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My prayers are with -

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~ のために心からお祈りいたします。

不幸・災害の被害者や関係者に向けた、 思いやりの言葉。

相手の苦しみを慮り
安心を切に願う祈り

人道的見地に基づく祈願
宗教的な意味合いは少ない


宗旨宗派は問わない 
のが一般的な認識。

それゆえに、 当事者の国籍やメディアの別なく、
年がら年中見聞きする。


◆  ” prayer ” は名詞のみ。

「 祈り 」のこと。

語源は、ラテン語 「 懇願する 」( precāria )。

【発音】   prέər
【音節】   pray-er  (2音節)

可算名詞と不可算名詞を兼ねる。

表題では 可算名詞で、 複数形prayers  が通例。

ダッシュ部( ~ )には、祈りを捧げる対象者( 目的格
を入れる。

■  本人死亡の際は、 遺族や関係者が「 祈り 」の対象

 —→  死亡者に対し、 この表現で祈ることはまれ


◇  使用場面は、 日本人が多用するこちらに重なる印象。

ご親族の皆様へ謹んでお悔やみ申しあげます。

よって、 直訳は「 私の祈りは ~ とともにあります 」。

転じて、「 ~ のためにお祈りいたします 」。

■  身内を亡くした家族に対してよく使われる

■ 
闘病中の本人に向けられる場合もある


All my thoughts and prayers are with the
Princess of Wales as she starts her treatment.

https://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/sarah-ferguson-breaks-silence-on-kate-middletons-cancer-battle
2024年3月25日付

※  2024年4月7日 アクセス


シンプルで無難な決まり表現なので、 ぜひ覚えておきたい。

 

◆  「 宗教的な意味合いは少ない 」と先述した一方で、 イデオロギー
政治的なスタンスから、” prayers ”  の起用を避ける考え方もある。


リベラルは「お祈り」が大嫌い?

1回目に取り上げる禁句は  ―  prayer ( お祈り ) です。

( 中略 )

“ リベラル派 ”はこのような一言に対して露骨な嫌悪感を示しています。

( 中略 )

彼らがこの言葉を嫌う最大の理由は、 “ リベラル派 ” がキリスト教に
対して激しい敵意を抱いているからです。

言ってはいけない!  現代アメリカのタブーな英語 (西森 マリー)
第1回 prayer (お祈り)

http://www.kenkyusha.co.jp/uploads/lingua/prt/18/gendai1804.html
日付不明  ( リンク切れ )

※  2020年10月9日アクセス


しかし、上記記事でも触れているように、言葉遣いに相当の配慮
を要する立場の方々( 米大統領含む )でも、 普通に用いる単語。

中級の英語学習者が「 禁句 」扱いする必要まではないと私は考える。

 

【類似表現】

 

【「死」関連表現 】

 

 

 

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