。

  • “We will be on a business trip tomorrow.
    Please plan accordingly.”
    (我々は明日に出張となりますので、
    ご協力をお願いいたします。)
  • “The office will be closed next week,
    so plan accordingly.”
    (来週、当事務所は休みとなりますので、
    ご注意ください。)
  • “This offer is for a limited time only.
    Please plan accordingly.”
    (このサービスは期間限定ですので、
    ご了承ください。)

◆ テンプレート的な英文は楽ちんだが、
日本のビジネスに適した和訳は難しい。

お願いする立場である以上、例えば上記のように
工夫(意訳)して訳さないと反発を食らう。

< 注意喚起の事前通知 >

 

 

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